松山弘平騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

松山弘平騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

松山弘平騎手は2009年にデビューし、牝馬三冠や日本ダービー制覇など、数々の大レースを勝つ実力派の騎手です。JRA10場・平地の実測データで、条件ごとの得意・苦手を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20168165.8%22.2%73.7%7.6
20178377.3%22.7%72.5%7.3
20189099.2%27.7%97.2%6.6
201988210.3%28.8%94.9%6.0
202091613.9%33.3%87.7%5.1
202189014.6%35.5%76.2%4.2
202277815.2%34.1%93.9%4.6
202389912.6%36.3%68.8%4.5
202482613.7%37.2%85.0%4.7
202583315.4%35.7%91.4%4.2
202651015.9%40.2%68.7%4.0

※2026年は8月9日までの集計です。

松山弘平騎手は近年、上位人気の馬に乗る機会が増えています。人気馬に多く乗れば勝率や複勝率も自然と上がるため、この記事では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、前半と後半に分けて得意条件を見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m7369.8%26.8%73.5%+0.8%
芝 1401〜1800m8478.5%24.6%76.4%+0.2%
芝 1801〜2200m5097.9%25.9%100.2%+1.7%
芝 2201m〜1329.8%28.8%109.9%−0.5%
ダート 〜1400m1,04110.9%29.8%89.9%+3.2%
ダート 1401〜1800m9338.7%26.6%79.9%+1.5%
ダート 1801〜2200m15910.7%28.9%101.2%+2.6%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m64713.8%32.0%90.7%−2.4%
芝 1401〜1800m93312.8%33.3%84.4%−2.2%
芝 1801〜2200m65513.1%35.0%57.1%−1.6%
芝 2201m〜1679.0%28.7%35.9%−3.0%
ダート 〜1400m1,10115.9%38.9%92.9%+2.0%
ダート 1401〜1800m1,02716.8%39.4%86.9%+1.2%
ダート 1801〜2200m20412.3%42.6%56.5%+6.4%

ダートは2200m以下の3区分すべてで、前半・後半とも人気以上の成績です。特に1801〜2200mは後半に大きく数字を伸ばし、複勝率42.6%でした。

芝は対照的で、後半は4つの距離帯すべてで同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
福島2810.7%21.4%159.6%+0.9%
新潟2313.0%21.7%72.2%−9.2%
東京1526.6%21.1%127.6%+1.2%
中山1157.0%27.8%90.8%+6.7%
中京5727.9%27.6%70.3%+3.1%
京都1,40010.1%26.1%104.1%+0.4%
阪神1,4548.8%27.0%65.6%+0.9%
小倉61211.6%30.9%91.3%+3.5%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌676.0%32.8%21.2%+1.4%
福島1330.8%61.5%122.3%+24.8%
新潟1659.1%29.7%32.7%−5.2%
東京52710.8%31.5%104.8%+2.1%
中山21011.0%25.7%58.4%−6.3%
中京1,08916.0%37.6%92.4%−0.2%
京都86013.7%38.0%75.9%+1.3%
阪神1,29414.7%37.2%74.8%−0.8%
小倉51119.2%39.1%89.1%+0.3%

競馬場では京都・小倉・東京が前半・後半とも人気以上の成績です。特に東京は単勝回収率も両方の期間で100%を超えました。

福島も人気以上の成績ですが騎乗数が少ないため参考程度です。一方、新潟は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,6898.8%25.4%78.0%+0.7%
芝 稍重3559.3%27.9%121.7%+1.8%
芝 道悪1808.3%26.1%52.3%−1.8%
ダート 良1,21510.3%29.8%91.8%+3.8%
ダート 稍重5028.8%24.3%96.9%−0.9%
ダート 道悪41910.5%29.4%68.7%+3.0%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,95412.4%32.4%73.4%−2.6%
芝 稍重27910.8%32.6%62.2%−3.0%
芝 道悪16921.9%42.0%118.9%+5.1%
ダート 良1,53316.2%39.4%93.4%+2.1%
ダート 稍重42915.4%36.1%72.1%−0.7%
ダート 道悪37216.1%43.5%78.4%+5.3%

