今村聖奈騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

今村聖奈騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

今村聖奈騎手は2022年から騎乗し、2025年5月に見習騎手としての減量が明けました。女性騎手としての平地2kg減はその後も続いています。複勝率の高さと人気以上に走れているかが一致しない条件も多く、JRA10場・平地の実測データを2つの時期に分けて整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20226058.4%23.3%48.1%6.1
20234835.2%18.4%44.3%7.6
20241913.1%12.6%32.4%8.9
20253386.5%16.6%108.6%8.2
20262154.2%16.3%71.2%7.9

※2026年は8月9日までの集計です。

今村聖奈騎手は年によって騎乗馬の人気に差があります。勝率や複勝率そのものでは前後を比べにくいため、同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、減量期間と減量明けに分けて見ていきます。減量明けはまだ集計期間が短いため、騎乗数の少ない区分は参考程度です。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は見習騎手として負担重量が軽くなる期間がありました。減量のあるなしで成績をそのまま比べられないため、減量が終わった2025年5月を境に、前半(減量期間)と後半(減量明け)に分けています。
※女性騎手は、見習としての減量が終わったあとも、平地では2kg減が続きます。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(減量期間・2022年3月〜2025年5月11日)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2374.6%15.2%37.0%−4.7%
芝 1401〜1800m1926.8%20.8%59.3%−1.2%
芝 1801〜2200m1412.8%14.9%15.8%−4.7%
芝 2201m〜3112.9%25.8%153.2%+0.4%
ダート 〜1400m4027.0%19.4%38.4%−3.6%
ダート 1401〜1800m3257.4%21.5%42.2%−4.0%
ダート 1801〜2200m397.7%33.3%123.3%+11.6%
距離(芝ダ別)|後半(減量明け・2025年5月12日〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1144.4%13.2%68.0%−5.4%
芝 1401〜1800m643.1%10.9%10.3%−6.3%
芝 1801〜2200m4912.2%28.6%471.8%+8.4%
芝 2201m〜128.3%8.3%90.8%−4.1%
ダート 〜1400m1155.2%18.3%26.5%−5.5%
ダート 1401〜1800m1034.9%19.4%110.0%+0.9%

減量明けは長めの芝で数字を伸ばしています。芝1801〜2200mは減量期間の人気以下の成績から人気以上の成績へ変わり、複勝率28.6%でした。

一方、芝・ダートの1400m以下は両方の時期で人気以下です。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(減量期間・2022年3月〜2025年5月11日)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌195.3%21.1%45.3%+1.7%
函館170.0%0.0%0.0%−11.9%
福島248.3%20.8%112.9%+6.4%
新潟19012.6%27.4%98.6%−1.2%
東京110.0%9.1%0.0%−13.0%
中山234.3%34.8%13.9%+15.5%
中京2455.7%21.6%47.1%−2.0%
京都1434.9%15.4%45.5%+0.4%
阪神4054.0%12.8%23.9%−6.3%
小倉2957.8%23.7%38.5%−3.8%
競馬場|後半(減量明け・2025年5月12日〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
福島654.6%21.5%20.0%+2.2%
新潟1486.8%16.9%152.6%−3.6%
東京234.3%13.0%47.4%+2.3%
中山293.4%10.3%247.9%−10.5%
中京368.3%16.7%39.2%−5.3%
京都402.5%7.5%139.0%−7.6%
阪神375.4%10.8%58.9%−4.4%
小倉735.5%26.0%77.8%+2.9%

福島は減量期間・減量明けとも人気以上の成績です。

小倉と東京は減量明けに人気以上の成績へ変わりました。一方、減量期間に大きく数字が出ていた中山は減量明けに人気以下へ変わっています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(減量期間・2022年3月〜2025年5月11日)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良4425.2%17.2%43.8%−2.7%
芝 稍重948.5%24.5%78.8%+0.5%
芝 道悪651.5%9.2%5.7%−13.1%
ダート 良4627.1%21.6%50.4%−2.1%
ダート 稍重16611.4%23.5%56.2%−3.0%
ダート 道悪1432.8%16.1%13.4%−6.1%
馬場(芝ダ別)|後半(減量明け・2025年5月12日〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1924.7%14.6%73.4%−3.3%
芝 稍重3312.1%18.2%442.1%+0.8%
芝 道悪147.1%21.4%280.7%−3.6%
ダート 良1536.5%19.6%47.0%−0.1%
ダート 稍重440.0%13.6%0.0%−10.8%
ダート 道悪244.2%20.8%299.6%−3.8%

