川田将雅騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

川田将雅騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

川田将雅騎手は2004年にデビューし、長年トップクラスで活躍を続ける日本を代表する騎手です。上位人気の馬に乗る機会が非常に多いなかでも、同じ人気の馬以上に走らせています。JRA10場・平地の実測データで条件ごとに整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
201671318.9%43.3%82.5%3.4
201758915.4%43.8%70.1%3.8
201855916.6%47.4%75.2%3.6
201958326.1%56.4%87.2%2.3
202059228.2%57.4%86.1%2.1
202147728.5%53.9%100.0%2.2
202255026.0%58.4%76.4%2.1
202349430.6%60.1%85.4%2.0
202448029.4%58.3%82.8%2.1
202550620.8%54.0%71.4%2.3
202630621.9%54.2%65.4%2.3

※2026年は8月9日までの集計です。

川田将雅騎手は上位人気の馬への騎乗が中心で、勝率や複勝率そのものも高くなりやすい騎手です。そこで以下では、同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、前半と後半に分けて条件ごとの得意・苦手を見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m46118.7%45.8%89.3%+2.8%
芝 1401〜1800m75923.2%51.4%82.8%+3.4%
芝 1801〜2200m46921.3%56.9%89.1%+9.2%
芝 2201m〜14418.8%46.5%84.0%+4.6%
ダート 〜1400m53120.5%44.4%70.4%0.0%
ダート 1401〜1800m56521.8%49.7%76.6%+2.5%
ダート 1801〜2200m10515.2%45.7%46.0%+0.6%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m32420.7%46.9%77.6%−0.8%
芝 1401〜1800m69226.4%58.8%90.8%+4.9%
芝 1801〜2200m51831.9%63.3%92.2%+8.6%
芝 2201m〜13426.1%53.0%66.9%+0.2%
ダート 〜1400m50328.0%56.1%82.1%+1.9%
ダート 1401〜1800m51224.4%54.9%67.7%+1.6%
ダート 1801〜2200m12920.2%55.8%54.7%+1.1%

距離では大きな苦手条件がありません。特に芝1801〜2200mが強く、前半・後半とも距離別で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回る条件です。

芝1401〜1800mも騎乗数が多いなかで人気以上の成績です。ダートも1401〜2200mで安定しています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌3030.0%50.0%210.0%+12.8%
新潟3713.5%45.9%39.2%−5.6%
東京23715.2%43.5%69.2%+3.9%
中山11422.8%50.0%95.1%+3.0%
中京32020.0%48.4%68.7%+3.2%
京都97019.2%47.4%71.4%+1.3%
阪神1,08222.9%52.2%86.7%+5.0%
小倉24026.7%52.9%99.6%+4.1%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌4934.7%53.1%103.3%+3.6%
新潟12532.0%60.0%101.2%+8.3%
東京38821.6%53.1%87.3%+3.1%
中山15021.3%44.0%73.1%−6.5%
中京64628.3%59.3%82.2%+4.8%
京都50325.0%55.5%74.2%+1.8%
阪神74126.6%58.8%74.3%+3.9%
小倉20930.6%58.9%94.8%+6.2%

札幌・東京・中京・京都・阪神・小倉の6場で、前半・後半とも人気以上に走らせています。

特に阪神は騎乗数も多く、データとして信頼できます。競馬場による大きな苦手は少ない騎手です。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,41422.3%52.0%93.0%+5.8%
芝 稍重27721.7%47.3%79.6%+2.0%
芝 道悪1429.9%48.6%30.6%+4.3%
ダート 良67920.8%47.7%73.7%+2.3%
ダート 稍重28420.8%48.2%72.1%+1.9%
ダート 道悪24020.4%43.8%64.3%−2.3%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,36627.7%58.0%88.5%+5.2%
芝 稍重19623.5%58.2%79.2%+5.2%
芝 道悪10623.6%49.1%78.1%+2.0%
ダート 良79025.1%54.4%70.6%+0.9%
ダート 稍重18027.2%61.1%77.6%+5.0%
ダート 道悪17526.3%54.9%76.9%+2.2%

馬場状態ごとの成績も非常に安定しています。芝は良・稍重・道悪の3区分すべてで前半・後半とも人気以上の成績です。

ダートも良・稍重で両方の期間とも人気以上の成績でした。馬場が渋っても大きく評価を下げる必要はありません。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ10930.3%59.6%157.8%−1.9%
芝 先行90625.2%55.2%103.2%+2.6%
芝 差し61617.9%50.8%67.5%+7.4%
芝 追込2019.0%27.9%28.4%+1.8%
ダート 逃げ11637.9%64.7%117.8%+1.5%
ダート 先行60826.5%56.6%89.0%−1.2%
ダート 差し3459.9%36.2%38.6%+3.8%
ダート 追込1347.5%16.4%36.7%−1.6%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ8742.5%73.6%162.4%+9.9%
芝 先行73328.6%60.7%89.5%+1.7%
芝 差し63426.7%56.5%87.1%+7.1%
芝 追込21015.2%42.4%44.1%+8.2%
ダート 逃げ9352.7%80.6%139.7%+13.0%
ダート 先行62229.1%63.3%83.4%−0.5%
ダート 差し32516.0%44.3%46.9%+3.4%
ダート 追込10510.5%21.9%28.9%−2.4%