ダートの良馬場道悪で安定しています。どちらも前半・後半とも人気以上の成績で、ダート道悪の後半複勝率は43.5%でした。

ダートの稍重だけは両方の期間で人気以下の成績です。芝は道悪が後半に人気以上の成績へ変わった一方、良・稍重では後半に数字を落としています。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ24219.8%42.6%218.3%+1.6%
芝 先行76611.0%32.6%86.8%−1.0%
芝 差し6897.3%22.1%72.8%−2.7%
芝 追込5252.9%13.3%28.3%+2.9%
ダート 逃げ18725.1%50.3%184.0%+4.2%
ダート 先行75517.1%45.3%128.2%+2.5%
ダート 差し6584.3%19.1%55.2%+1.0%
ダート 追込5361.7%8.4%40.0%+1.1%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ23429.1%53.0%209.1%−0.9%
芝 先行83916.3%43.3%83.4%−1.4%
芝 差し7779.8%28.6%55.3%−5.2%
芝 追込5445.0%15.3%34.2%−0.8%
ダート 逃げ30527.5%54.4%134.4%+0.6%
ダート 先行1,02023.0%54.3%121.2%+2.3%
ダート 差し6367.5%27.0%54.8%+0.4%
ダート 追込3731.9%7.8%10.1%−4.5%

ダートの先行が一番安定しています。前半・後半とも人気以上に走らせており、単勝回収率も128.2%・121.2%と両方の期間で100%を超えました。

ダートは逃げと差しも両方の期間で人気以上の成績です。一方、芝の先行と差しは前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この10騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬3038.3%23.8%53.6%−1.3%
芝 未勝利6217.9%26.2%94.2%+1.0%
芝 1勝クラス5329.0%25.4%99.7%+0.4%
芝 2勝クラス3199.1%29.8%71.2%+2.0%
芝 3勝クラス16111.2%25.5%94.2%−2.7%
芝 オープン特別・
リステッド
9612.5%30.2%74.1%+1.5%
芝 重賞1928.3%20.8%60.1%+2.6%
ダート 新馬1279.4%29.9%92.4%+2.5%
ダート 未勝利78310.0%28.6%84.2%+1.1%
ダート 1勝クラス6839.8%27.1%97.2%+2.4%
ダート 2勝クラス3028.3%28.1%60.7%+4.5%
ダート 3勝クラス13313.5%29.3%120.6%+4.5%
ダート オープン特別・
リステッド
7615.8%39.5%133.7%+8.3%
ダート 重賞323.1%18.8%11.9%−2.9%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬36115.2%37.7%83.9%+0.2%
芝 未勝利63013.5%33.8%94.3%−4.3%
芝 1勝クラス46713.5%32.8%61.9%−3.2%
芝 2勝クラス34212.0%33.3%53.2%−3.5%
芝 3勝クラス2038.9%33.0%50.4%+0.7%
芝 オープン特別・
リステッド
9614.6%30.2%61.7%−1.6%
芝 重賞30310.9%27.4%92.1%+0.5%
ダート 新馬16811.9%35.1%69.2%−3.3%
ダート 未勝利79019.1%43.5%90.7%+3.4%
ダート 1勝クラス66614.7%39.2%83.1%+1.3%
ダート 2勝クラス36916.0%35.0%93.0%+1.8%
ダート 3勝クラス19214.1%39.6%89.9%+6.0%
ダート オープン特別・
リステッド
10511.4%38.1%61.7%+2.8%
ダート 重賞4415.9%27.3%147.5%−0.5%

ダートは未勝利から3勝クラス、オープン特別・リステッドまで、すべて前半・後半とも人気以上の成績です。特に3勝クラスは後半の複勝率39.6%と大きく数字を伸ばしました。