芝の稍重が一番安定しています。減量期間・減量明けとも人気以上に走らせ、減量明けの単勝回収率は442.1%でした。

それ以外の馬場状態は両方の時期で人気以下です。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(減量期間・2022年3月〜2025年5月11日)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ588.6%39.7%51.2%+0.4%
芝 先行12114.0%29.8%111.4%−3.6%
芝 差し1385.1%16.7%57.8%−3.7%
芝 追込2710.7%7.7%8.0%−1.0%
ダート 逃げ6526.2%47.7%101.2%−1.6%
ダート 先行16216.0%37.7%115.9%−1.8%
ダート 差し2133.3%21.1%27.6%+1.3%
ダート 追込3311.8%7.6%10.0%−0.5%
位置取り(芝ダ別)|後半(減量明け・2025年5月12日〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ2010.0%25.0%24.5%−7.3%
芝 先行452.2%13.3%9.6%−8.2%
芝 差し6311.1%25.4%254.3%+5.7%
芝 追込942.1%5.3%125.3%−2.5%
ダート 逃げ1717.6%47.1%551.8%+2.7%
ダート 先行728.3%36.1%56.5%−2.2%
ダート 差し573.5%12.3%16.3%−5.8%
ダート 追込750.0%0.0%0.0%−4.4%

減量明けは芝の差しで数字を伸ばしています。減量期間の人気以下の成績から人気以上の成績へ変わり、複勝率も16.7%から25.4%へ上がりました。

減量期間に複勝率が高かったダートの逃げ・先行は、同人気帯の複勝率の平均には届いていません。複勝率そのものの高さと得意条件は分けて見る必要があります。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この30騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(減量期間・2022年3月〜2025年5月11日)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬679.0%20.9%108.1%−3.3%
芝 未勝利2584.7%16.7%30.4%−3.7%
芝 1勝クラス1815.0%19.9%45.7%−2.9%
芝 2勝クラス414.9%14.6%22.9%−3.2%
芝 3勝クラス120.0%0.0%0.0%−14.5%
芝 オープン特別・
リステッド
1811.1%22.2%130.0%+4.3%
芝 重賞244.2%8.3%20.8%−3.5%
ダート 新馬3411.8%20.6%57.9%−2.1%
ダート 未勝利3257.4%18.5%48.5%−4.5%
ダート 1勝クラス2948.5%26.5%44.9%−1.5%
ダート 2勝クラス923.3%15.2%39.5%−4.0%
ダート 3勝クラス200.0%10.0%0.0%−1.1%
クラス(芝ダ別)|後半(減量明け・2025年5月12日〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬303.3%16.7%9.3%−6.9%
芝 未勝利1124.5%12.5%168.1%−2.9%
芝 1勝クラス718.5%21.1%148.3%−0.5%
芝 2勝クラス140.0%7.1%0.0%−6.4%
ダート 新馬156.7%26.7%19.3%+2.2%
ダート 未勝利994.0%12.1%105.1%−5.9%
ダート 1勝クラス827.3%26.8%45.0%−0.8%
ダート 2勝クラス190.0%10.5%0.0%+0.8%

減量明けに表へ出たクラスの多くで人気以下の成績です。

人気以上の成績なのはダート新馬と2勝クラスですが、どちらも騎乗数は少なめです。騎乗の多い芝・ダート未勝利では数字を落としています。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(減量期間・2022年3月〜2025年5月11日)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気8932.6%58.4%77.0%−6.1%
2番人気9616.7%47.9%70.2%−3.7%
3番人気10211.8%39.2%72.4%−2.5%
4〜5番人気2398.8%30.1%83.5%+0.1%
6〜9番人気4421.8%8.8%31.6%−6.7%
10番人気以下4040.5%4.5%16.8%−0.6%
人気|後半(減量明け・2025年5月12日〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気2128.6%52.4%80.0%−13.8%
2番人気2412.5%37.5%51.7%−15.9%
3番人気273.7%40.7%15.9%−0.5%
4〜5番人気738.2%24.7%71.6%−6.1%
6〜9番人気1422.8%14.1%86.1%−0.9%
10番人気以下1732.9%5.2%151.4%+0.3%

