野中悠太郎騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

野中悠太郎騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

野中悠太郎騎手は2015年3月にデビューし、2020年3月に減量が明けました。減量期間と減量明けの両方で残った強みは多くありませんが、芝の道悪では安定して人気以上に走らせています。JRA10場・平地の実測データを2つの時期に分けて整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20164732.3%8.7%73.5%11.1
20175992.2%10.2%25.7%10.4
20182530.8%6.7%11.6%10.9
20197213.5%13.9%71.3%9.0
20205482.2%10.6%76.5%10.3
20214012.7%10.2%76.0%11.0
20224033.5%11.4%39.5%10.0
20232792.5%9.7%85.1%10.6
20243762.4%12.2%36.1%9.9
20253051.6%7.9%37.6%10.9
20261761.1%5.1%75.2%11.5

※2026年は8月9日までの集計です。

人気薄の馬に乗る機会が多いため、勝率や複勝率そのものでは得意条件を判断しにくい騎手です。減量期間と減量明けを分け、両方の時期で残った条件を中心に見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は見習騎手として負担重量が軽くなる期間がありました。減量のあるなしで成績をそのまま比べられないため、減量が終わった2020年3月を境に、前半(減量期間)と後半(減量明け)に分けています。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年〜2020年2月29日)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2552.4%12.5%29.3%+0.5%
芝 1401〜1800m3921.3%9.4%24.1%−0.5%
芝 1801〜2200m1802.8%11.7%94.2%−1.7%
芝 2201m〜529.6%21.2%56.5%+3.1%
ダート 〜1400m6393.0%10.0%47.1%−2.4%
ダート 1401〜1800m5692.3%10.7%70.5%−1.5%
ダート 1801〜2200m610.0%1.6%0.0%−9.8%
ダート 2201m〜170.0%11.8%0.0%−3.9%
距離(芝ダ別)|後半(減量明け・2020年3月1日〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2552.4%10.6%25.3%+0.9%
芝 1401〜1800m4442.0%8.6%126.0%−0.5%
芝 1801〜2200m2091.4%5.7%73.9%−4.7%
芝 2201m〜661.5%10.6%19.5%−2.0%
ダート 〜1400m6262.9%11.0%68.6%+0.5%
ダート 1401〜1800m6762.7%12.0%35.4%−1.4%
ダート 1801〜2200m782.6%6.4%9.2%−3.8%
ダート 2201m〜156.7%13.3%70.0%+2.3%

芝1400m以下は減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。

ダート1400m以下も減量明けは人気以上の成績へ変わりました。一方、芝1801〜2200mは両方の時期で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(減量期間・2016年〜2020年2月29日)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
福島1594.4%13.8%42.8%−2.8%
新潟2643.0%13.6%96.3%−0.1%
東京9152.3%9.8%57.4%−0.7%
中山8102.1%9.9%27.5%−1.9%
競馬場|後半(減量明け・2020年3月1日〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
函館130.0%0.0%0.0%−14.7%
福島2203.6%11.4%168.1%−0.3%
新潟2971.7%8.8%28.8%−1.9%
東京9282.5%10.9%61.5%+0.3%
中山8032.4%10.1%51.5%−0.8%
中京283.6%7.1%21.1%−2.5%
京都110.0%18.2%0.0%+2.8%
阪神160.0%12.5%0.0%−0.2%
小倉533.8%3.8%60.6%−8.3%

騎乗の中心は東京と中山です。東京は減量明けに人気以上の成績へ変わりましたが、中山は両方の時期で人気以下でした。

新潟も減量期間・減量明けとも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年〜2020年2月29日)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良7132.2%10.5%46.0%−0.7%
芝 稍重1122.7%11.6%22.2%−0.8%
芝 道悪543.7%24.1%28.1%+7.9%
ダート 良7902.9%10.9%73.9%−1.5%
ダート 稍重3012.0%7.6%33.6%−3.7%
ダート 道悪1951.5%9.7%8.6%−3.4%
馬場(芝ダ別)|後半(減量明け・2020年3月1日〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良7471.6%7.8%55.6%−1.7%
芝 稍重1542.6%8.4%31.8%−1.1%
芝 道悪734.1%17.8%447.9%+3.1%
ダート 良8552.9%11.8%48.0%0.0%
ダート 稍重2832.1%9.9%32.8%−2.4%
ダート 道悪2573.1%10.9%71.1%−0.8%

