武藤善則厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

武藤善則厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

武藤善則厩舎は、函館・小倉で好成績を残している美浦の厩舎です。JRA10場・平地の実測データで条件ごとの成績を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

出走勝率複勝率単勝回収率平均人気
20162365.5%18.6%53.4%7.9
20172504.0%12.0%47.0%9.2
20182795.7%19.7%62.8%7.9
20192626.5%20.2%90.0%8.1
20202856.0%22.8%46.2%7.7
20213027.3%21.2%58.9%7.9
20222848.1%21.8%65.1%7.6
20232524.4%14.3%31.8%8.6
20242704.8%18.9%25.9%8.4
20252615.4%18.4%37.9%9.0
20261376.6%16.8%57.1%9.2

※2026年は8月9日までの集計です。

出走馬の平均人気は8番人気前後で、人気薄の馬を送り出す機会が多い厩舎です。勝率や複勝率そのものだけでは条件ごとの評価がしにくいため、以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半と後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、出走が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

レース間隔でみる仕上げ

レース間隔|前半(2016〜2020年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1224.9%17.2%217.8%−1.6%
連闘〜中2週3847.0%21.4%37.9%−0.6%
中3〜中8週5244.8%18.1%40.8%−0.7%
休み明け
(約2〜6か月)
2236.3%17.9%67.8%−0.6%
休み明け
(半年以上)
185.6%16.7%55.0%+2.2%
レース間隔|後半(2021〜2026年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1321.5%10.6%19.0%−5.0%
連闘〜中2週3848.3%23.4%62.7%+2.0%
中3〜中8週6366.6%20.4%52.7%+1.1%
休み明け
(約2〜6か月)
3074.9%15.6%27.3%−1.3%
休み明け
(半年以上)
342.9%5.9%15.3%−7.6%

レース間隔では、近年になって連闘〜中2週と中3〜8週の成績が改善していますが、前半から続く傾向ではありません。

約2〜6か月あけた出走と初出走は、前半・後半とも人気以下の成績です。

※レース間隔は前走からの日数です。地方交流・海外・障害も前走として数えますが、出走取消・発走除外で実際には走らなかった出走は数えていません。集計の始まりより前にデビューした馬は、それ以前の出走歴が分からないため対象外で、この54走はこの表に含みません。

休み明け初戦とその次走

休み明けとその次走|前半(2016〜2020年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
2416.2%17.8%66.8%−0.3%
その次走
(叩き2戦目)
1674.2%17.4%22.6%−0.4%
休み明けとその次走|後半(2021〜2026年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
3414.7%14.7%26.1%−1.9%
その次走
(叩き2戦目)
2235.8%16.1%79.4%−2.4%

休み明け初戦とその後2か月以内の次走は、どちらも前半・後半で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

1戦使った後に成績が上がるという傾向もありません。

※「休み明け初戦」は前走から2か月以上あけて使ってきた出走、「その次走」はその初戦のあと2か月以内に続けて使われた出走です。それぞれを別々に集計したもので、同じ馬どうしを1対1で突き合わせた数字ではありません。※どちらにも当たらない1,846走はこの表に含みません。

距離でみる成績

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2704.1%16.3%29.8%−3.7%
芝 1401〜1800m2193.2%15.5%56.1%−1.4%
芝 1801〜2200m997.1%19.2%116.3%+0.4%
芝 2201m〜539.4%28.3%40.4%+1.7%
ダート 〜1400m3975.8%19.1%66.4%+0.4%
ダート 1401〜1800m2457.3%22.4%68.6%+2.7%
ダート 1801〜2200m180.0%5.6%0.0%−13.1%
ダート 2201m〜1118.2%27.3%136.4%+7.1%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2345.6%17.1%50.9%+0.9%
芝 1401〜1800m1973.6%13.2%32.5%−0.6%
芝 1801〜2200m1389.4%17.4%65.6%+1.1%
芝 2201m〜531.9%30.2%12.3%+5.6%
ダート 〜1400m5546.9%20.8%48.8%+0.3%
ダート 1401〜1800m2946.1%18.7%40.0%−1.1%
ダート 1801〜2200m234.3%26.1%28.3%+0.5%
ダート 2201m〜137.7%15.4%119.2%−4.8%

