坂井瑠星騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

坂井瑠星騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

坂井瑠星騎手は2016年にデビューし、2019年12月に減量が明けました。国内外のビッグレースで歴史的快挙を成し遂げている、今もっとも勢いのある若手騎手です。減量期間と減量明けの成績を、JRA10場・平地の実測データで条件ごとに整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20164695.3%16.6%95.1%8.3
20175686.3%18.1%79.6%8.0
20188611.6%26.7%112.9%6.8
20195245.7%21.2%83.3%8.0
20206366.6%21.4%85.6%7.4
20215389.9%26.6%97.6%6.8
202277412.7%32.8%74.6%5.7
202375214.2%36.2%82.4%4.8
202471916.0%42.4%64.1%4.0
202568616.0%38.5%70.5%3.9
202638117.8%42.3%67.7%4.0

※2026年は8月9日までの集計です。

坂井瑠星騎手は近年、上位人気の馬に乗る機会が大きく増えています。勝率や複勝率そのものでは前後を比べにくいため、同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、減量期間と減量明けに分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は見習騎手として負担重量が軽くなる期間がありました。減量のあるなしで成績をそのまま比べられないため、減量が終わった2019年12月を境に、前半(減量期間)と後半(減量明け)に分けています。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年3月〜2019年12月8日)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2666.4%17.3%55.3%−1.0%
芝 1401〜1800m2657.5%19.2%145.9%−2.5%
芝 1801〜2200m1645.5%24.4%45.5%+3.1%
芝 2201m〜639.5%20.6%186.2%+0.1%
ダート 〜1400m4266.1%20.2%107.8%+2.0%
ダート 1401〜1800m3965.3%17.9%55.7%−2.5%
ダート 1801〜2200m230.0%8.7%0.0%−2.6%
距離(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年12月9日〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m59114.4%33.2%100.4%+2.0%
芝 1401〜1800m93111.1%31.5%69.4%−0.9%
芝 1801〜2200m59713.6%32.7%81.1%−0.3%
芝 2201m〜18510.3%34.1%79.0%+3.2%
ダート 〜1400m99912.0%34.3%65.7%+2.4%
ダート 1401〜1800m1,01414.9%36.0%76.1%+2.1%
ダート 1801〜2200m19517.9%41.0%88.5%+5.3%
ダート 2201m〜128.3%41.7%194.2%+7.5%

減量明けはダートの掲載されているすべての距離で人気以上の成績です。1401〜1800mは騎乗数も多く、1801〜2200mでは特に大きく同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

芝では2201m以上が減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。一方、1401〜1800mはどちらの時期も人気以下の成績でした。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(減量期間・2016年3月〜2019年12月8日)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌2224.5%16.7%49.5%−4.5%
函館1705.9%19.4%28.8%−3.5%
福島5512.7%23.6%46.9%−0.4%
新潟868.1%26.7%73.1%0.0%
東京864.7%20.9%61.5%+7.6%
中山130.0%0.0%0.0%−9.0%
中京1188.5%22.0%120.3%+2.9%
京都4045.7%17.8%153.4%−0.1%
阪神3875.7%18.3%70.6%−0.4%
小倉688.8%25.0%103.7%+2.2%
競馬場|後半(減量明け・2019年12月9日〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌1579.6%27.4%87.1%+2.0%
函館1738.7%22.5%111.8%+0.5%
福島8620.9%34.9%69.5%+0.6%
新潟21514.4%34.9%108.2%+0.7%
東京41010.0%28.5%80.2%+1.9%
中山2267.5%28.3%44.9%+0.3%
中京78514.5%35.9%67.4%+2.9%
京都98614.2%34.2%71.3%−1.2%
阪神1,25813.3%36.6%81.2%+2.3%
小倉22816.2%40.8%82.6%+2.5%

