酒井学騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

酒井学騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

酒井学騎手は1998年にデビューし、長年にわたりコンスタントに騎乗を続けてきた騎手です。JRA10場・平地の実測データで、条件ごとの得意・苦手を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20165392.6%13.7%16.3%9.8
20175243.6%14.7%83.5%9.8
20186124.6%15.2%70.2%9.3
20194833.5%12.8%79.5%9.2
20205424.2%15.5%96.7%9.4
20214884.1%14.5%80.9%9.2
20223953.0%13.9%59.8%9.5
20234354.4%13.1%79.6%9.5
20244805.6%15.8%66.4%9.1
20254173.4%11.3%82.4%9.2
20263415.6%14.1%126.9%9.3

※2026年は8月9日までの集計です。

酒井学騎手は平均人気が集計期間を通して9番人気台で、人気薄の馬に乗る機会が多い騎手です。勝率や複勝率そのものでは評価しにくいため、同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、前半と後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m4913.3%15.7%41.6%+2.2%
芝 1401〜1800m4053.0%12.6%99.8%+0.3%
芝 1801〜2200m2644.9%20.8%69.8%+5.9%
芝 2201m〜771.3%18.2%15.5%+0.8%
ダート 〜1400m7654.3%13.6%57.9%−1.2%
ダート 1401〜1800m6133.8%12.1%94.5%−1.8%
ダート 1801〜2200m843.6%16.7%42.4%+1.3%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m3905.9%15.4%115.6%+0.4%
芝 1401〜1800m3643.0%9.6%38.5%−2.7%
芝 1801〜2200m2343.0%12.4%42.8%−3.4%
芝 2201m〜805.0%18.8%137.5%+1.9%
ダート 〜1400m7224.7%14.3%90.1%+0.5%
ダート 1401〜1800m6333.9%13.9%68.7%−0.6%
ダート 1801〜2200m1305.4%18.5%142.6%+1.6%

距離では芝1400m以下、芝2201m以上、ダート1801〜2200mが前半・後半とも人気以上の成績です。

ただし大きな差ではなく、距離による得意不得意はそれほど強くありません。ダート1401〜1800mだけは両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌160.0%18.8%0.0%+3.7%
福島795.1%19.0%20.4%+1.8%
新潟603.3%8.3%93.5%−6.5%
東京894.5%11.2%36.5%+0.7%
中山400.0%15.0%0.0%+1.6%
中京3703.0%10.8%23.6%−2.6%
京都8404.8%15.6%56.9%+0.8%
阪神8153.4%14.7%130.7%+0.9%
小倉3913.1%15.3%32.7%+1.1%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
福島214.8%14.3%13.8%−5.6%
新潟695.8%18.8%25.5%−0.1%
東京726.9%15.3%127.5%+1.8%
中山422.4%4.8%140.2%−5.3%
中京5514.7%13.2%78.9%−0.8%
京都5924.4%14.5%112.7%+0.6%
阪神9263.9%12.7%61.7%−1.1%
小倉2754.4%17.1%82.7%−0.2%

得意な競馬場は京都です。前半・後半とも人気以上に走らせており、騎乗数も十分にあります。

東京も両方の期間で人気以上の成績ですが、騎乗数は京都ほど多くありません。一方、新潟と中京は両方の期間で人気以下の成績です。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良9543.7%16.5%76.0%+3.0%
芝 稍重1621.2%11.7%11.5%−1.2%
芝 道悪1214.1%17.4%50.2%+1.4%
ダート 良8593.7%13.3%48.2%−1.1%
ダート 稍重3225.0%14.3%158.0%−1.6%
ダート 道悪2823.9%11.7%48.0%−1.7%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良8324.0%13.1%67.2%−1.0%
芝 稍重1454.8%12.4%68.0%−3.6%
芝 道悪915.5%13.2%157.7%−2.6%
ダート 良9895.3%15.2%102.2%+0.8%
ダート 稍重2503.6%13.6%79.8%+0.8%
ダート 道悪2492.0%12.4%24.5%−3.4%

