国枝栄厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

国枝栄厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

国枝栄厩舎は、東京競馬場と芝の長距離で好成績を残している美浦の厩舎です。JRA10場・平地の実測データで条件ごとの成績を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

出走勝率複勝率単勝回収率平均人気
201630310.9%28.1%90.8%5.9
201732414.5%34.3%95.9%5.8
201833613.4%34.8%98.4%5.2
201927215.8%37.1%66.4%5.0
202030014.7%34.3%67.5%5.1
202131115.1%38.6%85.2%4.3
202228913.1%33.6%65.7%4.9
202327513.5%31.6%78.2%5.2
202428510.2%28.4%48.8%5.6
20252839.2%25.8%57.0%5.9
2026547.4%16.7%35.6%7.1

※2026年は8月9日までの集計です。

出走馬の平均人気は5番人気前後と高い支持を集める厩舎です。勝率や複勝率も高い水準ですが、人気を集めているぶん、その数字だけでは条件ごとの評価がしにくくなります。そこで、以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半と後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、出走が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

レース間隔でみる仕上げ

レース間隔|前半(2016〜2020年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走14112.1%30.5%35.0%−10.0%
連闘〜中2週15715.3%33.8%75.5%+0.4%
中3〜中8週66513.2%35.0%64.4%+1.1%
休み明け
(約2〜6か月)
44515.5%33.5%122.2%+4.2%
休み明け
(半年以上)
5616.1%35.7%86.4%+7.7%
レース間隔|後半(2021〜2026年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走11520.9%44.3%67.8%−1.6%
連闘〜中2週1319.9%29.8%47.0%−3.9%
中3〜中8週62711.3%30.0%71.7%−2.2%
休み明け
(約2〜6か月)
53711.9%31.1%65.9%−0.3%
休み明け
(半年以上)
6810.3%29.4%49.4%+3.9%

半年以上あけた出走は、前半・後半とも人気以上の成績です。長期休養明けでも成績を落としていません。

一方、デビュー戦は複勝率そのものは高いものの、両期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

※レース間隔は前走からの日数です。地方交流・海外・障害も前走として数えますが、出走取消・発走除外で実際には走らなかった出走は数えていません。集計の始まりより前にデビューした馬は、それ以前の出走歴が分からないため対象外で、この90走はこの表に含みません。

休み明け初戦とその次走

休み明けとその次走|前半(2016〜2020年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
50115.6%33.7%118.2%+4.6%
その次走
(叩き2戦目)
29310.6%32.4%44.4%+1.3%
休み明けとその次走|後半(2021〜2026年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
60511.7%30.9%64.0%+0.1%
その次走
(叩き2戦目)
3249.3%28.7%61.1%−2.4%

休み明け初戦は前半・後半とも人気以上の成績です。休み明けを理由に評価を下げる必要はありません。

その後2か月以内の次走は期間によって評価が変わり、初戦ほど安定していません。

※「休み明け初戦」は前走から2か月以上あけて使ってきた出走、「その次走」はその初戦のあと2か月以内に続けて使われた出走です。それぞれを別々に集計したもので、同じ馬どうしを1対1で突き合わせた数字ではありません。※どちらにも当たらない1,309走はこの表に含みません。

距離でみる成績

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m13411.9%21.6%80.8%−5.9%
芝 1401〜1800m57715.4%39.3%102.7%+3.6%
芝 1801〜2200m31414.6%38.2%64.4%+3.4%
芝 2201m〜11717.9%38.5%121.5%+1.7%
ダート 〜1400m8510.6%22.4%60.5%−6.8%
ダート 1401〜1800m2749.1%24.1%59.1%−4.8%
ダート 1801〜2200m2416.7%29.2%151.7%+6.3%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m8410.7%31.0%43.9%−5.1%
芝 1401〜1800m55213.9%36.4%65.4%−0.5%
芝 1801〜2200m36711.4%28.1%81.4%−2.4%
芝 2201m〜16013.8%35.0%81.2%+1.0%
ダート 〜1400m9613.5%31.2%69.0%−2.3%
ダート 1401〜1800m2087.7%22.1%41.3%−6.7%
ダート 1801〜2200m287.1%14.3%40.4%−9.8%

芝の2201m以上は、前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

一方、芝の1400m以下とダートの1400m以下・1401〜1800mは、どちらの期間でも人気以下の成績です。特にダートの中短距離では苦戦しています。

競馬場でみる成績

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌6811.8%29.4%28.8%−1.7%
函館4017.5%30.0%133.0%−3.6%
福島14911.4%26.2%80.1%−2.6%
新潟15012.7%31.3%80.4%−0.2%
東京54515.0%36.5%84.9%+1.7%
中山46714.3%35.8%101.0%+2.9%
中京378.1%18.9%34.6%−8.5%
京都4112.2%29.3%38.0%−0.6%
阪神277.4%33.3%21.1%+1.3%
小倉1118.2%45.5%169.1%+5.4%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌8810.2%31.8%54.5%+2.1%
函館427.1%23.8%57.1%−6.0%
福島1158.7%28.7%47.9%−1.0%
新潟14212.0%27.5%45.1%−6.1%
東京53114.9%37.7%86.9%+1.6%
中山39212.5%29.6%64.4%−3.6%
中京613.3%13.1%14.1%−12.8%
京都372.7%21.6%18.9%+2.0%
阪神4411.4%29.5%65.0%−3.2%
小倉4513.3%26.7%90.0%−2.4%

