C.ルメール騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

C.ルメール騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

C.ルメール騎手は2015年にJRA騎手免許を取得し、何度も全国リーディングに輝いている日本競馬を代表するトップジョッキーです。上位人気の馬に乗る機会が非常に多いなかでも、芝では幅広い条件で人気以上に走らせています。JRA10場・平地の実測データで詳しく見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
201678623.7%50.3%88.9%2.7
201780724.7%54.9%78.8%2.3
201877027.9%58.2%81.5%2.1
201965025.2%56.2%70.8%2.0
202078126.1%54.5%74.7%2.0
202180224.8%51.2%71.9%2.1
202256719.2%47.8%60.1%2.8
202366524.8%55.9%75.7%2.3
202458929.9%59.3%73.6%1.9
202552026.9%61.2%73.8%2.1
202632328.2%60.1%78.7%1.8

※2026年は8月9日までの集計です。

平均人気は2番人気前後で、常に高い支持を集めています。勝率や複勝率の高さだけでは得意条件を判断できないため、同じ人気の馬全体との複勝率の差で前半・後半を比較します。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m48824.0%51.2%76.7%+2.7%
芝 1401〜1800m98826.4%57.2%78.9%+2.8%
芝 1801〜2200m54428.3%58.5%90.3%+3.6%
芝 2201m〜21532.1%64.7%101.1%+9.4%
ダート 〜1400m60020.3%49.2%66.2%−1.0%
ダート 1401〜1800m81525.5%52.6%78.4%+0.7%
ダート 1801〜2200m11827.1%57.6%79.4%+6.9%
ダート 2201m〜2619.2%50.0%46.9%−2.3%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m39921.6%52.4%67.8%+4.0%
芝 1401〜1800m98626.3%58.2%74.8%+3.3%
芝 1801〜2200m53828.3%57.4%75.0%+2.3%
芝 2201m〜21333.3%71.4%98.7%+13.0%
ダート 〜1400m51321.1%46.0%65.0%−3.1%
ダート 1401〜1800m68624.8%53.1%65.2%+0.6%
ダート 1801〜2200m11427.2%55.3%74.4%+3.4%
ダート 2201m〜1717.6%47.1%35.3%−4.7%

芝はすべての距離帯で前半・後半とも人気以上の成績です。

特に芝2201m以上の数字が良く、複勝率は前半64.7%・後半71.4%です。ダートは1801〜2200mが安定しています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌45627.0%56.6%82.9%+2.8%
函館19522.1%56.9%65.1%+1.9%
新潟6330.2%60.3%103.0%+4.8%
東京1,15728.7%58.4%87.6%+4.1%
中山54428.9%55.9%79.8%+1.8%
中京18219.8%50.5%59.8%+0.3%
京都57120.8%48.5%68.8%−1.4%
阪神61622.2%51.5%77.8%+0.2%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌20919.6%46.4%64.2%−4.4%
函館10017.0%47.0%46.2%−3.8%
福島1414.3%57.1%28.6%+7.7%
新潟15731.8%63.7%71.2%+7.5%
東京1,45729.0%60.9%79.1%+5.1%
中山78324.6%53.5%69.5%+0.2%
中京20719.8%41.5%59.1%−6.9%
京都18626.3%52.7%88.1%+2.5%
阪神34717.9%47.8%59.3%−0.4%

東京新潟・中山は前半・後半とも人気以上の成績です。

特に東京は騎乗数が最も多いなかで人気以上の成績を維持しており、データとして信頼できます。北海道2場は近年に数字を落としています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,71726.9%56.8%81.2%+3.5%
芝 稍重34227.5%59.9%92.3%+7.1%
芝 道悪17625.6%51.7%86.6%+4.2%
ダート 良91824.0%51.1%73.1%−0.1%
ダート 稍重35321.0%53.0%61.5%+0.1%
ダート 道悪28825.3%51.7%88.5%+2.6%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,75727.9%59.3%78.8%+5.1%
芝 稍重26321.7%55.9%64.9%+3.8%
芝 道悪11618.1%47.4%57.5%+0.1%
ダート 良86422.5%49.3%64.5%−1.8%
ダート 稍重23225.4%53.0%70.1%+1.4%
ダート 道悪23425.2%52.1%64.6%+2.2%

芝は良・稍重・道悪のすべてで前半・後半とも人気以上に走らせています。馬場状態を問わず安定しています。

ダートでは道悪が両方の期間で人気以上の成績ですが、良馬場は同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ11643.1%73.3%149.5%+6.4%
芝 先行72633.1%67.2%101.1%+7.6%
芝 差し96525.4%54.5%78.7%+4.7%
芝 追込42615.3%40.4%45.4%+5.6%
ダート 逃げ13740.1%67.2%103.9%−0.3%
ダート 先行72232.0%64.1%102.5%+2.7%
ダート 差し53114.3%40.3%45.4%+2.2%
ダート 追込1693.0%21.3%11.1%−2.3%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ14045.0%80.7%125.2%+10.6%
芝 先行80835.0%67.0%100.3%+6.3%
芝 差し84521.3%54.9%63.1%+5.4%
芝 追込34011.8%36.5%28.4%+1.1%
ダート 逃げ12040.8%63.3%111.9%−4.0%
ダート 先行65430.1%62.4%78.4%+0.2%
ダート 差し41913.1%37.2%42.1%+0.2%
ダート 追込1378.0%22.6%34.8%−0.8%

