栗田徹厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

栗田徹厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

栗田徹厩舎は、ダートの新馬戦を得意としている厩舎です。JRA10場・平地の実測データで、そのほかに得意な条件や苦手な条件があるのかを見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

出走勝率複勝率単勝回収率平均人気
20162718.1%26.9%65.5%6.9
20172556.3%22.0%41.1%7.2
201825910.4%28.2%55.0%6.3
201924212.0%33.1%60.7%5.7
202023910.5%24.7%97.3%6.3
202125310.3%26.5%76.6%6.4
20222827.8%28.0%45.1%5.7
20232857.0%23.2%30.3%6.3
20243368.0%26.8%56.7%6.4
20253128.3%27.6%37.6%6.2
20262159.3%29.3%56.7%6.1

※2026年は8月9日までの集計です。

出走馬の平均人気は6〜7番人気前後で、集計期間を通して大きくは変わっていません。年ごとの勝率や複勝率だけでは、どの条件で人気以上に走らせているかまでは分からないため、以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半と後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、出走が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

レース間隔でみる仕上げ

レース間隔|前半(2016〜2020年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1267.9%32.5%53.5%−0.3%
連闘〜中2週30810.1%30.8%45.7%−0.2%
中3〜中8週4119.7%26.0%52.0%−0.7%
休み明け
(約2〜6か月)
32910.6%24.0%109.1%−0.1%
休み明け
(半年以上)
345.9%26.5%33.8%+8.3%
レース間隔|後半(2021〜2026年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1589.5%38.6%39.6%+3.2%
連闘〜中2週3619.1%28.8%42.7%−1.4%
中3〜中8週6279.7%26.8%51.2%−1.1%
休み明け
(約2〜6か月)
4626.3%23.6%58.7%−2.2%
休み明け
(半年以上)
412.4%12.2%9.0%−8.0%

レース間隔による明確な好走傾向はありません。中3〜8週や連闘〜中2週、約2〜6か月あけた出走は、両期間ともほぼ人気通りからやや人気以下の成績です。

初出走は近年数字を伸ばしていますが、前半から続く強みではありません。

※レース間隔は前走からの日数です。地方交流・海外・障害も前走として数えますが、出走取消・発走除外で実際には走らなかった出走は数えていません。集計の始まりより前にデビューした馬は、それ以前の出走歴が分からないため対象外で、この92走はこの表に含みません。

休み明け初戦とその次走

休み明けとその次走|前半(2016〜2020年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
36310.2%24.2%102.1%+0.7%
その次走
(叩き2戦目)
2297.4%22.7%32.5%−3.8%
休み明けとその次走|後半(2021〜2026年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
5036.0%22.7%54.6%−2.6%
その次走
(叩き2戦目)
3109.0%26.5%63.4%−0.2%

休み明け初戦とその次走に、安定した強みは出ていません。その次走は前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を下回っており、1戦使えば成績が上がるという傾向ではありません。

※「休み明け初戦」は前走から2か月以上あけて使ってきた出走、「その次走」はその初戦のあと2か月以内に続けて使われた出走です。それぞれを別々に集計したもので、同じ馬どうしを1対1で突き合わせた数字ではありません。※どちらにも当たらない1,544走はこの表に含みません。

距離でみる成績

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2229.0%26.6%83.2%−0.1%
芝 1401〜1800m24710.9%29.1%50.2%+0.7%
芝 1801〜2200m894.5%18.0%88.8%−4.0%
芝 2201m〜219.5%38.1%25.7%+3.3%
ダート 〜1400m33110.6%27.8%71.7%+0.6%
ダート 1401〜1800m3199.4%26.6%53.3%+0.3%
ダート 1801〜2200m254.0%28.0%14.0%+0.8%
ダート 2201m〜120.0%16.7%0.0%−8.6%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2365.5%19.9%23.0%−4.4%
芝 1401〜1800m3266.7%27.6%30.7%−1.0%
芝 1801〜2200m2106.7%29.5%32.5%+0.8%
芝 2201m〜6520.0%29.2%226.9%+0.2%
ダート 〜1400m2918.2%23.7%40.2%−2.8%
ダート 1401〜1800m50110.4%31.3%55.8%0.0%
ダート 1801〜2200m486.2%14.6%146.2%−2.5%

