的場勇人騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

的場勇人騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

的場勇人騎手は長年騎乗を続けている騎手です。前半・後半の両方で人気以上に走らせている条件は多くありません。JRA10場・平地の実測データから、残った条件と苦手条件を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20161642.4%9.1%87.1%11.2
20171473.4%7.5%145.1%10.8
20181380.7%7.2%6.4%12.1
2019802.5%16.2%8.9%10.8
2020991.0%8.1%4.7%11.2
2021640.0%1.6%0.0%12.4
2022761.3%3.9%61.6%12.6
2023871.1%2.3%6.0%12.8
2024550.0%1.8%0.0%12.8
2025581.7%1.7%118.4%13.8
2026352.9%2.9%108.0%13.3

※2026年は8月9日までの集計です。

的場勇人騎手は平均人気がかなり低く、人気薄への騎乗が中心です。勝率や複勝率そのものよりも、同じ人気の馬と比べてどれだけ走らせているかを見る方が実態をつかみやすいため、以下では前半と後半に分けて条件ごとに比較します。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1482.7%15.5%14.0%+3.8%
芝 1401〜1800m842.4%8.3%150.4%+1.4%
芝 1801〜2200m283.6%17.9%203.9%+6.7%
ダート 〜1400m2181.8%6.4%60.9%−2.4%
ダート 1401〜1800m1281.6%5.5%31.2%−3.0%
ダート 1801〜2200m120.0%0.0%0.0%−6.5%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m480.0%0.0%0.0%−5.7%
芝 1401〜1800m581.7%5.2%80.7%−1.7%
芝 1801〜2200m345.9%5.9%313.2%+0.2%
ダート 〜1400m1760.6%1.1%3.0%−3.2%
ダート 1401〜1800m480.0%4.2%0.0%−2.5%

距離別でどちらの期間も人気以上の成績を保ったのは 芝の1801〜2200m だけですが、後半は複勝率が落ち込み、前半ほどの強さはありません。

ほかの芝の区分は前半好調でも後半に失速する形で、特に 芝の1400m以下 は後半に大きく落ち込みました。ダートは1400m以下・1401〜1800mともどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回っており、騎乗数がいちばん多いダートの1400m以下も苦手な部類です。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌120.0%16.7%0.0%+6.1%
福島791.3%10.1%5.9%−2.7%
新潟836.0%19.3%71.1%+6.9%
東京2121.9%6.1%112.7%−0.8%
中山1391.4%5.0%12.2%−3.3%
中京581.7%10.3%98.4%+1.7%
小倉320.0%6.2%0.0%−2.6%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌128.3%16.7%315.0%+7.1%
函館119.1%9.1%624.5%−3.2%
福島430.0%2.3%0.0%−2.6%
新潟352.9%2.9%133.7%−1.5%
東京1130.0%0.9%0.0%−4.0%
中山1001.0%2.0%5.2%−3.8%
中京260.0%3.8%0.0%−1.3%
小倉300.0%0.0%0.0%−5.7%

競馬場別でどちらの期間も人気以上の成績なのは 札幌 だけですが、騎乗数が少ないため参考程度に見てください。前半は 新潟 が同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件でしたが、中京とともに後半は人気以下の成績へ変わっています。

中山・東京・福島・小倉 の4場はどちらの期間も同人気帯の複勝率の平均を下回り、騎乗数がいちばん多い東京もこの中に含まれます。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良2041.5%12.7%65.5%+3.3%
芝 稍重456.7%17.8%150.0%+6.5%
芝 道悪185.6%5.6%16.7%−4.9%
ダート 良2161.9%7.4%72.1%−1.2%
ダート 稍重870.0%2.3%0.0%−6.2%
ダート 道悪583.4%6.9%29.3%−2.6%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1132.7%4.4%135.7%−2.1%
芝 稍重230.0%0.0%0.0%−4.1%
芝 道悪120.0%0.0%0.0%−7.3%
ダート 良1440.7%2.8%3.6%−2.7%
ダート 稍重420.0%0.0%0.0%−4.3%
ダート 道悪410.0%0.0%0.0%−5.3%