芝の1801m以上とダートの1400m以下で、前半・後半とも人気以上の成績です。

芝では中長距離、ダートでは短距離を得意とする形になっています。

競馬場でみる成績

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌5012.0%36.0%66.0%+8.7%
函館6415.6%26.6%121.4%+3.5%
福島1705.3%20.6%65.7%−0.3%
新潟2112.8%17.5%60.5%−2.0%
東京2965.4%17.2%98.0%−2.5%
中山3564.8%17.7%25.1%+0.1%
中京611.6%14.8%29.5%+0.2%
京都250.0%4.0%0.0%−8.8%
阪神137.7%15.4%60.8%+4.7%
小倉6610.6%21.2%47.3%+3.6%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌634.8%23.8%16.7%−1.3%
函館657.7%30.8%126.8%+6.9%
福島1785.6%20.2%33.0%+2.1%
新潟2106.7%19.5%53.2%+1.0%
東京3404.4%16.5%24.4%−1.2%
中山4537.5%17.9%58.4%−0.4%
中京585.2%12.1%31.2%−4.6%
京都244.2%8.3%42.5%−2.0%
阪神362.8%16.7%41.1%−1.6%
小倉797.6%25.3%45.8%+4.7%

函館と小倉が安定した得意場で、前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

出走の多い東京は両期間で人気以下の成績です。中山はおおむね人気通りです。

馬場状態でみる成績

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良5004.8%17.4%43.3%−2.2%
芝 稍重882.3%18.2%20.7%−0.8%
芝 道悪537.5%17.0%197.7%−1.7%
ダート 良3885.2%19.3%31.1%+1.1%
ダート 稍重1557.7%19.4%67.2%−0.8%
ダート 道悪1288.6%23.4%173.3%+2.8%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良4994.8%16.0%35.1%+0.4%
芝 稍重848.3%21.4%71.4%+3.1%
芝 道悪397.7%20.5%114.6%+3.2%
ダート 良5536.1%20.1%39.5%−0.4%
ダート 稍重2075.8%18.8%30.8%−1.2%
ダート 道悪1249.7%22.6%103.0%+1.8%

ダートの道悪が、馬場状態で唯一、前半・後半とも人気以上の成績です。

ダートの稍重は両期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。芝は近年改善した区分がありますが、前半から続く強みではありません。

クラスでみる成績

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬803.8%12.5%194.0%−5.2%
芝 未勝利2593.5%21.2%11.7%+0.8%
芝 1勝クラス1386.5%15.9%52.2%−2.3%
芝 2勝クラス1034.9%14.6%53.3%−4.2%
芝 3勝クラス2213.6%13.6%99.5%−4.0%
芝 オープン特別・
リステッド
195.3%26.3%27.4%−6.7%
芝 重賞200.0%10.0%0.0%−2.9%
ダート 新馬427.1%26.2%263.1%+5.8%
ダート 未勝利3125.8%19.6%34.1%−1.0%
ダート 1勝クラス2438.6%23.5%90.7%+5.0%
ダート 2勝クラス521.9%5.8%17.7%−6.8%
ダート オープン特別・
リステッド
120.0%8.3%0.0%−8.2%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬782.6%9.0%32.2%−6.0%
芝 未勝利2036.9%21.2%55.2%+5.8%
芝 1勝クラス1543.9%13.0%28.3%−1.9%
芝 2勝クラス797.6%24.1%72.8%+2.6%
芝 3勝クラス365.6%22.2%29.2%+3.4%
芝 オープン特別・
リステッド
345.9%14.7%27.4%−1.5%
芝 重賞385.3%10.5%57.6%−3.4%
ダート 新馬540.0%13.0%0.0%−3.5%
ダート 未勝利3817.3%21.3%56.4%−0.3%
ダート 1勝クラス2836.7%20.1%45.1%−0.1%
ダート 2勝クラス1124.5%19.6%11.5%+0.6%
ダート 3勝クラス2213.6%22.7%77.3%−2.5%
ダート オープン特別・
リステッド
2611.5%23.1%144.6%+4.6%

