加藤祥太騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

加藤祥太騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

加藤祥太騎手は2019年7月に見習騎手としての減量が明けました。前に付けたときなど、減量期間と減量明けの両方で残った条件があります。JRA10場・平地の実測データを2つの時期に分けて整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20165316.6%17.1%116.0%8.9
20174472.7%12.5%35.0%10.1
20184114.1%12.2%148.3%10.0
20192423.7%14.0%102.6%9.8
20201875.3%12.3%138.5%10.3
20211631.8%9.8%13.7%10.1
20221080.9%8.3%13.2%10.8
2023881.1%2.3%5.6%11.8
2024581.7%12.1%7.4%10.6
2025863.5%11.6%119.1%11.4
2026802.5%13.8%108.9%10.3

※2026年は8月9日までの集計です。

加藤祥太騎手は集計期間を通して人気薄の馬に乗る機会が多い騎手です。勝率や複勝率そのものでは評価しにくいため、同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、減量期間と減量明けに分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は見習騎手として負担重量が軽くなる期間がありました。減量のあるなしで成績をそのまま比べられないため、減量が終わった2019年7月を境に、前半(減量期間)と後半(減量明け)に分けています。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年〜2019年6月30日)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2842.5%10.2%101.4%−2.5%
芝 1401〜1800m1791.7%10.1%102.6%+0.1%
芝 1801〜2200m1372.9%13.1%124.6%−0.4%
芝 2201m〜3611.1%19.4%179.4%+2.6%
ダート 〜1400m4194.8%15.0%52.5%+1.1%
ダート 1401〜1800m4406.8%17.3%147.9%+1.6%
ダート 1801〜2200m333.0%9.1%112.1%−3.4%
ダート 2201m〜120.0%16.7%0.0%−9.2%
距離(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年7月1日〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1252.4%10.4%99.9%−0.6%
芝 1401〜1800m1305.4%15.4%96.0%+2.9%
芝 1801〜2200m751.3%6.7%5.5%−2.9%
芝 2201m〜170.0%5.9%0.0%−6.8%
ダート 〜1400m2672.6%10.9%16.9%−0.5%
ダート 1401〜1800m2092.4%10.0%59.1%−2.4%
ダート 1801〜2200m345.9%11.8%256.2%−2.9%

距離で明けてからも残ったのは 芝の1401〜1800m で、これが減量明けで同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件です。反対に減量期間に人気以上だったダートの2区分は、明けてから再現していません。 ダートの1401〜1800m は減量期間には複勝率17.3%・単勝回収率147.9%と好調でしたが、減量明けは人気以下の成績へ変わりました。

ダートの1400m以下 も同様に人気以下の成績へ変わり、芝の1400m以下とダートの1801〜2200mはどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(減量期間・2016年〜2019年6月30日)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌1275.5%11.8%209.4%−1.2%
函館1369.6%19.1%115.8%+0.5%
福島1404.3%14.3%56.4%−1.9%
新潟2373.8%18.6%48.5%+1.2%
中京2056.3%17.6%174.0%+2.7%
京都2654.2%12.8%191.3%+0.9%
阪神2871.7%7.3%25.2%−1.9%
小倉1343.7%14.9%46.2%+1.3%
競馬場|後半(減量明け・2019年7月1日〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌734.1%13.7%26.6%+0.2%
函館531.9%5.7%9.2%−7.1%
福島234.3%26.1%15.7%+10.7%
新潟474.3%19.1%21.5%−0.6%
中京1942.1%10.3%51.2%−0.8%
京都1353.0%6.7%103.6%−4.7%
阪神2331.7%9.0%77.5%−0.4%
小倉892.2%12.4%27.0%+0.3%

競馬場は 小倉 だけがどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を上回りました。減量期間に同人気帯の複勝率の平均を上回っていた中京と京都 は、減量明けに人気以下の成績へ変わりています。新潟も同様です。

