木幡巧也騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

木幡巧也騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

木幡巧也騎手は2016年3月にデビューし、2019年7月に減量が明けました。減量明けに数字を伸ばした条件が多い騎手です。JRA10場・平地の実測データを減量期間と減量明けに分け、条件ごとの差を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20166337.1%20.5%64.3%7.6
20175943.0%14.6%43.1%8.9
20186323.6%13.6%45.9%9.9
20195894.1%15.4%63.4%9.2
20206464.3%16.3%138.3%9.0
20216364.4%16.5%62.0%8.7
20224724.9%14.6%72.3%9.3
20236094.1%14.4%122.2%9.1
20245864.1%14.0%43.1%9.2
20256753.9%14.8%71.2%9.3
20264203.8%14.3%55.7%9.3

※2026年は8月9日までの集計です。

木幡巧也騎手は人気薄の馬に乗る機会が多い騎手です。勝率や複勝率そのものでは評価しにくいため、同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、減量期間と減量明けに分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は見習騎手として負担重量が軽くなる期間がありました。減量のあるなしで成績をそのまま比べられないため、減量が終わった2019年7月を境に、前半(減量期間)と後半(減量明け)に分けています。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年3月〜2019年7月28日)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m3765.1%16.8%42.4%+0.5%
芝 1401〜1800m3563.4%13.5%70.3%−1.2%
芝 1801〜2200m1984.0%12.6%52.5%−1.2%
芝 2201m〜605.0%13.3%149.2%−5.0%
ダート 〜1400m5625.2%17.8%42.2%−0.6%
ダート 1401〜1800m6114.4%15.5%59.2%−1.3%
ダート 1801〜2200m362.8%22.2%11.4%+5.3%
ダート 2201m〜238.7%17.4%85.7%−2.0%
距離(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年7月29日〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m5025.8%16.3%61.9%−0.1%
芝 1401〜1800m7883.3%12.7%60.9%−0.6%
芝 1801〜2200m3971.8%11.3%12.2%−1.2%
芝 2201m〜1193.4%11.8%290.1%−0.2%
ダート 〜1400m1,0544.5%16.9%75.7%0.0%
ダート 1401〜1800m1,2064.1%15.8%92.8%+0.1%
ダート 1801〜2200m1657.9%23.0%189.8%+5.7%
ダート 2201m〜397.7%12.8%67.9%−10.8%

距離で減量期間・減量明けとも人気以上の成績だったのはダート1801〜2200mです。減量明けは複勝率23.0%、単勝回収率189.8%まで伸びましたが、騎乗数は多くないため参考程度です。

それ以外は大きな得意条件がなく、芝は減量明けも同人気帯の複勝率の平均をわずかに下回っています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(減量期間・2016年3月〜2019年7月28日)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
函館541.9%14.8%9.3%+0.4%
福島4425.2%15.6%66.4%−2.8%
新潟6215.8%16.9%96.1%−0.1%
東京3612.8%13.0%13.6%−0.7%
中山6154.6%17.6%41.4%−0.3%
中京730.0%8.2%0.0%−1.1%
小倉535.7%15.1%49.4%+3.3%
競馬場|後半(減量明け・2019年7月29日〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
函館1513.3%26.7%281.3%+12.2%
福島3937.1%19.3%109.0%+0.8%
新潟5263.6%15.8%81.2%+1.1%
東京1,7513.7%13.4%76.3%+0.2%
中山1,5694.2%16.3%76.9%−0.6%

減量明けに数字を伸ばしたのは新潟福島・東京です。特に福島は減量期間の人気以下の成績から大きく人気以上の成績に変わりました。

騎乗の中心は東京です。中山は減量明けもほぼ人気通りの成績でした。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年3月〜2019年7月28日)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良8114.6%14.3%71.7%−0.9%
芝 稍重1223.3%14.8%14.3%−0.5%
芝 道悪571.8%17.5%7.5%−1.4%
ダート 良7373.7%15.2%50.1%−2.6%
ダート 稍重3115.5%17.7%40.9%+0.4%
ダート 道悪1848.2%21.7%68.4%+4.5%
馬場(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年7月29日〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,4683.6%13.0%70.3%−1.0%
芝 稍重2364.2%12.3%47.3%−1.3%
芝 道悪1022.9%20.6%39.4%+4.2%
ダート 良1,5214.8%17.3%90.1%+1.0%
ダート 稍重5433.5%15.5%87.6%−0.3%
ダート 道悪4005.2%16.0%102.7%−1.6%

