柴田裕一郎騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

柴田裕一郎騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

柴田裕一郎騎手は現在も見習騎手として負担重量が軽くなる期間の途中です。ダートの短距離や位置取りで人気との比較で好成績になる一方、芝では苦手条件が目立ちます。JRA10場・平地の実測データで現時点の傾向を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20243205.9%14.7%81.9%9.5
20253702.7%11.1%33.5%10.3
20262172.8%8.3%52.2%10.5

※2026年は8月9日までの集計です。

柴田裕一郎騎手は平均人気が10番人気前後で、人気薄への騎乗が中心です。ここまでの成績はすべて減量のある状態なので、年別成績だけで判断せず、以下では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使って条件ごとに見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は現在も見習騎手の減量期間中です。負担重量が軽い状態の成績しかないため、期間を分けずにまとめています。減量が明けたあとの成績はまだ分かりません。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2024年〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1573.8%10.8%70.6%−2.1%
芝 1401〜1800m1080.9%6.5%14.4%−2.7%
芝 1801〜2200m993.0%9.1%9.7%−3.2%
芝 2201m〜175.9%5.9%122.9%−2.5%
ダート 〜1400m2416.6%18.3%107.1%+3.2%
ダート 1401〜1800m2512.8%9.2%31.4%−4.3%
ダート 1801〜2200m234.3%8.7%23.0%−1.2%
ダート 2201m〜110.0%27.3%0.0%−3.9%

人気以上なのは ダートの1400m以下 だけです。複勝率18.3%、単勝回収率107.1%と、表のなかで頭ひとつ抜けています。

同じダートでも 1401〜1800m は表でいちばん多く乗りながら同人気帯の複勝率の平均を下回り、これが距離別で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件です。芝は4つの距離帯すべてが同人気帯の複勝率の平均を下回りました。ダートの短いところに絞ったときだけ数字が変わる形です。

競馬場でみる騎乗

競馬場|全期間(減量期間中・2024年〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌550.0%9.1%0.0%−1.6%
函館444.5%6.8%85.9%−6.3%
福島561.8%7.1%19.5%−9.8%
新潟1188.5%22.9%90.3%+4.0%
中京2063.4%9.7%59.1%−3.1%
京都1444.9%13.2%103.4%+3.1%
阪神1123.6%10.7%18.4%+0.6%
小倉1632.5%9.2%32.4%−5.1%

いちばん同人気帯の複勝率の平均を上回っているのは 新潟 です。複勝率22.9%と、表のなかでいちばん高い数字でした。 京都 も同人気帯の複勝率の平均を上回り、複勝率13.2%・単勝回収率103.4%です。阪神もわずかに人気以上の成績でした。

反対に同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件は 福島 です。 函館 と 小倉 も同人気帯の複勝率の平均を下回りました。騎乗のいちばん多い 中京 も人気以下で、同人気帯の複勝率の平均との比較でも、京都は人気以上・中京は人気以下と分かれています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2024年〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良2813.2%7.8%49.6%−3.0%
芝 稍重742.7%9.5%23.6%−2.9%
芝 道悪260.0%19.2%0.0%+3.2%
ダート 良3563.7%12.9%38.9%−1.6%
ダート 稍重1026.9%13.7%178.6%−1.4%
ダート 道悪685.9%17.6%31.8%+5.0%

渋ったときに同人気帯の複勝率の平均を上回っています。 ダートの道悪 と 芝の道悪 がどちらも同人気帯の複勝率の平均を上回り、芝の道悪の複勝率は19.2%と6区分でいちばん高い数字でした。

反対に良は芝もダートも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。騎乗はこの2区分に集まっていて、ダートの良は表でいちばん多く乗っている区分です。 ダートの稍重 は人気以下ながら、単勝回収率だけは高く出ました。芝の稍重も人気以下の成績です。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2024年〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ2619.2%34.6%246.9%+5.7%
芝 先行826.1%17.1%107.1%−6.1%
芝 差し990.0%8.1%0.0%−2.3%
芝 追込1670.6%1.8%2.9%−1.9%
ダート 逃げ185.6%27.8%37.8%+0.9%
ダート 先行9116.5%34.1%189.7%+0.7%
ダート 差し1573.2%15.3%15.5%+1.0%
ダート 追込2601.2%4.6%53.3%+1.0%

ダートは4区分とも人気以上の成績です。なかでも ダートの先行 は複勝率34.1%と、表のなかでいちばん高い数字でした。芝は 逃げ だけが同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

反対に 芝の先行 は7項目を通して同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件でした。複勝率17.1%と数字そのものは低くありませんが、同じように先行した馬全体の複勝率の平均には届いていません。 芝の差し と 芝の追込 も同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この7騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2024年〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬230.0%8.7%0.0%−5.1%
芝 未勝利1943.1%7.2%56.5%−2.1%
芝 1勝クラス1232.4%9.8%8.0%−3.1%
芝 2勝クラス258.0%20.0%149.6%+2.7%
ダート 新馬130.0%15.4%0.0%+5.7%
ダート 未勝利2415.0%10.4%83.2%−0.9%
ダート 1勝クラス2025.0%18.8%52.4%0.0%
ダート 2勝クラス613.3%9.8%59.2%−3.6%

