古川奈穂騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

古川奈穂騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

古川奈穂騎手は見習騎手としての減量が2026年3月に明けたばかりです。女性騎手としての平地2kg減はその後も続いています。斤量条件の違う時期を分け、JRA10場・平地の実測データで条件ごとの差を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20211215.8%17.4%35.5%7.7
20222025.0%19.3%47.8%7.7
20233128.0%18.6%110.0%8.2
20242044.4%11.3%37.5%8.9
20253054.6%15.7%41.4%9.3
20261802.8%11.7%19.6%9.4

※2026年は8月9日までの集計です。

古川奈穂騎手は減量明けの集計期間がまだ短く、年別の勝率や複勝率だけで評価するのは難しい段階です。以下では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、減量期間と減量明けを分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は見習騎手として負担重量が軽くなる期間がありました。減量のあるなしで成績をそのまま比べられないため、減量が終わった2026年3月を境に、前半(減量期間)と後半(減量明け)に分けています。
※女性騎手は、見習としての減量が終わったあとも、平地では2kg減が続きます。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(減量期間・2021年3月〜2026年3月1日)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2034.9%15.3%31.0%+0.4%
芝 1401〜1800m1324.5%16.7%30.7%−1.1%
芝 1801〜2200m1223.3%12.3%26.6%−3.4%
芝 2201m〜244.2%25.0%18.3%+8.0%
ダート 〜1400m3666.8%17.2%86.6%−0.5%
ダート 1401〜1800m3255.8%16.6%61.7%−2.7%
ダート 1801〜2200m205.0%15.0%18.0%−7.1%
ダート 2201m〜128.3%25.0%277.5%+8.1%
距離(芝ダ別)|後半(減量明け・2026年3月2日〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m273.7%14.8%27.0%−1.0%
芝 1401〜1800m224.5%9.1%70.5%−6.7%
芝 1801〜2200m140.0%14.3%0.0%+5.3%
ダート 〜1400m240.0%8.3%0.0%−1.7%
ダート 1401〜1800m220.0%0.0%0.0%−10.6%

距離では減量期間・減量明けとも安定して人気以上だった区分がありません。

騎乗の中心であるダート1400m以下・1401〜1800mは両方の時期で人気以下です。減量明けに人気以上の成績なのは芝1801〜2200mですが、騎乗数が少ないため参考程度です。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(減量期間・2021年3月〜2026年3月1日)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌1984.0%11.1%21.2%−6.3%
函館1506.7%22.7%33.6%+1.1%
福島10311.7%23.3%134.6%+6.1%
新潟975.2%18.6%45.8%−0.8%
東京128.3%16.7%65.8%−5.1%
中山120.0%8.3%0.0%−14.1%
中京1896.9%15.9%130.2%+0.1%
京都1023.9%9.8%29.6%−4.6%
阪神2323.4%16.4%40.6%−2.1%
小倉1095.5%16.5%37.3%+0.9%
競馬場|後半(減量明け・2026年3月2日〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌250.0%8.0%0.0%−6.1%
函館313.2%25.8%23.5%+6.2%
福島156.7%6.7%22.7%−6.2%
新潟140.0%0.0%0.0%−7.5%
中京120.0%0.0%0.0%−6.9%
阪神156.7%13.3%103.3%+0.6%

函館は減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。減量明けの騎乗数は少ないものの、両方の時期で数字が残っています。

一方、同じ北海道でも札幌は両方の時期で同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(減量期間・2021年3月〜2026年3月1日)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良3314.5%16.6%29.5%0.0%
芝 稍重1023.9%12.7%27.2%−2.4%
芝 道悪484.2%12.5%30.8%−1.3%
ダート 良4647.3%17.7%99.8%−1.0%
ダート 稍重1273.1%13.4%38.6%−3.5%
ダート 道悪1326.1%18.2%32.0%−1.4%
馬場(芝ダ別)|後半(減量明け・2026年3月2日〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良533.8%11.3%20.2%−6.2%
芝 稍重147.1%14.3%110.7%+2.6%
ダート 良340.0%2.9%0.0%−9.2%

減量期間は芝・ダートの6区分すべてで人気以下の成績でした。

減量明けに人気以上の成績なのは芝の稍重ですが、騎乗数が少ないため参考程度です。芝の良・ダートの良は減量明けも人気以下でした。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(減量期間・2021年3月〜2026年3月1日)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ5420.4%46.3%143.9%+7.7%
芝 先行989.2%33.7%54.9%+5.0%
芝 差し1320.8%9.1%6.6%−6.0%
芝 追込1910.0%1.6%0.0%−3.1%
ダート 逃げ6224.2%35.5%198.2%−6.5%
ダート 先行13015.4%41.5%217.7%+3.8%
ダート 差し2233.6%18.8%44.0%+3.7%
ダート 追込3081.0%1.6%16.3%−3.4%
位置取り(芝ダ別)|後半(減量明け・2026年3月2日〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 先行166.2%6.2%21.2%−19.5%
芝 差し160.0%31.2%0.0%+14.7%
芝 追込300.0%6.7%0.0%+1.8%
ダート 差し180.0%11.1%0.0%+2.7%
ダート 追込220.0%0.0%0.0%−2.4%