距離では、はっきりした得意条件はありません。出走の中心となるダートの1401〜1800mは、同人気帯の複勝率の平均に近い水準です。

芝の1400m以下は前半・後半とも人気以下の成績で、近年は下回る幅も大きくなっています。

競馬場でみる成績

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌498.2%22.4%39.2%−5.5%
函館666.1%24.2%63.5%−2.7%
福島11411.4%26.3%59.9%−1.6%
新潟1888.5%25.5%73.7%−0.2%
東京35011.4%30.6%56.1%+2.4%
中山3509.4%26.9%80.6%−0.9%
中京8010.0%25.0%64.5%+1.1%
京都140.0%21.4%0.0%−0.9%
阪神170.0%17.6%0.0%+1.6%
小倉382.6%23.7%15.5%+2.7%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌8711.5%27.6%50.0%−1.0%
函館946.4%25.5%28.8%−2.9%
福島15811.4%27.8%76.6%+1.5%
新潟2085.3%26.4%25.0%+0.2%
東京4646.5%26.5%45.9%−3.2%
中山47111.3%30.1%59.2%−0.2%
中京745.4%24.3%26.8%0.0%
京都378.1%18.9%70.5%+0.1%
阪神3318.2%18.2%168.5%−2.6%
小倉570.0%14.0%0.0%−4.6%

競馬場別でも、前半・後半を通して明確に得意といえる競馬場はありません。出走の多い中山や新潟は、おおむね同人気帯の複勝率の平均に近い成績です。

札幌と函館は両期間で人気以下の成績です。

馬場状態でみる成績

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良4578.3%26.9%71.0%+0.1%
芝 稍重8510.6%25.9%46.0%−2.1%
芝 道悪3716.2%27.0%80.0%−1.9%
ダート 良4288.9%27.1%58.1%−0.3%
ダート 稍重13814.5%31.2%89.5%+4.2%
ダート 道悪1216.6%22.3%32.1%−2.2%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良6247.5%26.1%46.8%−2.0%
芝 稍重1596.3%26.4%19.3%+0.2%
芝 道悪549.3%24.1%87.4%+0.7%
ダート 良54810.2%29.0%66.6%+0.4%
ダート 稍重1596.3%20.8%29.2%−8.6%
ダート 道悪1399.4%29.5%39.6%+1.4%

馬場状態ごとの成績は、前半と後半で評価が変わる区分が多く、安定した得意条件はありません。出走が最も多いダートの良馬場は、ほぼ人気通りの成績です。

クラスでみる成績

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬816.2%30.9%25.2%−3.6%
芝 未勝利20510.7%30.2%46.4%+2.4%
芝 1勝クラス13411.2%28.4%101.3%+1.2%
芝 2勝クラス6911.6%24.6%80.6%−1.1%
芝 3勝クラス392.6%12.8%179.5%−9.2%
芝 オープン特別・
リステッド
214.8%14.3%26.7%−4.6%
芝 重賞303.3%16.7%35.0%−5.1%
ダート 新馬4511.1%35.6%104.4%+5.2%
ダート 未勝利24011.2%27.9%62.4%−2.3%
ダート 1勝クラス2577.4%22.6%56.5%−1.1%
ダート 2勝クラス1038.7%28.2%36.5%+3.4%
ダート 3勝クラス2611.5%46.2%61.5%+14.5%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1128.9%33.0%28.5%−3.3%
芝 未勝利3507.4%25.7%51.7%−1.1%
芝 1勝クラス1697.7%18.3%41.1%−5.4%
芝 2勝クラス1024.9%28.4%39.5%+2.5%
芝 3勝クラス306.7%26.7%28.7%+0.3%
芝 オープン特別・
リステッド
220.0%27.3%0.0%−3.1%
芝 重賞5211.5%32.7%75.0%+4.9%
ダート 新馬4610.9%52.2%66.5%+18.7%
ダート 未勝利32610.1%30.1%37.3%−4.3%
ダート 1勝クラス22312.1%26.0%95.8%−0.7%
ダート 2勝クラス1564.5%23.7%16.2%+0.6%
ダート 3勝クラス3215.6%25.0%134.4%−0.7%
ダート オープン特別・
リステッド
472.1%14.9%19.6%−8.4%
ダート 重賞166.2%6.2%146.9%−14.4%

