武市康男厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

武市康男厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

武市康男厩舎は、芝の短距離で好成績を残している美浦の厩舎です。JRA10場・平地の実測データで条件ごとの成績を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

出走勝率複勝率単勝回収率平均人気
20163193.4%16.0%35.7%8.4
20173035.9%15.8%54.9%9.2
20182852.5%12.3%118.6%9.8
20193164.4%16.1%41.9%9.0
20202852.5%11.6%8.2%9.6
20213005.7%17.7%104.6%8.5
20222794.7%18.3%31.8%8.5
20232964.4%18.2%34.1%8.3
20242674.9%13.5%68.7%9.2
20252634.6%14.4%30.5%9.2
20261654.2%13.3%31.2%9.2

※2026年は8月9日までの集計です。

出走馬の平均人気は9番人気前後で、10番人気以下の出走が最も多い厩舎です。人気薄での出走が多いため、勝率や複勝率そのものだけでは条件ごとの評価がしにくくなります。そこで、以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半と後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、出走が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

レース間隔でみる仕上げ

レース間隔|前半(2016〜2020年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1430.7%10.5%4.3%−2.2%
連闘〜中2週4214.3%15.0%37.0%−2.9%
中3〜中8週6314.8%17.1%75.0%+0.4%
休み明け
(約2〜6か月)
2402.9%10.8%52.0%−0.6%
休み明け
(半年以上)
190.0%10.5%0.0%−5.2%
レース間隔|後半(2021〜2026年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1626.8%17.3%195.1%+4.0%
連闘〜中2週4145.8%18.8%36.0%−1.0%
中3〜中8週6284.5%18.2%41.2%−1.2%
休み明け
(約2〜6か月)
3193.4%10.0%28.0%−3.1%
休み明け
(半年以上)
342.9%5.9%16.8%−7.7%

レース間隔による明確な好走傾向はありません。

初出走は近年になって人気以上の成績へ変わりましたが、前半から続く傾向ではありません。連闘〜中2週と約2〜6か月あけた出走は、前半・後半とも人気以下の成績です。

※レース間隔は前走からの日数です。地方交流・海外・障害も前走として数えますが、出走取消・発走除外で実際には走らなかった出走は数えていません。集計の始まりより前にデビューした馬は、それ以前の出走歴が分からないため対象外で、この67走はこの表に含みません。

休み明け初戦とその次走

休み明けとその次走|前半(2016〜2020年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
2592.7%10.8%48.1%−0.9%
その次走
(叩き2戦目)
1795.0%14.5%55.5%+0.2%
休み明けとその次走|後半(2021〜2026年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
3533.4%9.6%26.9%−3.6%
その次走
(叩き2戦目)
2152.8%13.5%23.2%−2.0%

休み明け初戦は、前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

その後2か月以内の次走も後半は人気以下で、1戦使えば成績が良くなるという傾向はありません。

※「休み明け初戦」は前走から2か月以上あけて使ってきた出走、「その次走」はその初戦のあと2か月以内に続けて使われた出走です。それぞれを別々に集計したもので、同じ馬どうしを1対1で突き合わせた数字ではありません。※どちらにも当たらない2,072走はこの表に含みません。

距離でみる成績

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2944.4%14.3%64.9%+1.3%
芝 1401〜1800m2302.6%12.2%7.4%−2.8%
芝 1801〜2200m1442.1%16.0%7.8%−0.4%
芝 2201m〜452.2%11.1%21.1%−3.0%
ダート 〜1400m3653.6%13.7%35.8%−1.9%
ダート 1401〜1800m3584.2%14.0%40.8%−2.3%
ダート 1801〜2200m5010.0%22.0%488.2%+2.4%
ダート 2201m〜224.5%40.9%110.9%+14.2%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2547.1%20.1%58.6%+1.5%
芝 1401〜1800m2654.9%17.0%111.4%−0.4%
芝 1801〜2200m1815.5%21.0%45.2%+1.5%
芝 2201m〜375.4%18.9%46.2%−3.2%
ダート 〜1400m3633.6%13.2%24.9%−3.2%
ダート 1401〜1800m4063.7%12.1%40.6%−2.9%
ダート 1801〜2200m596.8%27.1%34.2%+7.8%

