水沼元輝騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

水沼元輝騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

水沼元輝騎手は2022年から騎乗し、現在も見習騎手の減量期間中です。人気薄の馬に乗る機会が多く、現時点ではダートの道悪や小倉で数字が出ています。JRA10場・平地の実測データで条件ごとに整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20221100.9%6.4%10.8%11.8
20232612.7%5.0%240.7%11.9
2024932.2%6.5%9.9%11.8
20251570.6%5.1%221.3%12.3
2026740.0%1.4%0.0%12.7

※2026年は8月9日までの集計です。

水沼元輝騎手は平均人気が低く、人気薄の馬への騎乗が中心です。勝率や複勝率そのものでは条件ごとの評価がしにくいため、以下では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使って見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は現在も見習騎手の減量期間中です。負担重量が軽い状態の成績しかないため、期間を分けずにまとめています。減量が明けたあとの成績はまだ分かりません。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2022年〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1250.0%3.2%0.0%−3.8%
芝 1401〜1800m931.1%1.1%15.2%−4.0%
芝 1801〜2200m523.8%3.8%1299.0%−0.9%
ダート 〜1400m2272.2%7.5%26.1%−0.6%
ダート 1401〜1800m1781.7%5.6%139.2%−2.9%

距離は表に出たすべての区分で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

そのなかではダート1400m以下が最も平均に近い条件です。芝1801〜2200mの単勝回収率1299.0%は極端に高いですが、複勝率では人気以上に走れていません。

競馬場でみる騎乗

競馬場|全期間(減量期間中・2022年〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
福島1371.5%4.4%263.9%−4.9%
新潟1710.6%3.5%191.9%−3.3%
東京880.0%3.4%0.0%−1.8%
中山1580.6%2.5%7.5%−3.5%
中京412.4%4.9%80.2%−1.4%
小倉935.4%12.9%276.2%+2.4%

競馬場で人気以上なのは小倉です。複勝率12.9%で、単勝回収率も100%を超えました。

ほかの競馬場はすべて人気以下です。福島や新潟は回収率だけ高く、複勝率とは評価が一致していません。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2022年〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良2061.0%2.4%327.9%−3.6%
芝 稍重422.4%2.4%33.6%−3.1%
芝 道悪270.0%3.7%0.0%−2.3%
ダート 良2410.4%4.1%4.9%−3.7%
ダート 稍重952.1%6.3%241.3%−1.0%
ダート 道悪846.0%14.3%78.6%+3.4%

ダートの道悪が一番はっきりした強みです。複勝率14.3%で、6区分の中で最も高くなっています。

一方、騎乗の多いダート良では大きく数字を落としています。芝も良馬場を含めて人気以下です。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2022年〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 先行521.9%5.8%27.1%−7.5%
芝 差し681.5%1.5%510.9%−4.3%
芝 追込1240.0%0.8%0.0%−1.2%
ダート 逃げ1811.1%22.2%78.3%−5.2%
ダート 先行685.9%19.1%393.2%−4.5%
ダート 差し1251.6%6.4%20.5%−1.7%
ダート 追込2090.0%1.4%0.0%−0.4%

位置取りは表に出たすべての区分で人気以下の成績です。

ダートの逃げ・先行は複勝率そのものは高めですが、同じように前に付けた馬全体の複勝率の平均には届いていません。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この22騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2022年〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬190.0%0.0%0.0%−4.5%
芝 未勝利1512.0%4.0%456.7%−1.9%
芝 1勝クラス900.0%1.1%0.0%−4.8%
芝 2勝クラス110.0%0.0%0.0%−5.0%
ダート 新馬180.0%5.6%0.0%+0.2%
ダート 未勝利2152.8%6.0%126.5%+0.2%
ダート 1勝クラス1741.1%8.0%20.2%−3.0%
ダート 2勝クラス120.0%0.0%0.0%−6.0%

ダートの新馬と未勝利は人気以上の成績です。特に未勝利は騎乗数も多く、比較的確認しやすい条件です。

芝は表に出たクラスがすべて人気以下でした。

人気帯でみる騎乗

人気|全期間(減量期間中・2022年〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
4〜5番人気277.4%22.2%94.8%−7.3%
6〜9番人気1042.9%8.7%38.7%−5.4%
10番人気以下5450.7%2.2%169.4%−1.4%

騎乗の大半を人気薄が占めていますが、表に出た人気帯はすべて同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

10番人気以下は回収率だけ100%を超えていますが、複勝率では人気以上に走れていません。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|全期間(減量期間中・2022年〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1583.8%10.1%170.1%−2.6%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
611.6%8.2%537.9%+0.1%
テン乗り3241.2%3.4%123.4%−2.7%

過去に騎乗した馬へ戻ったときだけ、わずかに人気以上の成績です。

継続騎乗はほぼ平均に近い一方、テン乗りでは数字を落としています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する152騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は15ありました。100%超でも、大穴1頭で押し上がった数字なら再現性はありません。そこでこの表には、最高配当1件を除いたときの回収率、高配当上位5件を除いたときの回収率、引き直したときのぶれ幅をあわせて並べます。

条件騎乗単勝回収率最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
距離 芝 1801〜2200m521299.0%643.3%0.0%0.0〜3266.2%
騎乗のつながり 乗り替わり(騎乗経験あり)61537.9%0.0%0.0%0.0〜1613.6%
位置取り 芝 差し68510.9%0.0%0.0%0.0〜1532.6%
クラス 芝 未勝利151456.7%228.1%0.0%0.0〜1134.1%
位置取り ダート 先行68393.2%78.2%0.0%7.8〜1088.3%
馬場 芝 良206327.9%160.0%0.0%0.0〜824.5%
競馬場 小倉93276.2%45.5%0.0%9.9〜766.2%
競馬場 福島137263.9%10.4%0.0%0.0〜781.5%
馬場 ダート 稍重95241.3%15.1%0.0%0.0〜708.8%
競馬場 新潟171191.9%0.0%0.0%0.0〜575.6%
騎乗のつながり 継続騎乗158170.1%34.3%1.4%10.3〜462.8%
人気 10番人気以下545169.4%105.9%0.0%6.0〜383.9%
距離 ダート 1401〜1800m178139.2%18.5%0.0%0.0〜399.2%
クラス ダート 未勝利215126.5%26.6%2.5%8.8〜344.0%
騎乗のつながり テン乗り324123.4%16.2%0.0%1.6〜351.3%

※この記事は集計期間を前半・後半に分けていないため、期間を二分した再現性の確認は行っていません。

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

芝1801〜2200m、芝未勝利、芝良、10番人気以下は最高配当1件を除外しても100%を超えましたが、高配当上位5件を除外するとすべて0.0%まで下がりました。

回収率の高さは数少ない大きな配当に支えられており、そのまま買い材料にはできません。

まとめ

  • ダートの道悪が一番はっきりした強みです。 複勝率14.3%で、6区分の中で最も高くなっています。
  • 競馬場では小倉で人気以上に走らせています。
  • クラスではダート新馬・未勝利が人気以上の成績です。 特に未勝利は騎乗数も多く、比較的確認しやすい条件です。
  • 距離・位置取りでは安定した得意条件がなく、人気帯にも明確な傾向がありません。 芝1801〜2200mの単勝回収率1299.0%は極端に高いですが、複勝率では人気以上に走れていません。
  • ここまでの数字はすべて減量のある状態での成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022年〜2026年8月9日、水沼元輝騎手の延べ695騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。