田村康仁厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

田村康仁厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

田村康仁厩舎は、稍重の馬場とダートの新馬戦で安定して好成績を残している美浦の厩舎です。JRA10場・平地の実測データで条件ごとの成績を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

出走勝率複勝率単勝回収率平均人気
20163209.1%22.2%85.5%7.0
20173077.5%20.8%92.6%7.2
201829711.4%26.9%166.2%6.4
20192985.7%23.5%52.7%6.3
20202929.9%24.7%77.4%6.9
202128910.0%25.6%103.6%6.9
20223115.1%22.8%91.4%6.9
20233116.8%25.1%92.9%6.8
20242987.0%21.8%35.8%7.3
20252648.7%20.5%117.8%7.8
20261329.1%23.5%150.6%7.5

※2026年は8月9日までの集計です。

出走馬の平均人気は7番人気前後で、集計期間を通して大きくは変わっていません。人気の中心になる馬ばかりではないため、勝率や複勝率そのものだけでは条件ごとの評価がしにくい厩舎です。そこで、以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半と後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、出走が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

レース間隔でみる仕上げ

レース間隔|前半(2016〜2020年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1669.0%27.7%167.2%+1.6%
連闘〜中2週3958.6%22.3%106.2%−2.6%
中3〜中8週49310.3%29.0%90.1%+0.8%
休み明け
(約2〜6か月)
3636.6%17.1%73.4%−5.4%
休み明け
(半年以上)
424.8%21.4%20.5%−0.3%
レース間隔|後半(2021〜2026年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1547.1%24.7%88.8%+1.3%
連闘〜中2週3639.6%25.1%160.0%+0.1%
中3〜中8週5547.6%26.5%60.7%−1.3%
休み明け
(約2〜6か月)
4666.4%18.5%75.4%−1.8%
休み明け
(半年以上)
496.1%18.4%114.9%+1.2%

レース間隔では、デビュー戦が前半・後半とも人気以上の成績です。

一方、約2〜6か月あけた休み明けは、どちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。連闘〜中2週と中3〜8週は期間によって評価が変わり、一定の傾向はありません。

※レース間隔は前走からの日数です。地方交流・海外・障害も前走として数えますが、出走取消・発走除外で実際には走らなかった出走は数えていません。集計の始まりより前にデビューした馬は、それ以前の出走歴が分からないため対象外で、この74走はこの表に含みません。

休み明け初戦とその次走

休み明けとその次走|前半(2016〜2020年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
4056.4%17.5%67.9%−4.9%
その次走
(叩き2戦目)
2707.0%24.8%136.0%+0.3%
休み明けとその次走|後半(2021〜2026年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
5156.4%18.4%79.2%−1.5%
その次走
(叩き2戦目)
3279.5%24.5%113.5%−0.2%

休み明け初戦は、前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

その後2か月以内の次走は、どちらの期間もほぼ人気通りまで戻っています。1戦使った次走が特別に良いというより、休み明け初戦ではやや成績を落とす傾向があります。

※「休み明け初戦」は前走から2か月以上あけて使ってきた出走、「その次走」はその初戦のあと2か月以内に続けて使われた出走です。それぞれを別々に集計したもので、同じ馬どうしを1対1で突き合わせた数字ではありません。※どちらにも当たらない1,602走はこの表に含みません。

距離でみる成績

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m728.3%26.4%65.4%−1.9%
芝 1401〜1800m3177.6%26.2%67.0%−1.7%
芝 1801〜2200m1597.5%21.4%50.4%−4.0%
芝 2201m〜6615.2%30.3%50.8%−1.9%
ダート 〜1400m29810.1%24.5%105.3%−2.1%
ダート 1401〜1800m5248.2%20.8%137.1%−1.2%
ダート 1801〜2200m6510.8%24.6%44.5%+1.3%
ダート 2201m〜130.0%23.1%0.0%−3.1%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1558.4%31.6%84.4%+5.9%
芝 1401〜1800m3016.3%22.6%92.5%−2.4%
芝 1801〜2200m1587.0%21.5%62.4%−5.8%
芝 2201m〜656.2%20.0%72.6%−7.2%
ダート 〜1400m3157.0%23.5%73.8%+1.8%
ダート 1401〜1800m5548.5%22.2%106.2%−1.0%
ダート 1801〜2200m468.7%21.7%161.7%−0.2%
ダート 2201m〜1118.2%18.2%350.0%−7.3%