人気以上なのは ダートの新馬 と 芝の2勝クラス で、どちらも騎乗数は少なめです。芝の2勝クラスは複勝率20.0%・単勝回収率149.6%と、表のなかでいちばん高い複勝率でした。 ダートの1勝クラス はほぼ平均どおりですが、複勝率自体は高いほうです。

反対に 芝の新馬 と ダートの2勝クラス、芝の1勝クラスは同人気帯の複勝率の平均を下回りました。騎乗の中心である ダートの未勝利 と 芝の未勝利 も、どちらも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

人気帯でみる騎乗

人気|全期間(減量期間中・2024年〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気3033.3%63.3%93.7%−1.4%
2番人気1625.0%43.8%126.9%−8.1%
3番人気3315.2%36.4%102.1%−5.3%
4〜5番人気867.0%26.7%86.0%−3.0%
6〜9番人気2203.2%13.2%103.5%−1.5%
10番人気以下5220.6%3.1%22.1%−0.9%

1番人気から10番人気以下まで、6区分すべてで同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

騎乗の中心である10番人気以下は同人気帯の複勝率の平均との差こそ小さいものの、人気帯として明確な傾向はありません。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|全期間(減量期間中・2024年〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗2336.0%15.9%72.2%−1.2%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
1014.0%18.8%23.1%+2.6%
テン乗り4283.5%9.8%63.2%−1.7%

乗り替わり(騎乗経験あり) だけが人気以上の成績でした。複勝率18.8%と3区分でいちばん高く、一度乗ったことのある馬に戻ったときの成績がいちばん良く出ています。 継続騎乗 と テン乗り はどちらも同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する145騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間では単勝回収率100%超が11条件ありました。100%超でも、大穴1頭で押し上がった数字なら再現性はありません。回収率のぶれを見るため、高配当を除いたときの回収率と、引き直したときのぶれ幅を並べます。

条件騎乗単勝回収率最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ26246.9%126.4%0.0%23.1〜556.2%
位置取り ダート 先行91189.7%144.0%61.6%79.6〜332.6%
馬場 ダート 稍重102178.6%135.5%7.5%42.2〜351.3%
クラス 芝 2勝クラス25149.6%11.7%0.0%0.0〜437.6%
人気 2番人気16126.9%96.7%0.0%30.6〜245.6%
距離 芝 2201m〜17122.9%0.0%0.0%0.0〜368.8%
距離 ダート 〜1400m241107.1%87.4%31.5%43.8〜186.6%
位置取り 芝 先行82107.1%65.7%0.0%7.1〜237.2%
人気 6〜9番人気220103.5%83.2%16.5%31.9〜192.5%
競馬場 京都144103.4%70.3%7.3%25.9〜205.4%
人気 3番人気33102.1%77.5%0.0%27.0〜193.9%

※この記事は集計期間を前半・後半に分けていないため、期間を二分した再現性の確認は行っていません。

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間では単勝回収率100%超が11条件ありました。100%超でも、大穴1頭で押し上がった数字なら再現性はありません。回収率のぶれを見るため、高配当を除いたときの回収率と、引き直したときのぶれ幅を並べます。

回収率100%超だった11条件のうち、落ち方がいちばん小さいのは ダートの先行 で、最高配当1件を除外しても黒字を保ちますが、高配当上位5件を除外すると大きく崩れます。 ダートの稍重 も最高配当1件の除外までは残るものの、上位5件を除外するとほぼゼロです。

芝の逃げ は最高配当1件の除外で黒字を保ちますが、高配当上位5件を除外するとゼロになります。ここに挙げた位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。騎乗数のいちばん多い ダートの1400m以下 も、最高配当1件を除外すると100%を割り込みました。

まとめ

  • 距離で人気以上なのはダートの1400m以下だけ。 複勝率18.3%、単勝回収率107.1%でした。
  • ダートは位置取りの4区分とも人気以上。 なかでも先行は複勝率34.1%と表でいちばん高い数字です。
  • 反対に芝の先行が7項目で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件。 複勝率17.1%と数字自体は低くないものの、同じように先行した馬全体には届いていません。
  • 芝もダートも渋ったときに上がります。 ダートの道悪は複勝率17.6%、芝の道悪は複勝率19.2%でした。
  • 競馬場は新潟と京都。 新潟は複勝率22.9%、京都は複勝率13.2%です。 福島は同人気帯の複勝率の平均を大きく下回りました。
  • ここまでの数字はすべて減量つきのもの。 減量が明けたあとに同じ傾向が続くかは、まだ確かめられません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2024年〜2026年8月9日、柴田裕一郎騎手の延べ907騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。