芝の未勝利が最も安定した得意条件で、前半・後半とも人気以上の成績です。

芝の新馬と1勝クラスは両期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。芝の2勝・3勝クラスは近年改善しています。

人気帯でみる成績

人気|前半(2016〜2020年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気5538.2%70.9%94.2%+6.6%
2番人気7816.7%50.0%87.1%−1.3%
3番人気8915.7%39.3%102.7%−2.4%
4〜5番人気1946.7%27.3%61.0%−1.6%
6〜9番人気3952.0%12.9%39.8%−2.7%
10番人気以下5010.8%6.0%59.8%+1.5%
人気|後半(2021〜2026年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気7338.4%71.2%91.1%+6.1%
2番人気8119.8%54.3%82.0%+2.1%
3番人気8913.5%49.4%81.1%+7.8%
4〜5番人気19611.2%33.2%97.1%+2.9%
6〜9番人気4642.8%12.7%47.3%−2.2%
10番人気以下6030.2%3.3%12.5%−1.0%

人気帯による明確な傾向はありません。

1番人気は前半・後半とも人気以上ですが、2〜5番人気は期間によって評価が変わっています。6〜9番人気は両期間で人気以下、10番人気以下も前半と後半で評価が変わっており、人気層ごとに一貫した並びではありません。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%超になった条件を、期間を分けても残るか、高配当を除いても残るかで確かめます。片方の期間だけで超えた条件は追いません。

条件出走単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
馬場 芝 道悪92162.5%197.7%
(53出走)
114.6%
(39出走)
75.7%10.1%28.3〜372.2%
馬場 ダート 道悪252138.7%173.3%
(128出走)
103.0%
(124出走)
103.6%34.4%45.2〜258.7%
距離 ダート 2201m〜24127.1%136.4%
(11出走)
119.2%
(13出走)
65.2%0.0%0.0〜294.6%
競馬場 函館129124.1%121.4%
(64出走)
126.8%
(65出走)
105.3%52.2%58.7〜199.8%
クラス ダート 新馬96115.1%263.1%
(42出走)
0.0%
(54出走)
22.2%0.0%0.0〜321.5%
レース間隔 初出走254114.5%217.8%
(122出走)
19.0%
(132出走)
79.6%8.9%23.5〜231.9%
クラス 芝 新馬158114.1%194.0%
(80出走)
32.2%
(78出走)
63.5%0.0%11.8〜258.3%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の出走をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

前半・後半とも単勝回収率100%を超え、最高配当1件を除いても100%を維持したのは函館とダートの道悪でした。

ただし、高配当上位5件を除外すると函館は52.2%、ダートの道悪は34.4%まで下がります。函館のぶれ幅の下限も58.7%で、安定して100%を超える水準ではありません。

まとめ

  • 函館と小倉を得意としています。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 芝の1801m以上とダートの1400m以下で安定しています。 集計期間を分けても人気以上の成績でした。
  • ダートの道悪でも前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 芝の未勝利が最も安定した得意クラスです。 期間を分けて見ても好成績です。
  • 休み明け初戦とその次走は、どちらも人気以下の成績です。 前半・後半とも人気以下の成績です。
  • 人気帯による明確な傾向はありません。 1番人気は前半・後半とも人気以上ですが、6〜9番人気は両期間で人気以下です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、武藤善則厩舎の延べ2,818走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。