芝は距離が延びるほど苦戦しており、1401m以上の3区分はいずれも前半・後半とも人気以下の成績です。

出走が最も多いダートの1401〜1800mも、複勝率では両期間とも同人気帯の複勝率の平均をわずかに下回っています。

競馬場でみる成績

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌525.8%28.8%16.3%+0.8%
函館513.9%29.4%15.5%−3.1%
福島1205.0%15.8%239.8%−8.6%
新潟1697.1%18.3%81.3%−4.8%
東京5439.9%26.0%61.0%−0.2%
中山50010.2%24.8%127.9%+0.3%
中京326.2%25.0%24.1%+3.8%
京都147.1%7.1%29.3%−16.6%
阪神120.0%0.0%0.0%−22.4%
小倉214.8%14.3%47.1%−10.3%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌440.0%18.2%0.0%−5.4%
函館644.7%26.6%58.9%−1.8%
福島1376.6%21.9%122.8%+0.3%
新潟2336.0%19.3%120.3%−3.3%
東京5208.8%25.8%95.8%+1.5%
中山4797.9%22.1%74.4%−2.5%
中京3910.3%30.8%268.2%+15.6%
阪神2412.5%25.0%85.0%+2.0%
小倉608.3%25.0%38.7%−2.3%

中京は前半・後半とも人気以上の成績ですが、出走数が少ないため参考程度です。

出走の多い新潟は、どちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。東京はおおむね人気通りで、競馬場による大きな強みは見つかりません。

馬場状態でみる成績

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良4908.0%23.7%68.3%−3.0%
芝 稍重7913.9%38.0%39.2%+4.2%
芝 道悪454.4%22.2%16.4%−3.4%
ダート 良5869.6%21.5%132.8%−2.1%
ダート 稍重1899.5%27.0%121.1%+3.7%
ダート 道悪1254.8%19.2%43.2%−5.5%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良5397.2%23.9%89.5%−1.3%
芝 稍重976.2%28.9%38.8%+1.0%
芝 道悪434.7%16.3%81.4%−11.7%
ダート 良5897.0%19.9%93.3%−1.6%
ダート 稍重1989.6%24.7%106.9%+0.9%
ダート 道悪13910.8%30.9%124.1%+5.1%

稍重の馬場を得意としています。芝・ダートとも前半・後半で同人気帯の複勝率の平均を上回りました。

反対に良馬場は芝・ダートとも人気以下の成績です。特に芝の道悪は近年の成績が悪く、稍重とは評価が分かれます。

クラスでみる成績

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1018.9%27.7%128.1%+0.9%
芝 未勝利2287.9%28.1%37.8%−0.8%
芝 1勝クラス1687.7%20.8%60.9%−5.7%
芝 2勝クラス5710.5%29.8%32.8%+1.0%
芝 3勝クラス2711.1%29.6%108.5%+0.1%
芝 重賞248.3%8.3%15.0%−13.3%
ダート 新馬659.2%27.7%227.8%+2.8%
ダート 未勝利3429.6%23.7%149.9%−1.7%
ダート 1勝クラス3388.3%20.4%96.5%−2.3%
ダート 2勝クラス1076.5%16.8%39.7%−4.0%
ダート 3勝クラス2412.5%25.0%71.2%+3.1%
ダート オープン特別・
リステッド
1811.1%44.4%48.9%+13.8%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬967.3%26.0%106.9%0.0%
芝 未勝利2317.4%24.7%55.6%−0.4%
芝 1勝クラス2016.5%22.9%110.1%−3.9%
芝 2勝クラス793.8%21.5%20.9%−6.7%
芝 3勝クラス293.4%20.7%83.1%−0.5%
芝 重賞3411.8%26.5%92.9%+1.9%
ダート 新馬586.9%22.4%59.0%+3.0%
ダート 未勝利3878.5%24.5%82.5%+2.4%
ダート 1勝クラス3297.0%22.5%121.3%−1.8%
ダート 2勝クラス9012.2%18.9%119.6%−1.6%
ダート 3勝クラス527.7%19.2%142.3%−6.0%

クラス別ではダートの新馬が最も安定しており、前半・後半とも人気以上の成績です。

一方、芝とダートの1勝クラス、ダートの2勝クラスは両期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

人気帯でみる成績

人気|前半(2016〜2020年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気14632.9%68.5%71.8%+4.2%
2番人気14319.6%48.3%81.9%−3.1%
3番人気1358.1%39.3%50.3%−2.5%
4〜5番人気23810.5%29.0%100.2%−0.3%
6〜9番人気4363.7%11.2%100.6%−4.2%
10番人気以下4161.0%4.1%112.4%−1.0%
人気|後半(2021〜2026年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気14927.5%69.1%62.3%+4.0%
2番人気12818.0%44.5%70.5%−7.7%
3番人気12610.3%29.4%61.4%−12.3%
4〜5番人気2555.9%28.6%50.0%−1.8%
6〜9番人気4664.1%16.5%103.6%+1.4%
10番人気以下4812.3%5.4%128.5%+0.9%