減量明けは人気薄で数字を伸ばしています。10番人気以下は減量期間の人気以下の成績から人気以上の成績へ変わりました。

反対に上位人気では人気以下の成績が広がっており、1番人気・2番人気とも減量明けに同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(減量期間・2022年3月〜2025年5月11日)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗3549.6%30.5%70.7%+0.7%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
1436.3%21.0%38.9%−0.6%
テン乗り6173.7%14.6%20.0%−5.5%
騎乗のつながり|後半(減量明け・2025年5月12日〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1408.6%19.3%190.7%−3.7%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
586.9%22.4%176.6%+4.7%
テン乗り1643.0%12.8%51.4%−4.5%

テン乗りは減量期間・減量明けとも人気以下で、複勝率も3区分の中で最も低い水準です。

継続騎乗は減量期間に人気以上の成績、過去に騎乗した馬への乗り替わりは減量明けに人気以上の成績と、時期によって評価が変わっています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する356騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間の単勝回収率100%超は10条件でした。片方の期間だけで超えたものは対象にせず、この10が大穴1頭で押し上がった数字でないかを、減量期間と減量明けへの分割・高配当の除外・引き直しの3方向で確かめます。

条件騎乗単勝回収率2022年〜2025年5月11日2025年5月12日〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス 芝 オープン特別・リステッド20211.5%130.0%
(18騎乗)
945.0%
(2騎乗)
123.2%0.0%0.0〜472.5%
位置取り ダート 逃げ82194.6%101.2%
(65騎乗)
551.8%
(17騎乗)
108.3%51.6%62.6〜404.6%
馬場 芝 稍重127173.2%78.8%
(94騎乗)
442.1%
(33騎乗)
89.8%26.8%39.7〜385.5%
競馬場 中山52144.4%13.9%
(23騎乗)
247.9%
(29騎乗)
6.3%0.0%0.0〜427.1%
距離 芝 2201m〜43135.8%153.2%
(31騎乗)
90.8%
(12騎乗)
82.1%0.0%25.3〜285.6%
距離 芝 1801〜2200m190133.4%15.8%
(141騎乗)
471.8%
(49騎乗)
77.6%13.8%26.5〜282.9%
競馬場 新潟338122.2%98.6%
(190騎乗)
152.6%
(148騎乗)
90.9%53.1%59.3〜209.3%
位置取り 芝 差し201119.4%57.8%
(138騎乗)
254.3%
(63騎乗)
92.1%35.0%46.7〜210.1%
距離 ダート 1801〜2200m42114.5%123.3%
(39騎乗)
0.0%
(3騎乗)
21.2%0.0%0.0〜327.4%
騎乗のつながり 継続騎乗494104.7%70.7%
(354騎乗)
190.7%
(140騎乗)
83.2%52.9%56.0〜168.9%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

減量期間・減量明けの両方で100%を超えたのは芝のオープン特別・リステッドとダートの逃げですが、減量明けの騎乗数が非常に少ない条件です。

ダートの逃げも高配当上位5件を除外すると51.6%まで下がり、位置取りは事前の買い条件にもできません。

まとめ

  • 芝の稍重が減量期間・減量明けとも安定しています。 減量明けの単勝回収率は442.1%で、それ以外の馬場状態は両方の時期で人気以下です。
  • 減量明けは芝1801〜2200mと芝の差しで数字を伸ばしました。 芝1801〜2200mは減量期間の人気以下の成績から人気以上の成績へ変わり、複勝率28.6%でした。
  • 福島は両方の時期で人気以上の成績です。 一方、減量期間に大きく数字が出ていた中山は減量明けに人気以下へ変わっています。
  • 人気帯は近年、上位人気より人気薄で数字が出ています。 反対に上位人気では人気以下の成績が広がっており、1番人気・2番人気とも減量明けに人気以下の成績です。
  • テン乗りでは両方の時期で人気以下の成績です。 テン乗りは減量期間・減量明けとも人気以下で、複勝率も3区分の中で最も低い水準です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022年〜2026年8月9日、今村聖奈騎手の延べ1,832騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。