一番はっきりした強みは芝の道悪です。減量期間・減量明けとも人気以上に走らせており、減量明けは複勝率17.8%・単勝回収率447.9%でした。

芝の稍重とダートの稍重は両方の時期で人気以下の成績です。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年〜2020年2月29日)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ852.4%14.1%45.9%−5.9%
芝 先行2264.0%21.7%33.1%−0.2%
芝 差し2562.0%9.0%22.3%−2.1%
芝 追込2871.7%4.9%68.6%+0.8%
ダート 逃げ843.6%14.3%15.8%−14.5%
ダート 先行2698.2%25.3%143.9%−2.6%
ダート 差し4331.2%9.0%67.6%−1.2%
ダート 追込5000.4%1.8%1.8%−1.5%
位置取り(芝ダ別)|後半(減量明け・2020年3月1日〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ666.1%22.7%517.6%−3.6%
芝 先行1783.9%17.4%82.9%−1.5%
芝 差し2821.8%11.0%78.3%+0.7%
芝 追込4310.7%1.6%18.8%−1.4%
ダート 逃げ6710.4%28.4%184.9%−4.1%
ダート 先行2447.4%26.6%133.3%+0.7%
ダート 差し4251.6%10.1%21.4%−1.0%
ダート 追込6591.1%4.6%22.2%+1.4%

減量明けはダートの先行、芝の差し、ダートの追込で数字を伸ばしました。

一方、逃げは芝・ダートとも減量期間・減量明けの両方で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この42騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年〜2020年2月29日)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1292.3%9.3%35.0%+1.0%
芝 未勝利3933.1%12.5%70.4%+0.9%
芝 1勝クラス1911.0%10.5%7.6%−3.1%
芝 2勝クラス993.0%11.1%24.5%−0.9%
芝 3勝クラス352.9%14.3%20.6%+1.1%
芝 オープン特別・
リステッド
180.0%11.1%0.0%+4.2%
芝 重賞140.0%14.3%0.0%+2.9%
ダート 新馬1014.0%7.9%44.3%−2.8%
ダート 未勝利6242.2%9.8%57.1%−2.4%
ダート 1勝クラス3762.4%9.8%64.9%−3.2%
ダート 2勝クラス1353.7%11.9%42.1%+0.9%
ダート 3勝クラス350.0%14.3%0.0%+2.2%
ダート オープン特別・
リステッド
120.0%8.3%0.0%−2.5%
クラス(芝ダ別)|後半(減量明け・2020年3月1日〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1481.4%3.4%9.1%−4.5%
芝 未勝利3782.1%9.0%79.9%+0.8%
芝 1勝クラス2021.5%11.9%196.8%−0.1%
芝 2勝クラス1382.2%8.7%17.3%−2.3%
芝 3勝クラス621.6%8.1%4.2%−2.4%
芝 オープン特別・
リステッド
229.1%13.6%235.0%−4.6%
芝 重賞240.0%4.2%0.0%−4.0%
ダート 新馬982.0%12.2%36.0%+1.3%
ダート 未勝利6372.7%11.5%37.3%−0.4%
ダート 1勝クラス3783.2%11.1%72.4%−0.8%
ダート 2勝クラス1812.2%11.0%29.0%−1.9%
ダート 3勝クラス742.7%8.1%46.2%−0.9%
ダート オープン特別・
リステッド
238.7%17.4%232.2%+4.6%