減量明けは10場のうち京都を除く9場で人気以上の成績です。阪神は騎乗数が最も多く、中京も大きく同人気帯の複勝率の平均を上回りました。

京都だけは減量期間・減量明けとも人気以下の成績です。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年3月〜2019年12月8日)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良6136.9%20.4%103.3%+0.2%
芝 稍重1138.0%19.5%77.0%−1.3%
芝 道悪323.1%9.4%16.9%−10.8%
ダート 良5215.4%19.8%76.4%+0.4%
ダート 稍重2056.3%15.6%119.3%−2.9%
ダート 道悪1254.8%20.0%29.8%+0.7%
馬場(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年12月9日〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,89812.9%32.5%82.9%+0.3%
芝 稍重28011.1%34.3%73.6%+2.0%
芝 道悪1269.5%27.0%71.8%−3.0%
ダート 良1,50114.1%35.2%74.6%+2.1%
ダート 稍重38513.8%38.7%65.3%+5.0%
ダート 道悪33412.9%34.4%75.7%+2.0%

減量明けはダートの良・稍重・道悪すべてで人気以上に走らせています。特に稍重で数字を大きく伸ばしました。

芝の稍重も減量明けは人気以上の成績に変わっています。一方、芝の道悪だけは減量期間・減量明けとも同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年3月〜2019年12月8日)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ5915.3%35.6%265.8%+1.3%
芝 先行2028.9%28.7%183.8%−1.9%
芝 差し2308.3%22.2%62.7%+1.2%
芝 追込2592.3%7.3%20.7%−0.9%
ダート 逃げ8515.3%45.9%175.2%+7.1%
ダート 先行23612.7%36.9%180.5%+0.6%
ダート 差し2491.2%9.2%40.8%−4.5%
ダート 追込2810.4%3.9%1.3%−1.4%
位置取り(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年12月9日〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ26425.4%51.1%169.6%+3.0%
芝 先行90515.5%40.3%109.6%−1.0%
芝 差し6618.6%27.7%40.0%−3.7%
芝 追込4645.2%13.4%35.7%+0.5%
ダート 逃げ23231.9%59.5%163.8%+6.6%
ダート 先行86519.3%48.6%97.1%+0.7%
ダート 差し6608.2%26.4%49.7%+1.2%
ダート 追込4632.6%13.2%16.6%+3.4%

ダートの逃げが一番目立つ好走条件です。減量期間・減量明けとも人気以上に走らせており、減量明けの複勝率は59.5%、単勝回収率は163.8%でした。

芝の逃げも両方の時期で人気以上の成績です。減量明けはダートの逃げ・先行・差し・追込すべてで同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この18騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年3月〜2019年12月8日)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬634.8%17.5%74.1%−0.1%
芝 未勝利2937.2%22.9%124.3%+1.4%
芝 1勝クラス2287.9%17.1%46.9%−3.8%
芝 2勝クラス834.8%19.3%50.5%−1.1%
芝 3勝クラス375.4%21.6%22.4%−0.5%
芝 オープン特別・
リステッド
195.3%15.8%171.1%−1.6%
芝 重賞358.6%17.1%358.0%+6.4%
ダート 新馬392.6%7.7%7.4%−6.8%
ダート 未勝利3627.2%21.0%63.7%+1.0%
ダート 1勝クラス3184.4%17.3%99.6%−3.2%
ダート 2勝クラス884.5%15.9%119.8%0.0%
ダート 3勝クラス175.9%29.4%15.9%+11.8%
ダート オープン特別・
リステッド
224.5%31.8%98.6%+15.7%
クラス(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年12月9日〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬28214.5%31.2%102.3%−4.7%
芝 未勝利65112.6%33.9%66.3%+0.6%
芝 1勝クラス45115.7%37.5%109.1%+4.0%
芝 2勝クラス32813.1%38.7%84.6%+4.1%
芝 3勝クラス20511.7%27.3%93.4%−2.0%
芝 オープン特別・
リステッド
1059.5%27.6%55.0%−5.4%
芝 重賞2826.0%20.2%46.5%−2.2%
ダート 新馬14115.6%37.6%64.0%+0.2%
ダート 未勝利79314.8%37.8%82.5%+2.3%
ダート 1勝クラス59813.7%36.0%73.3%+2.7%
ダート 2勝クラス37211.6%29.6%51.9%+0.3%
ダート 3勝クラス17412.6%33.3%56.4%+5.5%
ダート オープン特別・
リステッド
9912.1%36.4%99.7%+5.1%
ダート 重賞4320.9%48.8%121.4%+18.1%

