ダノンプレミアム産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ダノンプレミアム産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ダノンプレミアムの産駒は、2025年に走り始めたばかりの新しい血です。数字が固まるのはこれからですが、現時点でどこに向いていそうなのかは輪郭が出てきました。距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2025〜2026年
産駒の出走
延べ365走(67頭)
初出走の年
2025年

ダノンプレミアム産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2025年で、ここまでの出走は延べ365走。2026年に入って245走まで増えました。芝とダートの両方で使われていますが、数字がついてきているのは芝のほうです。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2025年120
2026年245

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m7824.4%+5.3
芝 1401〜1800m9119.8%+1.9
芝 1801〜2200m3619.4%+0.7
ダート 〜1400m729.7%-6.2
ダート 1401〜1800m8217.1%-3.2

現時点で得意と見えるのは芝の1400m以下で、複勝率24.4%。同じ人気帯の馬と比べても上回っており、短いところで速さを出せています。芝はマイル前後に延びても19.8%を保ちますが、人気を上回る幅は薄くなります。一方でダートの1401〜1800mは17.1%で、人気ほど走れていません。ダートの1400m以下は9.7%とさらに下がり、砂に替わると持ち味の出にくい産駒です。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
阪神・芝1600m1136.4%+19.0
中京・芝1400m1118.2%+10.5
函館・芝1200m1233.3%+5.3
中山・芝1600m1323.1%+5.1
中山・ダート1800m2123.8%+4.3
東京・芝1400m119.1%-8.0
中山・ダート1200m137.7%-7.2
東京・芝1600m1612.5%-4.8
東京・ダート1600m1811.1%-4.0

数字が出ているのは阪神の芝1600mで36.4%。むしろ目を引くのは東京で、芝1600m・芝1400m・ダート1600mのいずれも1割前後にとどまりました。距離でも芝ダートでもなく、場そのもので沈んでいるのが現時点の形です。東京替わりでは、評価を一段下げておきたい産駒です。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良18220.9%+2.6
芝 稍重2030.0%+6.1
ダート 良9813.3%-3.5
ダート 稍重3915.4%-4.5
ダート 道悪2015.0%-8.8

芝の良馬場は20.9%で、同じ人気帯の馬と比べても上回っています。芝は稍重に渋っても30.0%と数字を落としません。対してダートは良で13.3%と水準が上がらず、道悪に替わっても15.0%どまりでした。雨で評価を上げられるのは芝のほうで、ダートは馬場が渋っても1割台のままです。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ2330.4%-6.4
芝 先行7335.6%+4.9
芝 差し5225.0%+10.2
芝 追込600.0%-6.0
ダート 逃げ1330.8%-8.4
ダート 先行4126.8%-7.0
ダート 差し5512.7%-3.6
ダート 追込480.0%-3.6

水準がいちばん高いのは芝の先行で、複勝率35.6%。差しに構えても25.0%あり、前めから中団までなら芝では形になります。同じ人気帯の馬との比較では、むしろ差しに回ったときのほうが上回りました。極端なのは芝の追込で、60走して3着以内が一度もありません。ダートの追込も同じで、後ろから運ぶ形は結果につながっていません。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬4517.8%+1.8
芝 未勝利12819.5%+2.2
芝 1勝クラス1855.6%+27.5
ダート 新馬137.7%-8.6
ダート 未勝利13214.4%-4.2
ダート 1勝クラス1216.7%-0.1

ダートの未勝利は14.4%と苦しく、同じ人気帯の馬と比べても足りていません。同じ未勝利でも芝は19.5%あり、走る場所を選ぶ形がクラスの入り口から出ています。芝の1勝クラスは55.6%と高い数字ですが、まだ18走ぶんの結果です。勝ち上がったあとの評価は、頭数がそろってからになります。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2025年。芝とダートの両方で使われ、数字がついてきているのは芝のほうです。
  • 距離は芝の1400m以下が24.4%。同じ人気帯の馬と比べても上回っています。
  • コースは東京が鬼門で、芝もダートも1割前後。阪神の芝1600mでは36.4%と対照的でした。
  • 脚質は芝の先行が35.6%。一方で芝の追込は60走して3着以内がありません。
  • クラスはダートの未勝利が14.4%と苦しく、同じ未勝利でも芝の19.5%とは差が出ています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2025〜2026年、ダノンプレミアム産駒の出走延べ365走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。