芝で両方の期間とも人気以上の成績なのは重賞です。未勝利・1勝クラス・2勝クラスは後半に人気以下の成績へ変わっています。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気33336.0%69.1%93.2%+4.7%
2番人気41622.4%50.2%94.3%−1.1%
3番人気40913.9%40.6%83.4%−1.1%
4〜5番人気7829.5%32.5%93.3%+2.8%
6〜9番人気1,4553.7%18.1%80.8%+2.2%
10番人気以下9651.2%6.2%81.2%+1.0%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気77634.9%65.6%78.2%+0.5%
2番人気76422.0%53.9%86.3%+1.7%
3番人気70014.1%39.3%81.5%−2.4%
4〜5番人気1,0678.3%29.7%74.8%−1.0%
6〜9番人気1,1014.9%16.8%93.4%+0.3%
10番人気以下3280.6%5.5%54.6%−0.3%

人気帯別は方向がそろっていません。

1番人気と6〜9番人気は前半・後半とも人気以上の成績ですが、3番人気は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回り、2番人気は後半に人気以上の成績へ変わりました。人気帯だけで明確な傾向を見つけるのは難しいデータです。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗91813.2%34.5%107.5%0.0%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
47810.3%29.1%69.4%+2.5%
テン乗り1,1269.9%26.9%97.9%+2.4%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1,26316.7%39.5%82.7%−2.1%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
81812.0%34.7%67.8%+1.2%
テン乗り1,74114.1%34.9%86.1%+1.1%

テン乗りと、過去に騎乗した馬への乗り替わりは前半・後半とも人気以上の成績です。

継続騎乗は複勝率そのものは高いものの、後半は同人気帯の複勝率の平均を下回りました。初めて乗る馬でも数字を落としていないのが特徴です。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する2,752騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は6ありました。片方の期間だけの数字は追わず、前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向で、大穴1頭に頼らずに100%を保てるかを確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ476213.8%218.3%
(242騎乗)
209.1%
(234騎乗)
186.6%142.4%145.3〜302.0%
位置取り ダート 逃げ492153.2%184.0%
(187騎乗)
134.4%
(305騎乗)
142.0%125.0%119.6〜192.0%
競馬場 福島41147.8%159.6%
(28騎乗)
122.3%
(13騎乗)
60.7%9.4%22.4〜352.2%
位置取り ダート 先行1,775124.2%128.2%
(755騎乗)
121.2%
(1,020騎乗)
121.1%113.4%107.2〜142.3%
競馬場 東京679109.9%127.6%
(152騎乗)
104.8%
(527騎乗)
90.7%63.0%65.5〜166.6%
クラス ダート 3勝クラス325102.5%120.6%
(133騎乗)
89.9%
(192騎乗)
84.3%61.3%61.8〜154.4%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

確認をすべて通過したのはダートの先行・ダートの逃げ・芝の逃げですが、いずれも位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。

なかでもダートの先行は1,775騎乗と数が多く、高配当上位5件を除外しても113.4%を維持しました。レース前に判断できる東京やダート3勝クラスは、高配当を除外すると100%を下回っています。

まとめ

  • ダートは2200m以下の3区分すべてで前半・後半とも人気以上の成績です。 特に1801〜2200mは後半に大きく数字を伸ばし、複勝率42.6%でした。
  • ダートはクラスが上がっても強みが残ります。 未勝利から3勝クラス、オープン特別・リステッドまで両方の期間で人気以上の成績です。
  • ダートの先行が一番安定した位置取りです。 単勝回収率は前半128.2%・後半121.2%でした。
  • ダートの道悪も好成績です。 後半の複勝率は43.5%で、前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回りました。
  • テン乗りでも人気以上に走らせています。 継続騎乗は後半に人気以下の成績となりました。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、松山弘平騎手の延べ9,096騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。