ナダル産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ナダル産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ナダルの産駒が中央で走り始めたのは2024年です。産駒数も増え、ダートなら距離も馬場も問わないという、輪郭のはっきりした血になりました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2024〜2026年
産駒の出走
延べ852走(131頭)
初出走の年
2024年

ナダル産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2024年。2025年には395走を数え、2026年も8月までに330走に達しました。出走はほぼダート一色で、芝に回るのは限られた頭数です。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2024年127
2025年395
2026年330

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m4226.2%-2.2
芝 1401〜1800m375.4%-15.5
ダート 〜1400m29038.3%+2.2
ダート 1401〜1800m43937.8%+1.4
ダート 1801〜2200m3333.3%+2.3

ダートは距離を問いません。1400m以下で38.3%、1401〜1800mで37.8%、1801〜2200mでも33.3%。3つの距離帯がそろって3割を超えました。人気との比較でもすべてプラス側で、いちばん上積みが残ったのは1400m以下です。芝は1401〜1800mが5.4%と苦しく、走ったのはまだ37回。現時点で芝は狙いどころが見当たりません。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
新潟・ダート1200m1353.8%+14.6
新潟・ダート1800m3545.7%+13.3
中山・ダート1200m3253.1%+10.6
中山・ダート1800m6946.4%+7.3
中京・ダート1400m2437.5%+5.5
東京・ダート1300m1526.7%-17.6
札幌・ダート1700m2015.0%-10.7
小倉・ダート1700m2927.6%-5.5
福島・ダート1700m2832.1%-3.6
京都・ダート1900m1526.7%-3.6

中山のダートが強く、1200mが53.1%、1800mも46.4%。新潟も1200mが53.8%、1800mが45.7%と、そろって高い数字を出しました。取りこぼしが出るのはローカルの1700mで、札幌が15.0%、小倉が27.6%、福島が32.1%。3場ともコース別の下位に並んでいます。東京のダート1300mは26.7%と数字自体は残しつつ、人気には大きく届きませんでした。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良6410.9%-11.9
芝 稍重1729.4%-1.3
ダート 良51937.6%+1.7
ダート 稍重15438.3%+2.6
ダート 道悪9237.0%-0.5

砂が乾いていようが湿っていようが、成績はほとんど動きません。良で37.6%、稍重で38.3%、道悪でも37.0%と、3つとも同じ水準に並びます。人気との比較でわずかに上積みが残るのは稍重ですが、その差は評価を動かすほどではありません。馬場発表を待つ必要がない、というのがこの血の扱いやすさです。芝は良で10.9%どまりで、こちらは馬場以前の問題です。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 先行1618.8%-13.8
芝 差し2611.5%-12.8
芝 追込368.3%-3.3
ダート 逃げ6055.0%-0.7
ダート 先行29257.5%+5.4
ダート 差し23025.2%-1.4
ダート 追込18315.8%+4.0

ダートの先行が57.5%。人気との比較でも上積みが残り、この血のいちばんの見せ場になっています。逃げに回っても55.0%と水準は変わりません。面白いのは後ろからで、追込は15.8%と数字こそ低いものの、人気との比較ではプラスに振れました。差しの25.2%がわずかに人気を下回るのとは対照的です。砂で極端に不利な脚質がないぶん、取りこぼしの少ない血といえます。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬2528.0%-11.8
芝 未勝利365.6%-13.2
芝 1勝クラス1414.3%-5.0
ダート 新馬8648.8%+8.2
ダート 未勝利30839.6%+3.0
ダート 1勝クラス26634.2%0.0
ダート 2勝クラス4936.7%-3.0
ダート 3勝クラス2725.9%-11.5
ダート オープン特別・リステッド2030.0%+0.7

下級条件での強さが際立ちます。ダートの新馬は48.8%と、デビュー戦から数字が出ています。未勝利でも39.6%を保ち、人気との比較でも上積みが残りました。1勝クラスは34.2%で人気どおり、2勝クラスも36.7%と水準を落としません。3勝クラスは25.9%まで下がるものの、走ったのはまだ27回です。オープン特別・リステッドでは30.0%を残しました。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2024年。出走はほぼダート一色で、芝に回るのは限られた頭数です。
  • ダートは距離を問いません。1400m以下の38.3%を筆頭に、3つの距離帯がそろって3割を超えます。
  • 馬場でも成績が動きません。良・稍重・道悪のいずれも37%前後で並びます。
  • ダートの先行が57.5%。追込に回っても人気以上に走れており、砂で極端に不利な脚質がありません。
  • デビュー戦から数字が出ます。ダートの新馬で48.8%、未勝利でも39.6%を保ちました。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2024〜2026年、ナダル産駒の出走延べ852走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。