芝の差しが安定しています。前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を大きく上回りました。

近年はダートの逃げでも大きく数字を伸ばしています。一方、ダートの先行と追込は両方の期間で人気以下の成績です。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この5騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬23123.4%50.6%95.2%−1.5%
芝 未勝利44621.1%51.8%80.8%+3.0%
芝 1勝クラス37522.7%55.5%82.3%+8.6%
芝 2勝クラス28823.3%55.2%95.3%+8.9%
芝 3勝クラス14121.3%51.8%98.4%+8.9%
芝 オープン特別・
リステッド
8416.7%45.2%55.7%+0.8%
芝 重賞26816.8%40.7%86.2%+4.9%
ダート 新馬6817.6%44.1%54.6%−0.6%
ダート 未勝利35019.7%49.1%60.0%−0.4%
ダート 1勝クラス36622.1%47.0%75.6%+1.7%
ダート 2勝クラス21919.2%43.8%73.8%+0.1%
ダート 3勝クラス11625.0%50.9%80.0%+9.1%
ダート オープン特別・
リステッド
5617.9%41.1%113.8%+7.9%
ダート 重賞2821.4%50.0%63.9%+2.9%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬21626.4%56.9%79.5%−1.3%
芝 未勝利38630.6%61.1%86.2%+4.9%
芝 1勝クラス30329.7%62.7%86.8%+9.1%
芝 2勝クラス23531.9%66.4%86.9%+12.5%
芝 3勝クラス15321.6%48.4%66.1%+0.7%
芝 オープン特別・
リステッド
7726.0%54.5%77.9%+5.5%
芝 重賞29819.1%46.0%105.4%+4.3%
ダート 新馬5028.0%52.0%63.0%−3.4%
ダート 未勝利33027.3%59.1%67.7%−1.0%
ダート 1勝クラス29928.4%61.5%78.8%+8.5%
ダート 2勝クラス20524.9%50.7%68.2%+1.4%
ダート 3勝クラス13421.6%54.5%78.4%+5.6%
ダート オープン特別・
リステッド
8521.2%38.8%86.4%−5.7%
ダート 重賞4214.3%50.0%54.0%+8.9%

芝は未勝利から重賞まで幅広く人気以上の成績です。特に芝の2勝クラスが強く、後半の複勝率は66.4%まで伸びています。

一方、新馬戦は芝・ダートとも前半・後半で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気1,04437.5%67.3%82.8%+3.0%
2番人気61619.3%55.2%75.2%+3.9%
3番人気42615.7%44.4%85.8%+2.6%
4〜5番人気4958.7%35.8%83.0%+6.0%
6〜9番人気3844.7%21.6%87.3%+4.3%
10番人気以下710.0%12.7%0.0%+6.4%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気1,34537.8%68.8%79.6%+3.7%
2番人気68820.1%55.7%72.7%+3.4%
3番人気34414.8%42.2%78.1%+0.5%
4〜5番人気31012.3%37.4%100.9%+6.2%
6〜9番人気1056.7%20.0%119.7%+1.8%
10番人気以下210.0%14.3%0.0%+8.1%

1番人気から10番人気以下まで、6区分すべてで前半・後半とも人気以上に走らせています。

上位人気でもさらに成績を上積みしており、人気を背負ったときでも信頼できる騎手です。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗69025.8%54.8%81.3%+3.9%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
31020.3%54.2%62.6%+6.8%
テン乗り72123.3%50.5%92.6%+4.4%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗90727.7%58.8%77.1%+4.1%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
45424.7%53.5%79.6%+3.6%
テン乗り92626.6%56.9%91.0%+4.7%

継続騎乗・乗り替わり・テン乗りの3区分すべてで、前半・後半とも人気以上の成績です。

テン乗りでも数字を落としておらず、騎乗のつながりを問わず安定しています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する1,841騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は3つです。1頭の大穴で押し上がった数字では再現性がないため、前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向で確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ196159.8%157.8%
(109騎乗)
162.4%
(87騎乗)
136.9%112.7%111.0〜223.6%
競馬場 札幌79143.8%210.0%
(30騎乗)
103.3%
(49騎乗)
121.5%79.1%83.5〜216.6%
位置取り ダート 逃げ209127.5%117.8%
(116騎乗)
139.7%
(93騎乗)
124.0%112.1%104.0〜152.2%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

確認をすべて通過したのは芝の逃げとダートの逃げですが、位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。札幌も前半・後半とも100%を超えましたが、高配当を除外すると100%を下回ります。

まとめ

  • どの人気帯でも人気以上に走らせています。 1番人気でも前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回っています。
  • 距離では芝1801〜2200mが大きな強みです。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 芝は馬場状態を問わず安定しています。 前半・後半のどちらでも人気以上に走っています。
  • クラスでは芝の2勝クラスが特に好成績です。 後半の複勝率は66.4%まで伸びています。
  • 継続騎乗・乗り替わり・テン乗りのすべてで人気以上の成績です。 集計期間を分けても人気以上の成績でした。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、川田将雅騎手の延べ5,849騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。