馬場状態では、前半・後半を通して安定した得意条件はありませんでした。

芝の稍重とダートの道悪は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。近年はダートの良・稍重で成績を上げています。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ9010.0%36.7%152.3%+7.2%
芝 先行3476.1%25.4%69.2%+2.4%
芝 差し3992.5%14.5%105.4%+1.8%
芝 追込3910.5%4.6%1.8%−0.1%
ダート 逃げ8521.2%37.6%642.6%−3.9%
ダート 先行3447.0%26.5%102.9%−3.1%
ダート 差し5492.6%10.9%24.9%−0.6%
ダート 追込4850.6%2.1%4.3%−1.2%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ8212.2%32.9%149.6%+2.9%
芝 先行2599.3%22.0%174.7%−2.8%
芝 差し3492.6%10.9%59.1%−2.5%
芝 追込3720.5%4.0%5.3%−1.0%
ダート 逃げ10617.0%33.0%430.9%−1.1%
ダート 先行3569.3%31.2%144.7%+2.2%
ダート 差し4821.7%10.2%42.7%−1.4%
ダート 追込5441.3%3.7%17.1%−0.2%

芝の逃げが一番分かりやすい好走条件です。前半・後半とも人気以上に走らせており、単勝回収率も152.3%・149.6%と両方の期間で100%を超えています。

ダートの逃げは単勝回収率こそ非常に高いものの、人気以上に走らせているかでは両方の期間で人気以下の成績です。後ろから運んだときも全体的に数字を落としています。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この16騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1531.3%11.1%14.0%+0.1%
芝 未勝利4242.1%12.3%18.0%+0.4%
芝 1勝クラス2534.0%17.4%70.9%+2.8%
芝 2勝クラス1793.4%21.8%40.5%+5.3%
芝 3勝クラス847.1%20.2%96.5%+4.3%
芝 オープン特別・
リステッド
619.8%27.9%264.6%+9.2%
芝 重賞833.6%13.3%255.8%+1.2%
ダート 新馬902.2%14.4%60.6%−0.1%
ダート 未勝利6143.4%11.9%68.7%−2.1%
ダート 1勝クラス4083.2%12.7%32.4%−1.7%
ダート 2勝クラス1858.1%18.9%90.5%+5.0%
ダート 3勝クラス905.6%13.3%286.6%−3.6%
ダート オープン特別・
リステッド
624.8%11.3%38.7%−6.8%
ダート 重賞140.0%7.1%0.0%−4.7%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬955.3%12.6%80.7%−2.5%
芝 未勝利3673.5%10.9%63.4%−1.4%
芝 1勝クラス1794.5%17.9%96.5%+2.0%
芝 2勝クラス1444.9%11.8%69.9%−3.3%
芝 3勝クラス1151.7%12.2%14.5%−2.4%
芝 オープン特別・
リステッド
767.9%18.4%69.6%−3.5%
芝 重賞924.3%10.9%161.6%−1.5%
ダート 新馬894.5%15.7%64.7%+1.8%
ダート 未勝利5663.5%12.5%60.3%−1.3%
ダート 1勝クラス3494.9%18.1%80.5%+2.6%
ダート 2勝クラス2295.2%13.1%110.9%−0.1%
ダート 3勝クラス1435.6%18.2%196.4%+3.1%
ダート オープン特別・
リステッド
915.5%11.0%61.9%−7.3%
ダート 重賞210.0%4.8%0.0%−1.2%

クラス別で安定しているのは芝の1勝クラスです。前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回りました。

近年はダートの1勝クラスと3勝クラスも人気以上の成績に変わっています。一方、ダートのオープン特別・リステッドは両方の期間で大きく同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気6227.4%64.5%67.9%+0.2%
2番人気8119.8%56.8%92.5%+5.5%
3番人気9613.5%31.2%92.9%−10.5%
4〜5番人気2857.4%27.7%66.4%−1.7%
6〜9番人気7803.1%16.4%61.9%+1.6%
10番人気以下1,3960.7%4.8%70.5%+0.3%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気5922.0%61.0%59.5%−4.1%
2番人気6719.4%44.8%87.5%−7.5%
3番人気9117.6%35.2%124.5%−6.5%
4〜5番人気2649.1%30.7%90.2%+0.6%
6〜9番人気8193.9%13.9%93.7%−0.7%
10番人気以下1,2561.0%4.9%68.4%+0.4%