クラス別で最もはっきりした強みはダートの新馬です。前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回っており、特に後半に強さが出ています。

一方、芝の新馬は両期間で人気以下の成績です。同じ新馬戦でも、芝とダートで評価が分かれます。ダートの2勝クラスも両期間で人気以上ですが、ダート新馬ほど大きな差ではありません。

人気帯でみる成績

人気|前半(2016〜2020年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気14337.8%68.5%90.3%+4.2%
2番人気12613.5%41.3%58.1%−10.1%
3番人気13512.6%43.0%77.9%+1.2%
4〜5番人気1929.4%30.2%83.6%+0.7%
6〜9番人気3483.2%17.8%55.9%+2.0%
10番人気以下3220.6%4.0%43.9%−0.9%
人気|後半(2021〜2026年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気18532.4%66.5%73.9%+1.4%
2番人気18020.0%50.0%77.9%−2.3%
3番人気1708.2%36.5%45.2%−5.2%
4〜5番人気3026.3%27.2%61.8%−3.6%
6〜9番人気4841.9%15.5%33.4%−0.5%
10番人気以下3620.8%5.2%37.3%+0.4%

人気帯による明確な傾向はありません。1番人気と2番人気で成績がそろわず、「上位人気ほど好走する」といった一貫した傾向はありません。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えたのは6条件でした。片方の期間だけで超えたものは追わず、この6条件について、前後半に分けても残るか、高配当を除いても残るかの2点を確かめます。

条件出走単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
距離 芝 2201m〜86177.8%25.7%
(21出走)
226.9%
(65出走)
98.5%41.6%49.7〜379.0%
クラス ダート 重賞23130.4%92.9%
(7出走)
146.9%
(16出走)
29.5%0.0%0.0〜363.0%
クラス 芝 3勝クラス69113.9%179.5%
(39出走)
28.7%
(30出走)
12.6%0.0%0.0〜327.0%
競馬場 阪神50111.2%0.0%
(17出走)
168.5%
(33出走)
65.5%9.3%25.2〜230.4%
クラス ダート 3勝クラス58101.7%61.5%
(26出走)
134.4%
(32出走)
79.6%21.1%34.8〜183.1%
距離 ダート 1801〜2200m73101.0%14.0%
(25出走)
146.2%
(48出走)
50.3%0.0%4.8〜237.1%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の出走をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた6条件のなかで、最も数字が残ったのは芝の2201m以上です。ただし、最高配当1件を除外すると98.5%となり、100%を下回ります。

ダートの1801〜2200mや芝の3勝クラスは前半と後半で回収率が大きく異なり、ほかの条件も期間分割か高配当の除外で100%を下回りました。

まとめ

  • ダートの新馬が最もはっきりした強みです。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 同じ新馬でも芝では人気以下の成績で、ダートとは評価が分かれます。 ダートの2勝クラスも前半・後半とも人気以上ですが、ダート新馬ほど大きな差ではありません。
  • レース間隔による明確な好走傾向はありません。 馬場状態も期間によって評価が変わっています。
  • 距離の中心はダートの1401〜1800mですが、成績はおおむね人気通りです。 芝の1400m以下は前半・後半とも人気以下の成績で、近年は下回る幅も大きくなっています。
  • 札幌と函館では、前半・後半とも人気以下の成績です。
  • 人気帯による明確な傾向はありません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、栗田徹厩舎の延べ2,949走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。