減量明けに同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件は福島ですが、騎乗数が少ないため参考程度に見てください。阪神はどちらの期間でもいちばん多く乗りながら、同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年〜2019年6月30日)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良4992.6%11.4%109.5%−0.1%
芝 稍重1044.8%12.5%154.2%−2.4%
芝 道悪330.0%6.1%0.0%−8.7%
ダート 良5015.8%16.4%135.3%+2.2%
ダート 稍重2516.0%15.1%55.1%+0.2%
ダート 道悪1524.6%15.8%60.4%−1.3%
馬場(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年7月1日〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良2782.9%11.2%83.3%+0.2%
芝 稍重492.0%10.2%31.8%−1.3%
芝 道悪2010.0%15.0%33.0%−0.5%
ダート 良3352.7%10.4%60.9%−1.9%
ダート 稍重984.1%13.3%49.8%+0.4%
ダート 道悪811.2%7.4%3.7%−2.3%

馬場状態でどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を上回ったのは ダートの稍重 で、水準を保っている区分です。減量期間にいちばん高かった ダートの良 は複勝率16.4%・単勝回収率135.3%でしたが、減量明けは人気以下の成績へ変わりました。

芝の良は減量期間こそ同人気帯の複勝率の平均をわずかに下回っていましたが、減量明けは人気以上の成績へ変わっています。反対に芝の道悪・芝の稍重・ダートの道悪はどちらの期間でも人気以下の成績でした。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年〜2019年6月30日)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ3910.3%23.1%466.9%−3.9%
芝 先行1248.1%24.2%209.4%+2.5%
芝 差し1991.5%11.6%126.4%−0.1%
芝 追込2470.4%2.8%5.5%−2.1%
ダート 逃げ7521.3%48.0%246.5%+12.7%
ダート 先行23311.6%32.2%236.9%+1.4%
ダート 差し2882.1%9.0%52.4%−2.6%
ダート 追込3080.6%2.3%6.6%−1.2%
位置取り(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年7月1日〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ2114.3%19.0%468.6%−5.9%
芝 先行506.0%22.0%41.0%+1.3%
芝 差し1204.2%10.8%112.4%+0.8%
芝 追込1500.0%6.0%0.0%+1.3%
ダート 逃げ434.7%23.3%21.4%−5.9%
ダート 先行1186.8%29.7%125.1%+0.4%
ダート 差し1772.3%5.1%55.9%−4.1%
ダート 追込1760.0%0.0%0.0%−2.3%

先行が芝・ダートとも、どちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を上回りました。 ダートの先行 は複勝率が3割前後を保ち、単勝回収率もどちらの期間でも100%を超えています。 芝の先行 も両方の期間で人気以上の成績で、減量期間は単勝回収率200%超でした。

同じ前でも逃げは結果が分かれ、減量期間に同人気帯の複勝率の平均を大きく上回っていた ダートの逃げ は減量明けに人気以下の成績へ変わり、複勝率も48.0%から23.3%に落ちています。後ろから運んだときは伸びず、ダートの差し・追込ともどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この33騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(減量期間・2016年〜2019年6月30日)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬565.4%16.1%463.9%+4.0%
芝 未勝利2653.8%10.6%96.3%−0.4%
芝 1勝クラス2202.3%12.7%87.3%−1.5%
芝 2勝クラス540.0%9.3%0.0%−2.6%
芝 3勝クラス190.0%0.0%0.0%−9.6%
芝 オープン特別・
リステッド
150.0%6.7%0.0%−2.9%
ダート 新馬454.4%15.6%48.7%+3.1%
ダート 未勝利3906.4%16.4%136.6%+2.1%
ダート 1勝クラス3715.4%16.4%83.2%0.0%
ダート 2勝クラス785.1%12.8%57.2%+0.9%
ダート 3勝クラス130.0%15.4%0.0%−0.5%
クラス(芝ダ別)|後半(減量明け・2019年7月1日〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬382.6%10.5%12.9%+0.9%
芝 未勝利1752.3%6.3%27.5%−1.5%
芝 1勝クラス661.5%12.1%23.6%−0.5%
芝 2勝クラス2412.5%25.0%342.1%+6.8%
芝 3勝クラス2010.0%30.0%515.5%+9.3%
芝 オープン特別・
リステッド
150.0%26.7%0.0%+6.4%
ダート 新馬424.8%9.5%22.1%−3.4%
ダート 未勝利2532.4%11.9%45.4%+1.4%
ダート 1勝クラス1444.2%11.8%91.5%−2.3%
ダート 2勝クラス520.0%5.8%0.0%−6.4%
ダート 3勝クラス180.0%0.0%0.0%−10.8%

クラスでどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を上回ったのは ダートの未勝利 と 芝の新馬 です。ダートの未勝利はどちらの期間でも騎乗の多い区分で、減量期間は複勝率16.4%・単勝回収率136.6%でした。

減量明けに人気との比較で好成績となっているのは芝の上のクラスですが、騎乗数が少ないため参考程度に見てください。反対にダートの新馬は減量期間には同人気帯の複勝率の平均を上回っていましたが、減量明けは人気以下に転じ、ダートの2勝クラスも同様です。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(減量期間・2016年〜2019年6月30日)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気4233.3%66.7%87.4%+2.1%
2番人気4615.2%54.3%53.9%+2.9%
3番人気585.2%34.5%30.3%−7.4%
4〜5番人気1518.6%28.5%87.3%−0.4%
6〜9番人気4065.9%14.5%163.1%−0.2%
10番人気以下8371.0%4.9%88.6%+0.7%
人気|後半(減量明け・2019年7月1日〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気1216.7%83.3%55.0%+18.5%
2番人気2040.0%60.0%176.0%+8.0%
3番人気273.7%33.3%15.2%−8.2%
4〜5番人気666.1%30.3%64.7%+0.5%
6〜9番人気2153.7%13.5%113.7%−1.1%
10番人気以下5210.4%2.5%33.9%−1.4%

上位人気では比較的、同人気帯の複勝率の平均を上回っています。1番人気・2番人気は減量期間・減量明けとも人気以上の成績ですが、騎乗数は多くありません。

その下の人気帯は人気以上と人気以下の成績が混在しており、人気帯全体としては一方向の傾向ではありません。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(減量期間・2016年〜2019年6月30日)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗2376.8%21.1%198.0%+1.5%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
734.1%13.7%68.6%−2.3%
テン乗り3562.5%9.3%31.0%−1.5%
騎乗のつながり|後半(減量明け・2019年7月1日〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗3374.2%16.9%45.4%+0.7%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
785.1%10.3%127.2%−1.6%
テン乗り1940.5%5.2%51.6%−3.0%

同じ馬に続けて乗ったときの数字がいちばん良い形です。 継続騎乗 はどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を上回り、複勝率は3区分でいちばん高く、減量明けはいちばん多い区分になりました。反対に テン乗り はどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回り、複勝率も9.3%から5.2%に下がっています。 乗り替わり(騎乗経験あり) もどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回りましたが、減量明けの単勝回収率は127.2%でした。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する1,126騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は22あります。1頭の大穴で押し上がった数字では再現性がないため、減量期間と減量明けへの分割、高配当の除外、引き直しの3方向で確かめました。