東京が最も安定した得意場で、出走数が最も多く、前半・後半とも人気以上の成績です。

函館・福島・新潟・中京は両期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

馬場状態でみる成績

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良92115.3%38.9%93.6%+4.3%
芝 稍重15114.6%29.1%83.6%−3.8%
芝 道悪7012.9%27.1%81.9%−5.3%
ダート 良25810.9%26.0%69.1%−3.2%
ダート 稍重819.9%19.8%30.1%−9.6%
ダート 道悪547.4%24.1%95.9%−2.7%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良94913.7%34.4%74.5%−0.1%
芝 稍重1569.6%27.6%53.3%−4.9%
芝 道悪588.6%29.3%61.7%−2.0%
ダート 良2178.8%22.6%48.0%−6.1%
ダート 稍重5910.2%30.5%52.0%−2.1%
ダート 道悪5810.3%24.1%49.1%−6.5%

芝では良馬場が最も安定しています。道悪と稍重は前半・後半とも人気以下の成績です。

ダートは良・稍重・道悪のすべてで両期間とも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

クラスでみる成績

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬12011.7%31.7%32.9%−11.5%
芝 未勝利25020.8%42.4%151.1%+6.8%
芝 1勝クラス26816.8%37.7%95.1%+2.6%
芝 2勝クラス15213.2%32.2%50.6%−2.9%
芝 3勝クラス11412.3%47.4%104.6%+13.8%
芝 オープン特別・
リステッド
9212.0%25.0%108.2%−1.1%
芝 重賞14611.0%34.2%53.2%+6.9%
ダート 新馬2114.3%23.8%46.7%−6.4%
ダート 未勝利1588.9%19.6%54.8%−8.1%
ダート 1勝クラス11911.8%29.4%52.8%−0.6%
ダート 2勝クラス3420.6%32.4%192.4%−2.2%
ダート 3勝クラス460.0%19.6%0.0%−6.0%
ダート オープン特別・
リステッド
128.3%33.3%50.0%+6.2%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬10221.6%45.1%65.7%−3.1%
芝 未勝利24214.0%33.9%67.2%−3.0%
芝 1勝クラス30212.3%36.4%67.1%+1.3%
芝 2勝クラス13617.6%41.9%102.5%+3.6%
芝 3勝クラス1219.1%27.3%65.3%−0.6%
芝 オープン特別・
リステッド
719.9%22.5%46.5%−1.6%
芝 重賞1897.9%22.2%75.4%−3.4%
ダート 新馬1315.4%38.5%84.6%+2.0%
ダート 未勝利1269.5%21.4%29.1%−11.2%
ダート 1勝クラス8313.3%28.9%87.6%−3.1%
ダート 2勝クラス633.2%23.8%8.9%+1.3%
ダート 3勝クラス2213.6%27.3%125.9%−3.5%
ダート オープン特別・
リステッド
195.3%15.8%51.1%−6.6%

芝の1勝クラスが、前半・後半とも人気以上の成績です。

一方、芝の新馬とダートの未勝利・1勝・3勝クラスは両期間で人気以下です。特に新馬戦は複勝率そのものが高くても、人気を考えると評価を下げたい条件です。

人気帯でみる成績

人気|前半(2016〜2020年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気28838.9%70.1%85.0%+5.8%
2番人気20615.0%46.6%61.4%−4.7%
3番人気15312.4%42.5%74.1%+0.8%
4〜5番人気24211.2%29.8%108.3%−0.1%
6〜9番人気3754.8%15.7%98.1%−0.1%
10番人気以下2711.8%8.5%68.3%+3.3%
人気|後半(2021〜2026年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気24736.4%64.0%81.4%−1.1%
2番人気20818.8%49.5%75.7%−2.7%
3番人気15710.8%37.6%65.3%−4.1%
4〜5番人気2905.5%25.5%51.2%−5.0%
6〜9番人気3664.6%15.8%87.1%−0.2%
10番人気以下2290.9%6.6%26.7%+1.5%

人気帯による明確な傾向はありません。一部の人気帯で前半・後半とも同じ方向の成績はありますが、上位人気・中位人気・人気薄というまとまりでは一貫していません。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えたのは3条件でした。片方の期間だけで超えたものは追わず、この3条件について、前後半に分けても残るか、高配当を除いても残るかの2点を確かめます。

条件出走単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス ダート 重賞11218.2%800.0%
(3出走)
0.0%
(8出走)
0.0%0.0%0.0〜654.5%
クラス 芝 未勝利492109.8%151.1%
(250出走)
67.2%
(242出走)
98.7%75.0%74.4〜152.8%
競馬場 小倉56105.5%169.1%
(11出走)
90.0%
(45出走)
76.7%9.6%25.7〜207.9%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の出走をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた3条件は、いずれも前半か後半のどちらかが100%を下回っています。

芝の未勝利は最高配当1件を除外して98.7%まで残りますが、100%には届きません。小倉とダート重賞は出走数が少なく、高配当を除くと大きく下がります。

まとめ

  • 東京を得意としており、前半・後半とも人気以上の成績です。 出走数も最も多く、中心となる条件です。
  • 芝の2201m以上でも安定しています。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 休み明け初戦から好走しており、長期休養明けでも成績を落としていません。 前半・後半のどちらでも人気以上に走っています。
  • ダートは距離・馬場ともに人気以下の成績が目立ちます。 前半・後半とも人気以下の成績です。
  • デビュー戦は複勝率そのものが高くても、人気を考えると評価を下げたい条件です。 期間を分けても人気以下の成績でした。
  • 人気帯による明確な傾向はありません。 一部の人気帯で前半・後半とも同じ方向の成績はありますが、上位人気・中位人気・人気薄というまとまりでは一貫していません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、国枝栄厩舎の延べ3,032走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。