減量期間は芝の逃げ・先行、ダートの先行で数字が出ています。

減量期間・減量明けの両方で人気以上だったのはダートの差しです。一方、ダートの逃げは複勝率そのものは高くても、同人気帯の複勝率の平均には届いていません。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この8騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(減量期間・2021年3月〜2026年3月1日)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬229.1%18.2%53.6%+0.5%
芝 未勝利2442.5%13.5%12.5%−1.5%
芝 1勝クラス1557.1%18.7%47.4%+2.2%
芝 2勝クラス375.4%18.9%66.2%0.0%
芝 オープン特別・
リステッド
110.0%9.1%0.0%−5.1%
ダート 新馬1811.1%22.2%326.1%+3.6%
ダート 未勝利3284.0%14.9%24.3%−1.9%
ダート 1勝クラス2799.3%19.0%108.7%−1.2%
ダート 2勝クラス816.2%17.3%139.1%−1.2%
ダート 3勝クラス170.0%17.6%0.0%−1.5%
クラス(芝ダ別)|後半(減量明け・2026年3月2日〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 未勝利310.0%9.7%0.0%+2.5%
芝 1勝クラス195.3%10.5%17.9%−8.8%
ダート 未勝利340.0%5.9%0.0%−3.7%

クラス別では両方の時期で安定した人気以上だった条件がありません。

減量期間はダート新馬や芝1勝クラスで数字が出ました。減量明けは芝未勝利が人気以上の成績ですが、いずれも騎乗数が少ない条件があります。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(減量期間・2021年3月〜2026年3月1日)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気3938.5%66.7%105.9%+2.0%
2番人気5824.1%50.0%103.3%−1.8%
3番人気6814.7%42.6%87.2%+0.9%
4〜5番人気1708.2%31.2%75.4%+1.5%
6〜9番人気3402.9%12.4%57.4%−3.0%
10番人気以下5290.8%3.4%39.8%−1.3%
人気|後半(減量明け・2026年3月2日〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
4〜5番人気119.1%9.1%66.4%−20.7%
6〜9番人気432.3%16.3%36.0%+2.3%
10番人気以下560.0%1.8%0.0%−2.2%

減量期間は1番人気・3番人気・4〜5番人気で人気以上の成績でした。

減量明けは上位人気の騎乗が少なく、両方の時期で安定して人気以上だった人気帯はありません。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(減量期間・2021年3月〜2026年3月1日)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗3146.4%22.3%48.2%+1.1%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
1174.3%14.5%62.4%−5.7%
テン乗り4733.6%11.0%25.4%−2.6%
騎乗のつながり|後半(減量明け・2026年3月2日〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗355.7%20.0%65.1%+0.2%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
156.7%13.3%22.7%−2.0%
テン乗り400.0%5.0%0.0%−2.5%

継続騎乗は減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。複勝率も3区分で最も高くなっています。

テン乗りと、過去に騎乗した馬への乗り替わりは両方の時期で人気以下でした。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する330騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間では単勝回収率100%超が12条件ありました。片方の期間だけで超えた条件は追わず、この12が大穴1頭で押し上がった数字でないかを、減量期間と減量明けへの分割・高配当の除外・引き直しの3方向から確かめます。

条件騎乗単勝回収率2021年〜2026年3月1日2026年3月2日〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス ダート 新馬19308.9%326.1%
(18騎乗)
0.0%
(1騎乗)
24.4%0.0%0.0〜903.7%
距離 ダート 2201m〜12277.5%277.5%
(12騎乗)

(0騎乗)
0.0%0.0%0.0〜832.5%
位置取り ダート 先行133212.8%217.7%
(130騎乗)
0.0%
(3騎乗)
146.3%58.7%75.6〜398.2%
位置取り ダート 逃げ66186.2%198.2%
(62騎乗)
0.0%
(4騎乗)
127.2%68.4%75.6〜337.9%
位置取り 芝 逃げ63159.5%143.9%
(54騎乗)
253.3%
(9騎乗)
133.4%72.4%75.6〜257.8%
クラス ダート 2勝クラス87129.5%139.1%
(81騎乗)
0.0%
(6騎乗)
26.5%0.0%5.9〜352.1%
競馬場 中京201122.4%130.2%
(189騎乗)
0.0%
(12騎乗)
78.1%20.0%31.8〜248.9%
競馬場 福島118120.3%134.6%
(103騎乗)
22.7%
(15騎乗)
87.0%30.7%39.8〜226.3%
クラス ダート 1勝クラス283107.1%108.7%
(279騎乗)
0.0%
(4騎乗)
93.3%52.6%57.1〜165.8%
人気 1番人気40103.2%105.9%
(39騎乗)
0.0%
(1騎乗)
94.1%64.0%61.0〜149.5%
クラス 芝 2勝クラス47100.6%66.2%
(37騎乗)
228.0%
(10騎乗)
64.6%0.0%14.7〜215.7%
人気 2番人気63100.5%103.3%
(58騎乗)
68.0%
(5騎乗)
91.5%61.4%56.2〜148.9%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

減量期間・減量明けの両方で回収率100%を超えたのは芝の逃げですが、高配当上位5件を除外すると72.4%まで下がりました。

位置取りは事前には確定しません。減量明けの騎乗数が少ない点にも注意が必要です。

まとめ

  • 函館は減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。 一方、同じ北海道でも札幌は両方の時期で人気以下の成績でした。
  • ダートの差しも両方の時期で人気以上の成績です。 一方、ダートの逃げは複勝率そのものは高くても、同人気帯の複勝率の平均には届いていません。
  • 継続騎乗では数字を落としていません。
  • 馬場状態は減量期間の6区分すべてで人気以下でした。 減量明けに人気以上の成績なのは芝の稍重ですが、騎乗数が少ないため参考程度です。
  • 減量明けはまだ約5か月のため、参考程度の条件が多くなっています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2021年〜2026年8月9日、古川奈穂騎手の延べ1,324騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。