人気帯では10番人気以下だけが前半・後半とも人気以上の成績です。騎乗数も最も多く、人気薄でも大きく数字を落としていません。

反対に3番人気は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を大きく下回っています。1番人気と2番人気は騎乗数が少ないため参考程度です。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗6425.9%19.9%101.3%−0.3%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
2394.2%15.5%28.6%−0.9%
テン乗り6433.7%12.9%83.8%+1.5%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗7306.0%19.5%76.0%−0.4%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
3563.9%12.1%94.4%−1.5%
テン乗り9672.9%11.1%73.7%+0.1%

テン乗りが一番安定しています。騎乗数が最も多いなかで、前半・後半とも人気以上に走らせています。

継続騎乗と、過去に乗った馬への乗り替わりは両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する1,679騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率が100%を超えた条件は11あります。片方の期間だけで超えたものは追わず、前後半への分割・高配当の除外・引き直しの3方向から、大穴1頭に頼らずに100%を保てるかを見ます。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り ダート 逃げ191525.1%642.6%
(85騎乗)
430.9%
(106騎乗)
395.6%189.0%229.9〜908.1%
クラス ダート 3勝クラス233231.2%286.6%
(90騎乗)
196.4%
(143騎乗)
167.0%30.7%69.7〜443.5%
クラス 芝 重賞175206.3%255.8%
(83騎乗)
161.6%
(92騎乗)
113.8%11.9%41.4〜450.2%
クラス 芝 オープン特別・リステッド137156.4%264.6%
(61騎乗)
69.6%
(76騎乗)
76.8%33.3%41.8〜347.3%
位置取り 芝 逃げ172151.0%152.3%
(90騎乗)
149.6%
(82騎乗)
129.0%76.3%78.8〜236.4%
位置取り ダート 先行700124.2%102.9%
(344騎乗)
144.7%
(356騎乗)
112.5%77.6%78.5〜177.0%
馬場 ダート 稍重572123.8%158.0%
(322騎乗)
79.8%
(250騎乗)
80.0%28.9%38.5〜248.9%
位置取り 芝 先行606114.3%69.2%
(347騎乗)
174.7%
(259騎乗)
99.1%67.3%67.9〜169.6%
人気 3番人気187108.3%92.9%
(96騎乗)
124.5%
(91騎乗)
101.9%81.4%71.4〜148.5%
距離 ダート 1801〜2200m214103.3%42.4%
(84騎乗)
142.6%
(130騎乗)
64.9%18.1%28.8〜206.3%
クラス ダート 2勝クラス414101.8%90.5%
(185騎乗)
110.9%
(229騎乗)
82.0%39.4%47.8〜169.6%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

確認をすべて通過したのはダートの逃げだけですが、位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。

芝の逃げとダートの先行も前半・後半とも回収率100%を超えていますが、高配当上位5件を除外すると100%を下回りました。その他の条件も、期間分割や高配当除外で数字が崩れています。

まとめ

  • 芝の逃げが一番目立つ好走条件です。 単勝回収率は前半152.3%・後半149.6%でした。
  • テン乗りでも人気以上に走らせています。 騎乗数が最も多い区分ながら、前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 10番人気以下でも数字を落としません。 人気帯で両方の期間とも同人気帯の複勝率の平均を上回ったのはここだけでした。
  • 得意な競馬場は京都です。 騎乗数も多く、前半・後半とも人気以上の成績です。
  • クラスでは芝の1勝クラスが安定しています。 一方、ダートのオープン特別・リステッドは両方の期間で人気以下の成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、酒井学騎手の延べ5,256騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。