アドマイヤマーズ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

アドマイヤマーズの産駒が中央で走り始めたのは2024年です。産駒数も増え、芝が少し湿ったときに一変する、という分かりやすい武器が見えてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2024〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ720走(111頭)
- 初出走の年
- 2024年
アドマイヤマーズ産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2024年。2025年には365走を数え、2026年も8月までに241走に達しました。出走の中心は芝ですが、ダートでも一定数走っています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2024年 | 114 |
| 2025年 | 365 |
| 2026年 | 241 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 158 | 26.6% | -1.1 |
| 芝 1401〜1800m | 218 | 22.0% | -4.2 |
| 芝 1801〜2200m | 87 | 25.3% | -1.6 |
| 芝 2201m〜 | 14 | 28.6% | +1.9 |
| ダート 〜1400m | 91 | 22.0% | -0.6 |
| ダート 1401〜1800m | 130 | 26.9% | +1.6 |
| ダート 1801〜2200m | 20 | 25.0% | -2.7 |
芝はどの距離帯でも2割台を並べますが、人気との比較では物足りません。出走がいちばん多い芝の1401〜1800mが22.0%で、距離帯のなかでは人気との差がもっとも大きく開きました。産駒が最も送り込まれる距離が、そのまま得意条件にはなっていない形です。見直したいのはダートの1401〜1800mで26.9%。複勝率でも人気との比較でも、芝の主戦場を上回りました。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 小倉・芝1800m | 11 | 45.5% | +22.2 |
| 福島・ダート1700m | 15 | 33.3% | +11.3 |
| 中山・ダート1800m | 17 | 29.4% | +7.5 |
| 京都・芝1600m | 24 | 29.2% | +6.9 |
| 中山・ダート1200m | 16 | 25.0% | +6.3 |
| 京都・芝1400m | 11 | 0.0% | -28.6 |
| 新潟・芝1600m | 15 | 13.3% | -14.0 |
| 東京・芝1800m | 19 | 15.8% | -11.7 |
| 中山・芝1600m | 27 | 18.5% | -9.5 |
| 東京・芝1600m | 24 | 25.0% | -7.5 |
芝のマイル戦は場所で分かれます。京都の1600mが29.2%と数字を残す一方、中山の1600mは18.5%、新潟の1600mは13.3%。東京の1600mは25.0%を残しながら、人気には届きませんでした。同じ京都でも1400mは11走してまだ3着以内がありません。堅いのはダートで、福島の1700mが33.3%、中山の1800mが29.4%、中山の1200mも25.0%と、出走は十数回ずつながらそろって人気を上回りました。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 388 | 21.4% | -5.5 |
| 芝 稍重 | 72 | 37.5% | +9.6 |
| 芝 道悪 | 17 | 35.3% | +10.5 |
| ダート 良 | 161 | 25.5% | +0.2 |
| ダート 稍重 | 44 | 27.3% | +2.0 |
| ダート 道悪 | 38 | 23.7% | +2.5 |
この血のいちばんの武器は、芝が湿ったときの一変ぶりです。良では21.4%にとどまり、人気との比較でもはっきりマイナス。ところが芝の稍重になると37.5%まで跳ね上がり、人気との比較でも大きな上積みが残りました。道悪でも35.3%を保っています。芝で雨の発表が出たら、迷わず評価を上げてよい血です。ダートは良で25.5%、道悪で23.7%と、こちらは馬場による違いが出ていません。
▶ 芝の道悪に強い血統は別記事で実測しています:芝の道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 逃げ | 38 | 57.9% | +8.7 |
| 芝 先行 | 142 | 33.8% | -7.7 |
| 芝 差し | 143 | 24.5% | -0.1 |
| 芝 追込 | 153 | 6.5% | -3.4 |
| ダート 逃げ | 19 | 57.9% | +11.0 |
| ダート 先行 | 64 | 45.3% | -2.3 |
| ダート 差し | 77 | 24.7% | +7.5 |
| ダート 追込 | 83 | 3.6% | -2.9 |
芝で逃げれば57.9%、ダートで逃げても57.9%と、ハナを切ったときは別格です。走ったのは芝で38回、ダートで19回とまだ限られますが、一列下がると評価は反転します。芝の先行は33.8%を残しながら、人気を大きく下回りました。芝の追込も6.5%まで落ちます。対照的なのがダートの差しで、24.7%と数字はほどほどながら、人気との比較では上積みが残りました。砂で控える形は、この血にかぎっては嫌う必要がありません。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 91 | 29.7% | -1.1 |
| 芝 未勝利 | 198 | 21.2% | -3.6 |
| 芝 1勝クラス | 94 | 24.5% | -2.2 |
| 芝 2勝クラス | 25 | 24.0% | -2.2 |
| 芝 オープン特別・リステッド | 24 | 29.2% | -7.3 |
| 芝 重賞 | 36 | 19.4% | -4.2 |
| ダート 未勝利 | 143 | 28.0% | +0.4 |
| ダート 1勝クラス | 67 | 25.4% | +2.7 |
| ダート 2勝クラス | 15 | 20.0% | -0.6 |
芝はどのクラスでも人気に届きません。新馬の29.7%、未勝利の21.2%、1勝クラスの24.5%と数字自体は並ぶのに、人気との比較はそろってマイナス側です。オープン特別・リステッドの29.2%、重賞の19.4%も同じ形でした。ダートは未勝利の28.0%、1勝クラスの25.4%と、複勝率でも人気との比較でも芝を上回っています。
まとめ
- 産駒が走り始めたのは2024年。出走の中心は芝ですが、ダートでも一定数走っています。
- 芝は少し湿っただけで一変します。良の21.4%から、稍重では37.5%まで跳ね上がります。
- 芝の1401〜1800mは人気ほど走れません。22.0%どまりで、出走がいちばん多い条件が得意条件にはなっていません。
- ダートのほうが人気以上に走れます。1401〜1800mで26.9%、差しに回っても上積みが残ります。
- 芝はハナを切ったときが別格。逃げで57.9%、一列下がった先行は人気を大きく下回ります。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2024〜2026年、アドマイヤマーズ産駒の出走延べ720走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