減量明けに芝の道悪とダートの良で数字を伸ばしました。芝の道悪は減量期間の人気以下の成績から人気以上の成績へ変わり、ダートの良も同じ動きです。

一方、ダートの道悪は減量期間の人気以上の成績から減量明けは人気以下に変わりました。芝の良は両方の時期で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年3月〜2019年7月28日)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ4114.6%34.1%385.9%−2.8%
芝 先行2809.3%27.1%133.6%+1.5%
芝 差し3521.4%10.8%11.5%−2.8%
芝 追込2560.0%2.3%0.0%−3.0%
ダート 逃げ6816.2%41.2%257.2%+5.0%
ダート 先行38710.3%32.6%83.4%−1.8%
ダート 差し4611.3%9.8%24.5%−2.7%
ダート 追込3160.6%2.5%3.8%−1.6%
位置取り(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年7月29日〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ11312.4%31.9%235.0%+1.8%
芝 先行5056.7%22.2%70.4%−2.5%
芝 差し6512.2%11.5%82.8%−0.9%
芝 追込5090.6%3.1%3.1%−1.2%
ダート 逃げ18914.8%34.4%430.3%−2.9%
ダート 先行7818.1%30.5%130.9%−2.1%
ダート 差し8002.1%10.5%32.2%−1.1%
ダート 追込6940.7%3.5%23.7%−0.1%

前に付けたときの数字が目立ちます。ダートの逃げは減量明けも複勝率・単勝回収率とも高く、芝の逃げは減量期間の人気以下の成績から減量明けは人気以上の成績へ変わりました。

ダートの先行も減量明けは好成績です。一方、差し・追込は芝・ダートとも両方の時期で人気以下でした。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この89騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年3月〜2019年7月28日)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1188.5%23.7%165.3%+8.7%
芝 未勝利3794.0%13.5%40.0%−1.4%
芝 1勝クラス3323.9%16.6%40.4%−1.0%
芝 2勝クラス842.4%7.1%42.1%−5.1%
芝 3勝クラス303.3%6.7%56.0%−8.0%
芝 オープン特別・
リステッド
283.6%7.1%250.0%−4.0%
芝 重賞190.0%0.0%0.0%−7.4%
ダート 新馬551.8%16.4%12.5%−6.4%
ダート 未勝利5514.4%17.2%27.3%−1.1%
ダート 1勝クラス4595.7%16.3%72.7%−1.3%
ダート 2勝クラス1074.7%18.7%52.7%+4.7%
ダート 3勝クラス333.0%12.1%19.7%+2.5%
ダート オープン特別・
リステッド
195.3%10.5%12.6%−7.9%
クラス(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年7月29日〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬3043.0%11.5%37.9%−1.6%
芝 未勝利7133.5%13.2%36.5%−0.5%
芝 1勝クラス3384.4%14.8%48.2%−1.1%
芝 2勝クラス2144.7%15.0%87.2%+1.2%
芝 3勝クラス1102.7%13.6%26.7%−0.6%
芝 オープン特別・
リステッド
563.6%14.3%26.2%+0.4%
芝 重賞712.8%9.9%584.5%−1.0%
ダート 新馬1584.4%18.4%50.9%−0.8%
ダート 未勝利1,1045.4%17.8%99.0%+0.8%
ダート 1勝クラス6704.2%16.0%99.5%−0.9%
ダート 2勝クラス3334.2%15.3%101.9%+0.5%
ダート 3勝クラス1251.6%13.6%58.2%+2.1%
ダート オープン特別・
リステッド
673.0%13.4%7.9%+1.3%