馬場は 芝の稍重・良 ともに前半は人気以上の成績でしたが、後半はどちらも同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

ダートは良・稍重・道悪の3区分すべて がどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回っており、この項目に得意な条件はありません。後半でいちばん落ち込みが大きいのは芝の道悪です。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ1910.5%26.3%51.6%−1.7%
芝 先行654.6%32.3%280.6%+15.0%
芝 差し650.0%4.6%0.0%−4.4%
芝 追込1050.0%1.9%0.0%−1.1%
ダート 逃げ296.9%20.7%413.4%−6.2%
ダート 先行634.8%15.9%26.7%−5.7%
ダート 差し790.0%2.5%0.0%−4.3%
ダート 追込1900.5%2.1%18.9%−0.6%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ156.7%13.3%312.0%−9.2%
芝 先行205.0%5.0%343.5%−5.5%
芝 差し333.0%6.1%114.5%−0.9%
芝 追込770.0%0.0%0.0%−1.5%
ダート 逃げ140.0%7.1%0.0%−13.5%
ダート 先行195.3%15.8%27.4%−2.3%
ダート 差し500.0%0.0%0.0%−6.1%
ダート 追込1440.0%0.0%0.0%−1.2%

位置取りでは前半の 芝の先行 が7項目全体で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件でしたが、後半は人気以下の成績へ変わり、この項目にもどちらの期間とも人気以上の区分はありません。

残る区分はすべてどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回り、特に ダートの逃げ は後半に落ち込みが目立ちます。芝の逃げは、同人気帯の複勝率の平均を下回っていても後半の単勝回収率だけは高く、指標によって結果が食い違う例外です。追込は芝・ダートとも後半の複勝率が振るいません。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この16騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬470.0%12.8%0.0%+7.2%
芝 未勝利1273.1%12.6%109.7%+3.1%
芝 1勝クラス593.4%8.5%101.9%−0.6%
芝 2勝クラス214.8%28.6%22.4%+11.6%
ダート 新馬250.0%8.0%0.0%+1.1%
ダート 未勝利2172.8%7.8%79.6%−1.2%
ダート 1勝クラス1090.0%2.8%0.0%−5.3%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬140.0%0.0%0.0%−3.1%
芝 未勝利541.9%3.7%127.2%−0.9%
芝 1勝クラス623.2%3.2%136.5%−3.0%
芝 2勝クラス110.0%9.1%0.0%−7.0%
ダート 新馬140.0%0.0%0.0%−5.2%
ダート 未勝利1070.9%3.7%4.9%−2.2%
ダート 1勝クラス980.0%0.0%0.0%−4.1%

クラスで同人気帯の複勝率の平均を上回ったのは前半の芝だけで、 芝の2勝クラス・新馬・未勝利 が同人気帯の複勝率の平均を上回りましたが、後半はいずれも同人気帯の複勝率の平均を下回り、この項目にも両方の期間とも人気以上の区分はありません。

例外は 芝の未勝利 で、後半は人気以下の成績へ変わっていますが、単勝回収率だけはどちらの期間も100%を超えています。反対に ダートの1勝クラス・未勝利、芝の1勝クラス はどちらの期間も同人気帯の複勝率の平均を下回り、騎乗数がいちばん多いダートの未勝利もこの中に含まれます。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
3番人気2010.0%35.0%63.5%−6.7%
4〜5番人気277.4%29.6%54.4%0.0%
6〜9番人気1340.7%17.2%8.4%+2.5%
10番人気以下4370.9%3.4%73.8%−0.5%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
6〜9番人気525.8%9.6%294.8%−3.8%
10番人気以下3100.0%0.3%0.0%−2.7%

人気帯では前半・後半を通して一貫した傾向がありません。

騎乗の中心である10番人気以下は両方の期間でわずかに人気以下、6〜9番人気も後半に人気との比較では成績を落としています。人気帯だけで明確な傾向を決めるのは難しいデータです。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗2233.1%10.3%33.0%−1.7%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
380.0%10.5%0.0%+0.4%
テン乗り781.3%5.1%139.4%−0.4%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1451.4%4.8%35.9%−2.6%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
230.0%0.0%0.0%−5.6%
テン乗り550.0%0.0%0.0%−3.9%