条件騎乗単勝回収率2016年〜2019年6月30日2019年7月1日〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ60467.5%466.9%
(39騎乗)
468.6%
(21騎乗)
225.6%14.2%57.8〜1077.0%
クラス 芝 新馬94281.6%463.9%
(56騎乗)
12.9%
(38騎乗)
35.1%0.0%3.9〜806.2%
クラス 芝 3勝クラス39264.4%0.0%
(19騎乗)
515.5%
(20騎乗)
7.9%0.0%0.0〜785.4%
位置取り ダート 先行351199.3%236.9%
(233騎乗)
125.1%
(118騎乗)
151.3%81.6%94.1〜336.0%
距離 ダート 1801〜2200m67185.2%112.1%
(33騎乗)
256.2%
(34騎乗)
92.6%0.0%0.0〜431.3%
競馬場 中山14167.9%0.0%
(8騎乗)
391.7%
(6騎乗)
60.8%0.0%0.0〜412.1%
位置取り ダート 逃げ118164.5%246.5%
(75騎乗)
21.4%
(43騎乗)
134.3%63.4%76.5〜273.3%
競馬場 京都400161.7%191.3%
(265騎乗)
103.6%
(135騎乗)
103.9%23.2%35.7〜333.0%
位置取り 芝 先行174161.0%209.4%
(124騎乗)
41.0%
(50騎乗)
105.6%38.1%53.8〜310.2%
人気 6〜9番人気621146.0%163.1%
(406騎乗)
113.7%
(215騎乗)
122.4%82.8%85.1〜221.6%
競馬場 札幌200142.7%209.4%
(127騎乗)
26.6%
(73騎乗)
69.3%17.2%28.6〜324.3%
距離 芝 2201m〜53121.9%179.4%
(36騎乗)
0.0%
(17騎乗)
65.6%0.0%5.8〜275.1%
位置取り 芝 差し319121.1%126.4%
(199騎乗)
112.4%
(120騎乗)
48.5%3.0%9.4〜305.3%
距離 ダート 1401〜1800m649119.3%147.9%
(440騎乗)
59.1%
(209騎乗)
93.3%49.7%58.2〜199.2%
馬場 芝 稍重153115.0%154.2%
(104騎乗)
31.8%
(49騎乗)
51.6%1.6%14.2〜277.2%
競馬場 中京399114.3%174.0%
(205騎乗)
51.2%
(194騎乗)
90.1%31.5%43.5〜202.2%
騎乗のつながり 継続騎乗574108.4%198.0%
(237騎乗)
45.4%
(337騎乗)
78.9%37.0%41.5〜200.8%
馬場 ダート 良836105.5%135.3%
(501騎乗)
60.9%
(335騎乗)
85.2%50.0%55.5〜168.3%
クラス 芝 2勝クラス78105.3%0.0%
(54騎乗)
342.1%
(24騎乗)
10.0%0.0%0.0〜305.3%
距離 芝 〜1400m409101.0%101.4%
(284騎乗)
99.9%
(125騎乗)
44.3%6.7%11.9〜243.0%
クラス ダート 未勝利643100.7%136.6%
(390騎乗)
45.4%
(253騎乗)
74.4%33.4%42.6〜175.6%
馬場 芝 良777100.2%109.5%
(499騎乗)
83.3%
(278騎乗)
70.4%24.2%34.1〜189.2%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は22あります。1頭の大穴で押し上がった数字では再現性がないため、減量期間と減量明けへの分割、高配当の除外、引き直しの3方向で確かめました。

減量期間・減量明けの両方で単勝回収率100%を超えたのは ダートの先行 ・ 京都 ・ 6〜9番人気 ・芝の差し・ダートの1801〜2200m・芝の逃げの6つです。このうち落ち方がいちばん小さいのはダートの先行で、最高配当1件を除外しても151.3%を保ちましたが、高配当上位5件を除外すると81.6%まで下がり、位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。

レース前に選べる条件では 6〜9番人気 が近いところまで残りましたが、高配当上位5件を除外すると82.8%でした。全体でいちばん高かった芝の逃げも、高配当上位5件を除外すると10%台まで落ちます。

まとめ

  • 先行が芝・ダートとも両期間で人気以上の成績です。 ダートの先行は単勝回収率がどちらの期間でも100%を超え、芝の先行も両方の期間で人気以上の成績でした。
  • ダートの逃げは減量期間の数字です。 減量期間は複勝率48.0%でしたが、減量明けは23.3%まで落ちました。 同じ前でも先行とは成績に差があります。
  • クラスはダートの未勝利と芝の新馬が得意です。 ダートの未勝利はどちらの期間でも騎乗の多い区分で、減量期間は複勝率16.4%でした。
  • 中京・京都の好成績は減量期間のものです。 どちらも減量明けは人気以下に転じ、どちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を上回った競馬場は小倉だけです。
  • 上位人気では比較的、同人気帯の複勝率の平均を上回っていますが、騎乗数は多くありません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、加藤祥太騎手の延べ2,401騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。