減量明けはダートで幅広く人気以上に走らせています。未勝利から上のクラスまで人気以上の成績が並び、上のクラスほど同人気帯の複勝率の平均を大きく上回りました。

芝も2勝クラスとオープン特別・リステッドで人気以上の成績です。一方、芝の新馬は減量期間の好成績を減量明けには再現していません。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(減量期間・2016年3月〜2019年7月28日)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気8429.8%54.8%79.0%−9.9%
2番人気9812.2%39.8%50.4%−11.5%
3番人気12817.2%45.3%116.5%+3.3%
4〜5番人気2506.8%26.4%65.2%−2.7%
6〜9番人気6033.2%15.9%66.6%+0.6%
10番人気以下1,0590.6%4.3%37.4%0.0%
人気|後半(減量明け・2019年7月29日〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気10833.3%61.1%89.6%−3.7%
2番人気15418.2%52.6%84.2%+0.5%
3番人気17612.5%42.6%89.1%+1.1%
4〜5番人気5159.1%31.8%93.7%+1.8%
6〜9番人気1,2502.2%13.8%38.1%−1.2%
10番人気以下2,0670.9%4.5%101.6%0.0%

3番人気は減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。

減量明けに伸びたのは2番人気と4〜5番人気で、どちらも減量期間の人気以下の成績から人気以上の成績へ変わりました。10番人気以下は騎乗数が多いものの、複勝率ではほぼ人気通りです。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(減量期間・2016年3月〜2019年7月28日)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗4635.0%19.9%31.7%−2.3%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
1395.8%18.0%50.5%+0.6%
テン乗り5413.1%11.8%53.2%−0.5%
騎乗のつながり|後半(減量明け・2019年7月29日〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1,5625.9%20.2%81.5%−1.0%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
5833.3%15.4%65.4%+1.4%
テン乗り1,2113.5%11.4%100.0%+0.5%

過去に騎乗した馬へ戻ったときは、減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。

テン乗りも減量明けは人気以上の成績へ変わり、初めて乗る馬でも数字を落としていません。一方、継続騎乗は両方の時期で同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する1,993騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は9つあります。100%超でも大穴1頭で押し上がった数字なら再現性はないため、減量期間と減量明けへの分割、高配当の除外、引き直しの3方向から崩れないかを確かめました。

条件騎乗単勝回収率2016年〜2019年7月28日2019年7月29日〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス 芝 重賞90461.1%0.0%
(19騎乗)
584.5%
(71騎乗)
100.6%0.0%0.0〜1283.9%
クラス ダート 重賞15442.0%828.8%
(8騎乗)
0.0%
(7騎乗)
0.0%0.0%0.0〜1326.0%
位置取り ダート 逃げ257384.5%257.2%
(68騎乗)
430.3%
(189騎乗)
292.5%109.0%150.2〜696.3%
位置取り 芝 逃げ154275.1%385.9%
(41騎乗)
235.0%
(113騎乗)
217.1%110.4%121.4〜469.0%
距離 芝 2201m〜179242.8%149.2%
(60騎乗)
290.1%
(119騎乗)
61.3%4.8%12.3〜671.2%
距離 ダート 1801〜2200m201157.9%11.4%
(36騎乗)
189.8%
(165騎乗)
44.1%23.1%24.7〜398.7%
位置取り ダート 先行1,168115.1%83.4%
(387騎乗)
130.9%
(781騎乗)
95.6%64.0%69.9〜173.8%
クラス 芝 オープン特別・リステッド84100.8%250.0%
(28騎乗)
26.2%
(56騎乗)
17.7%0.0%0.0〜284.2%
人気 3番人気304100.6%116.5%
(128騎乗)
89.1%
(176騎乗)
96.6%84.4%73.3〜129.7%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

回収率の確認をすべて通過したのはダートの逃げと芝の逃げです。ただし、どちらも位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。

残る条件は、減量期間と減量明けへの分割、高配当の除外、引き直しのいずれかで回収率100%を下回りました。

まとめ

  • 減量明けに数字を伸ばした条件が多い騎手です。 芝の道悪とダートの良は、どちらも減量期間の人気以下の成績から人気以上の成績へ変わりました。
  • 距離ではダート1801〜2200mが両方の時期で人気以上の成績です。 減量明けの複勝率は23.0%ですが、騎乗数は多くないため参考程度です。
  • 減量明けは福島・新潟・東京で数字を伸ばしました。 特に福島は減量期間の人気以下の成績から大きく人気以上の成績に変わりました。
  • 前に付けたときの成績が良く、差し・追込では数字を落としています。 一方、差し・追込は芝・ダートとも両方の時期で人気以下でした。
  • テン乗りも減量明けは人気以上の成績です。 一方、継続騎乗は両方の時期で人気以下の成績でした。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、木幡巧也騎手の延べ6,492騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。