騎乗のつながりも、3区分ともどちらの期間でも人気以上の成績にはなりませんでした。 継続騎乗 は同人気帯の複勝率の平均をやや下回りますが、いちばん多く乗る区分で複勝率も比較的安定しています。

乗り替わり(騎乗経験あり) は前半こそ人気以上の成績でしたが後半は人気以下の成績へ変わり、期間によって結果が変わっています。テン乗りは後半に落ち込みが目立ちます。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する441騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

単勝回収率が全期間で100%を超えた条件は9つあります。ここまで見たとおり複勝率の水準そのものは高くないので、配当で押し上がっているかどうかが問題になります。前後半に分けたうえで、高配当を除いたり引き直したりして確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
競馬場 函館20343.5%0.0%
(9騎乗)
624.5%
(11騎乗)
0.0%0.0%0.0〜1030.5%
位置取り 芝 先行85295.4%280.6%
(65騎乗)
343.5%
(20騎乗)
155.4%0.0%5.5〜671.6%
位置取り ダート 逃げ43278.8%413.4%
(29騎乗)
0.0%
(14騎乗)
26.7%0.0%0.0〜810.5%
距離 芝 1801〜2200m62263.9%203.9%
(28騎乗)
313.2%
(34騎乗)
155.6%0.0%0.0〜607.4%
位置取り 芝 逃げ34166.5%51.6%
(19騎乗)
312.0%
(15騎乗)
29.7%0.0%0.0〜463.2%
競馬場 札幌24157.5%0.0%
(12騎乗)
315.0%
(12騎乗)
0.0%0.0%0.0〜472.5%
距離 芝 1401〜1800m142121.9%150.4%
(84騎乗)
80.7%
(58騎乗)
37.2%0.0%0.0〜334.6%
クラス 芝 1勝クラス121119.6%101.9%
(59騎乗)
136.5%
(62騎乗)
73.0%0.0%2.5〜266.9%
クラス 芝 未勝利181114.9%109.7%
(127騎乗)
127.2%
(54騎乗)
48.6%0.0%4.9〜289.6%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

単勝回収率が全期間で100%を超えた条件は9つあります。ここまで見たとおり複勝率の水準そのものは高くないので、配当で押し上がっているかどうかが問題になります。前後半に分けたうえで、高配当を除いたり引き直したりして確かめます。

単勝回収率が全期間で100%を超えていた9条件のうち、前半・後半のどちらも100%を超えていたのは 芝の先行・芝の1801〜2200m・芝の1勝クラス・芝の未勝利 の4つですが、9条件とも高配当上位5件を除外すると0.0%まで下がります。勝ち星の数自体が少なく、上位5件を除くと的中がほとんど残らないためです。最高配当1件を除いた数字がいちばん高いのは芝の1801〜2200mで、次いで芝の先行でした。なお芝の先行は先行した結果が分かってから区切った条件のため、レース後に確定する区分であり、事前の買い目には使えません。

まとめ

  • 両方の期間で人気以上の成績だったのは2つだけ です。 距離の芝1801〜2200mと競馬場の札幌で、芝1801〜2200mは単勝回収率が前半203.9%・後半313.2%でした。
  • 前半は芝の先行が際立っています。 複勝率32.3%と7項目を通して同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件でしたが、後半は人気以下の成績へ変わっています。
  • ダートは苦手な項目が続きます。 馬場の3区分・位置取りの4区分・距離の2区分が、どちらの期間も同人気帯の複勝率の平均を下回りました。
  • 札幌は騎乗が薄い区分です。 複勝率は前半・後半とも16.7%と人気以上の成績ですが、騎乗数が少ないため参考程度に見てください。
  • 単勝回収率が100%を超えた9条件は、安定した買い条件としては残りませんでした。 高配当上位5件を除くと9条件とも0.0%まで下がります。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、的場勇人騎手の延べ1,003騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。