芝は逃げ・先行・差し・追込の4区分すべてで前半・後半とも人気以上の成績です。

特に芝の逃げは後半の複勝率80.7%まで伸びました。ダートでは先行・差しが人気以上の成績ですが、逃げは両方の期間で人気以下の成績です。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この5騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬29830.5%62.1%86.4%+4.4%
芝 未勝利56629.3%60.8%83.0%+3.8%
芝 1勝クラス46226.2%58.7%77.7%+6.5%
芝 2勝クラス37626.1%53.7%78.3%+1.5%
芝 3勝クラス15619.9%50.0%77.6%+2.9%
芝 オープン特別・
リステッド
8623.3%53.5%53.1%+3.4%
芝 重賞29125.4%50.2%108.4%+5.2%
ダート 新馬11232.1%66.1%84.0%+11.9%
ダート 未勝利51027.8%53.9%86.5%−1.3%
ダート 1勝クラス45721.7%54.5%62.3%+3.7%
ダート 2勝クラス25717.5%44.0%56.3%−2.5%
ダート 3勝クラス12822.7%42.2%80.4%−2.8%
ダート オープン特別・
リステッド
5619.6%41.1%81.2%+0.2%
ダート 重賞3912.8%43.6%75.4%−1.4%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬31728.7%61.8%71.7%+2.8%
芝 未勝利53728.5%59.2%70.9%+1.9%
芝 1勝クラス40429.5%62.9%86.7%+9.7%
芝 2勝クラス30023.3%59.3%60.0%+4.5%
芝 3勝クラス17424.7%51.7%91.3%+7.0%
芝 オープン特別・
リステッド
8229.3%62.2%103.2%+11.6%
芝 重賞32221.1%48.8%74.6%+3.4%
ダート 新馬10021.0%49.0%69.0%−3.7%
ダート 未勝利40127.7%57.6%68.2%+0.2%
ダート 1勝クラス34725.6%50.4%73.8%+0.6%
ダート 2勝クラス24221.9%51.7%58.6%+3.3%
ダート 3勝クラス13816.7%43.5%61.7%+0.3%
ダート オープン特別・
リステッド
7414.9%32.4%46.6%−6.6%
ダート 重賞2814.3%25.0%40.4%−13.9%

芝は新馬から重賞まで7区分すべてで、前半・後半とも人気以上の成績です。

特にオープン特別・リステッドと1勝クラスで高い複勝率を残しています。一方、ダート重賞は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気1,72837.0%67.4%76.7%+3.1%
2番人気92323.0%56.8%86.1%+5.4%
3番人気52412.4%41.2%66.5%−0.5%
4〜5番人気4229.7%32.9%85.7%+2.5%
6〜9番人気1835.5%16.4%83.4%−1.4%
10番人気以下147.1%21.4%151.4%+14.8%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気1,64337.3%69.6%76.4%+4.5%
2番人気85020.1%53.5%75.7%+1.3%
3番人気40014.8%43.5%76.6%+1.9%
4〜5番人気3898.7%30.6%66.0%−0.2%
6〜9番人気1661.8%13.9%19.2%−2.9%
10番人気以下180.0%0.0%0.0%−6.1%

1番人気と2番人気は前半・後半とも人気以上の成績です。人気を背負ったときでも、さらに同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

一方、6〜9番人気は両方の期間で人気以下の成績でした。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗81227.2%58.3%68.8%+1.5%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
42123.0%49.2%72.7%−2.5%
テン乗り95228.7%58.0%90.3%+5.5%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1,16326.9%57.3%68.4%+1.4%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
57920.6%52.0%65.3%+2.3%
テン乗り1,05926.8%55.1%83.6%+5.1%

テン乗りで特に強いです。前半・後半とも人気以上に走らせ、複勝率も高い水準です。

継続騎乗も両方の期間で人気以上の成績です。初めて乗る馬でも評価を下げる必要はありません。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する2,274騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は3つでした。大穴1頭で押し上がった数字ではないかを見るため、前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向から確認します。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ256136.2%149.5%
(116騎乗)
125.2%
(140騎乗)
130.0%113.9%109.6〜165.5%
位置取り ダート 逃げ257107.6%103.9%
(137騎乗)
111.9%
(120騎乗)
105.0%96.3%88.7〜127.4%
位置取り 芝 先行1,534100.7%101.1%
(726騎乗)
100.3%
(808騎乗)
99.8%96.8%92.2〜109.6%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

確認をすべて通過したのは芝の逃げですが、位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。芝の先行も前半・後半で100%を超えましたが、最高配当1件を除外するとわずかに100%を下回りました。

まとめ

  • 芝は距離・馬場・位置取り・クラスを問わず幅広く人気以上に走らせています。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 芝2201m以上で特に高い複勝率を残しています。 芝はすべての距離帯で前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 競馬場では東京・新潟・中山が前半・後半とも人気以上の成績です。 特に東京は騎乗数が最も多いなかで人気以上の成績を維持しており、データとして信頼できます。
  • 1番人気・2番人気でも同人気帯の平均以上に走らせています。 期間を分けて見ても好成績です。
  • テン乗りでも非常に安定しています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、C.ルメール騎手の延べ7,260騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。