人気帯による明確な傾向はありません。2〜5番人気では前半・後半とも人気以下の成績ですが、1番人気だけは反対の結果になっており、上位人気全体をひとまとめに評価できる並びではありません。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間では単勝回収率100%超が19条件ありました。前後半の片方だけで超えた条件は追わず、全期間で超えた条件について、前後半に分けても残るか、高配当を除いても残るかの2点を確かめます。

条件出走単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス 芝 オープン特別・リステッド18188.9%38.9%
(9出走)
338.9%
(9出走)
44.7%0.0%0.0〜505.0%
競馬場 福島257177.4%239.8%
(120出走)
122.8%
(137出走)
94.5%31.0%44.9〜392.0%
距離 ダート 2201m〜24160.4%0.0%
(13出走)
350.0%
(11出走)
48.7%0.0%0.0〜434.6%
競馬場 中京71158.2%24.1%
(32出走)
268.2%
(39出走)
80.3%4.1%19.4〜357.0%
クラス ダート 新馬123148.2%227.8%
(65出走)
59.0%
(58出走)
63.9%12.9%25.0〜354.5%
レース間隔 連闘〜中2週758132.0%106.2%
(395出走)
160.0%
(363出走)
103.8%60.0%66.2〜217.3%
レース間隔 初出走320129.5%167.2%
(166出走)
88.8%
(154出走)
97.2%35.6%50.9〜232.1%
休み明けとその次走 その次走(叩き2戦目)597123.7%136.0%
(270出走)
113.5%
(327出走)
87.9%52.8%58.6〜215.9%
距離 ダート 1401〜1800m1,078121.3%137.1%
(524出走)
106.2%
(554出走)
101.5%63.4%68.7〜187.3%
人気 10番人気以下897121.0%112.4%
(416出走)
128.5%
(481出走)
97.2%50.8%54.8〜203.1%
クラス ダート 3勝クラス76119.9%71.2%
(24出走)
142.3%
(52出走)
46.7%9.9%19.5〜287.9%
クラス 芝 新馬197117.8%128.1%
(101出走)
106.9%
(96出走)
76.3%20.3%31.5〜235.0%
クラス ダート 未勝利729114.1%149.9%
(342出走)
82.5%
(387出走)
84.8%54.8%58.3〜191.7%
馬場 ダート 稍重387113.9%121.1%
(189出走)
106.9%
(198出走)
94.0%54.9%61.0〜180.1%
馬場 ダート 良1,175113.0%132.8%
(586出走)
93.3%
(589出走)
94.9%60.9%65.7〜172.5%
クラス ダート 1勝クラス667108.7%96.5%
(338出走)
121.3%
(329出走)
84.9%52.3%56.7〜178.1%
競馬場 新潟402103.9%81.3%
(169出走)
120.3%
(233出走)
64.3%28.5%35.2〜208.1%
人気 6〜9番人気902102.2%100.6%
(436出走)
103.6%
(466出走)
93.7%71.7%66.5〜142.0%
競馬場 中山979101.8%127.9%
(500出走)
74.4%
(479出走)
91.2%64.6%65.9〜144.5%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の出走をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた19条件のうち、前半・後半とも100%を超えたのは8条件でした。

そのなかでは連闘〜中2週とダートの1401〜1800mが、最高配当1件を除外しても100%を維持しました。ただし、高配当上位5件を除外するとそれぞれ60.0%・63.4%まで下がり、ぶれ幅の下限も100%を下回っています。

まとめ

  • 稍重の馬場を得意としており、芝・ダートとも前半・後半で人気以上の成績です。 反対に良馬場は芝・ダートとも人気以下の成績です。
  • ダートの新馬は、クラス別で最も安定した得意条件です。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 休み明け初戦では人気以下の成績になり、その次走でほぼ人気通りまで戻ります。 約2〜6か月あけた出走も、どちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。
  • 芝は距離が延びるほど苦戦しており、1401m以上では前半・後半とも人気以下です。
  • 人気帯は一部の区分で結果が分かれており、明確な傾向はありません。 2〜5番人気は前半・後半とも人気以下ですが、1番人気は反対の結果です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、田村康仁厩舎の延べ3,119走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。