減量明けはダートの全クラスで人気以上の成績です。特に重賞は複勝率48.8%、単勝回収率121.4%と大きく数字を伸ばしました。

芝も1勝クラスと2勝クラスは減量明けに人気以上の成績へ変わっています。一方、芝の新馬とオープン特別・リステッドは人気以下の成績です。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(減量期間・2016年3月〜2019年12月8日)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気7530.7%66.7%82.4%+2.0%
2番人気10724.3%57.0%98.7%+5.8%
3番人気9213.0%40.2%84.0%−1.7%
4〜5番人気2386.3%25.2%62.2%−4.4%
6〜9番人気5062.6%13.8%59.0%−1.4%
10番人気以下5911.7%5.4%120.9%+0.8%
人気|後半(減量明け・2019年12月9日〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気68536.1%65.4%81.7%+0.6%
2番人気61621.8%55.4%85.4%+3.2%
3番人気52815.0%44.3%78.2%+2.8%
4〜5番人気9059.2%31.2%84.1%+0.8%
6〜9番人気1,1234.2%17.9%88.3%+1.9%
10番人気以下6670.7%5.1%36.5%−0.3%

減量明けは1〜9番人気のすべてで人気以上に走らせています。特に2番人気と3番人気の成績が良く、上位人気を任されたときの信頼度が上がっています。

10番人気以下だけは、減量明けにわずかに同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(減量期間・2016年3月〜2019年12月8日)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗24710.5%27.1%74.6%−0.2%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
1026.9%23.5%77.6%+0.4%
テン乗り4833.5%18.0%75.7%+0.2%
騎乗のつながり|後半(減量明け・2019年12月9日〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1,00614.8%41.3%70.0%+2.4%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
72512.4%32.8%99.4%+2.5%
テン乗り1,79011.4%30.6%65.0%+1.8%

減量明けは継続騎乗・乗り替わり・テン乗りの3区分すべてで人気以上の成績です。

テン乗りは最も騎乗数が多い区分ですが、それでも同人気帯の複勝率の平均を上回っています。乗り方のつながりを問わず、減量明けは安定して数字を残しています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する1,780騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は7つです。片方の時期だけの100%超は追いません。大穴1頭で押し上がっただけかどうかを、減量期間と減量明けへの分割・高配当の除外・引き直しの3方向から確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016年〜2019年12月8日2019年12月9日〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ323187.2%265.8%
(59騎乗)
169.6%
(264騎乗)
166.1%129.2%127.5〜258.3%
位置取り ダート 逃げ317166.9%175.2%
(85騎乗)
163.8%
(232騎乗)
149.1%106.6%110.9〜235.4%
距離 ダート 2201m〜18129.4%0.0%
(6騎乗)
194.2%
(12騎乗)
0.0%0.0%0.0〜388.3%
位置取り 芝 先行1,107123.1%183.8%
(202騎乗)
109.6%
(905騎乗)
104.2%81.3%83.5〜175.2%
位置取り ダート 先行1,101115.0%180.5%
(236騎乗)
97.1%
(865騎乗)
108.4%92.1%89.8〜143.6%
クラス ダート 重賞48108.8%0.0%
(5騎乗)
121.4%
(43騎乗)
82.6%28.4%41.0〜191.5%
距離 芝 2201m〜248106.2%186.2%
(63騎乗)
79.0%
(185騎乗)
69.9%38.1%43.7〜196.4%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

芝の逃げとダートの逃げは、減量期間・減量明けの両方、高配当除外、ぶれ幅の確認まですべて回収率100%を維持しました。ただし、どちらも発馬後の展開で決まる位置取りのため、事前の買い条件にはできません。

芝の先行は騎乗数が多く、最高配当1件を除いても100%を超えましたが、高配当上位5件を除外すると81.3%まで下がりました。

まとめ

  • 減量明けはダート全体で好成績です。 距離・馬場・クラスの多くで人気以上に走らせています。
  • ダートで逃げたときが一番目立ちます。 減量明けの複勝率は59.5%、単勝回収率は163.8%でした。
  • 競馬場は京都を除く9場で人気以上の成績です。 阪神は騎乗数も最も多く、安定しています。
  • 減量明けは1〜9番人気すべてで人気以上に走らせています。 上位人気を任されたときの成績も良くなっています。
  • 継続騎乗・乗り替わり・テン乗りのすべてで人気以上の成績です。 初めて乗る馬でも数字を落としていません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、坂井瑠星騎手の延べ6,133騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。