芝の未勝利は減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。

減量明けはダートの新馬とオープン特別・リステッドも人気以上の成績へ変わりました。一方、芝の新馬は減量期間の好成績を減量明けには再現していません。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(減量期間・2016年〜2020年2月29日)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気2634.6%73.1%91.9%+8.6%
2番人気5514.5%50.9%57.5%−0.3%
3番人気684.4%30.9%31.2%−10.9%
4〜5番人気1605.6%21.2%55.6%−8.2%
6〜9番人気6123.1%12.1%69.5%−2.8%
10番人気以下1,2440.4%4.3%38.5%+0.1%
人気|後半(減量明け・2020年3月1日〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気2437.5%58.3%103.7%−6.6%
2番人気4216.7%50.0%71.2%−2.2%
3番人気603.3%43.3%22.7%+1.7%
4〜5番人気1796.7%25.1%70.3%−4.7%
6〜9番人気6013.3%15.5%81.9%+1.0%
10番人気以下1,4630.5%2.9%54.1%−1.1%

減量明けは3番人気と6〜9番人気で人気以上の成績になりました。

1番人気は減量期間の人気以上の成績から減量明けは人気以下の成績へ変わっています。10番人気以下は騎乗数が最も多いものの、ほぼ人気通りの成績です。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(減量期間・2016年〜2020年2月29日)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗4164.6%18.0%61.3%−0.4%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
1600.6%8.1%3.8%−5.7%
テン乗り6731.3%7.7%22.9%−2.9%
騎乗のつながり|後半(減量明け・2020年3月1日〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗7084.1%15.7%55.4%−0.9%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
3043.0%11.2%67.3%+1.7%
テン乗り7241.4%6.9%86.8%−1.1%

過去に騎乗した馬へ戻ったときは、減量明けに人気以上の成績へ変わりました。

継続騎乗とテン乗りは両方の時期で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する1,549騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は7ありました。片方の時期だけで超えた条件は追わず、減量期間と減量明けへの分割、高配当の除外、引き直しの3方向から、大穴1頭で押し上がった数字ではないかを確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016年〜2020年2月29日2020年3月1日〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
馬場 芝 道悪127269.4%28.1%
(54騎乗)
447.9%
(73騎乗)
41.3%0.0%6.1〜758.3%
位置取り 芝 逃げ151252.1%45.9%
(85騎乗)
517.6%
(66騎乗)
60.3%1.8%18.9〜673.5%
クラス ダート オープン特別・リステッド35152.6%0.0%
(12騎乗)
232.2%
(23騎乗)
17.4%0.0%0.0〜440.9%
位置取り ダート 先行513138.9%143.9%
(269騎乗)
133.3%
(244騎乗)
116.2%76.6%78.7〜212.1%
クラス 芝 オープン特別・リステッド40129.2%0.0%
(18騎乗)
235.0%
(22騎乗)
12.1%0.0%0.0〜376.0%
競馬場 福島379115.5%42.8%
(159騎乗)
168.1%
(220騎乗)
85.9%17.9%36.4〜219.2%
クラス 芝 1勝クラス393104.9%7.6%
(191騎乗)
196.8%
(202騎乗)
31.1%0.0%3.7〜278.9%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

最も数字が残ったのはダートの先行です。最高配当1件を除いても回収率100%を超えましたが、高配当上位5件を除くと100%を下回りました。

芝の道悪や芝の逃げは減量明けの回収率が高い一方、減量期間との数字に大きな差があります。

まとめ

  • 芝の道悪が一番はっきりした強みです。 減量期間・減量明けとも人気以上に走らせており、減量明けは複勝率17.8%・単勝回収率447.9%でした。
  • 距離では芝1400m以下が両方の時期で人気以上の成績です。 一方、芝1801〜2200mは両方の時期で人気以下の成績です。
  • 減量明けはダートの先行、芝の差し、ダートの追込で数字を伸ばしました。 一方、逃げは芝・ダートとも減量期間・減量明けの両方で人気以下の成績です。
  • 芝の未勝利も両方の時期で人気以上の成績です。 一方、芝の新馬は減量期間の好成績を減量明けには再現していません。
  • 継続騎乗とテン乗りは両方の時期で人気以下の成績です。 過去に騎乗した馬へ戻ったときは減量明けに人気以上の成績へ変わりました。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、野中悠太郎騎手の延べ4,534騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。