芝の1400m以下ダートの1801〜2200mが、前半・後半とも人気以上の成績です。

ダートでは短い距離より1801〜2200mの方が得意で、芝は反対に短距離で安定しています。

競馬場でみる成績

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌375.4%13.5%88.9%−2.2%
函館5512.7%21.8%103.5%−3.0%
福島1806.7%18.3%79.3%+1.2%
新潟2402.9%14.6%34.2%−1.2%
東京3792.6%12.9%19.4%−1.5%
中山4503.6%15.6%35.0%+0.2%
中京611.6%9.8%348.9%−0.9%
京都442.3%6.8%13.4%−5.0%
阪神210.0%4.8%0.0%−7.7%
小倉412.4%9.8%22.9%−2.2%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌405.0%30.0%23.2%+8.0%
函館681.5%11.8%2.9%−7.9%
福島1807.8%17.8%69.6%−1.7%
新潟2545.1%18.9%63.3%+0.8%
東京4065.7%17.0%79.5%+0.2%
中山4893.9%14.5%33.0%−1.9%
中京734.1%12.3%50.4%−0.2%
京都140.0%7.1%0.0%−3.2%
阪神160.0%0.0%0.0%−12.8%
小倉300.0%13.3%0.0%+0.2%

前半・後半を通して安定して得意といえる競馬場はありません。

出走の多い中山・東京・新潟・福島はいずれも期間によって評価が変わっています。阪神・京都・中京・函館は両期間で人気以下ですが、阪神と京都は出走数が少ないため参考程度です。

馬場状態でみる成績

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良5603.9%14.1%33.2%−0.8%
芝 稍重1070.9%14.0%39.7%+1.9%
芝 道悪460.0%8.7%0.0%−4.1%
ダート 良4633.7%14.3%78.8%−2.2%
ダート 稍重2043.9%13.7%42.0%−2.0%
ダート 道悪1287.0%20.3%74.1%+2.8%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良5935.6%18.2%79.0%0.0%
芝 稍重1009.0%24.0%66.6%+3.2%
芝 道悪442.3%20.5%18.0%+0.9%
ダート 良5314.0%13.4%40.7%−1.8%
ダート 稍重1693.0%11.8%18.8%−3.9%
ダート 道悪1334.5%16.5%20.5%−3.1%

芝の稍重が、馬場状態では最も安定した得意条件です。前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

ダートの良馬場と稍重は、どちらの期間でも人気以下の成績です。

クラスでみる成績

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬990.0%10.1%0.0%−2.1%
芝 未勝利2664.1%14.7%28.3%−0.2%
芝 1勝クラス1387.2%20.3%89.3%+4.9%
芝 2勝クラス1371.5%12.4%22.0%−2.6%
芝 3勝クラス510.0%7.8%0.0%−5.6%
芝 オープン特別・
リステッド
130.0%0.0%0.0%−7.9%
ダート 新馬442.3%11.4%14.1%−2.3%
ダート 未勝利3694.3%16.5%100.3%+0.4%
ダート 1勝クラス2794.3%15.4%47.4%−3.1%
ダート 2勝クラス734.1%12.3%27.8%−1.3%
ダート 3勝クラス267.7%7.7%63.5%−3.6%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬987.1%18.4%235.8%+3.3%
芝 未勝利2714.1%18.8%22.9%+0.6%
芝 1勝クラス1697.7%26.0%63.8%+3.1%
芝 2勝クラス1097.3%15.6%79.7%−4.4%
芝 3勝クラス345.9%14.7%98.8%+3.4%
芝 オープン特別・
リステッド
283.6%14.3%18.2%−6.6%
芝 重賞283.6%7.1%59.3%−4.8%
ダート 新馬646.2%15.6%132.7%+4.7%
ダート 未勝利4474.7%15.0%24.9%−2.8%
ダート 1勝クラス2722.2%11.4%27.3%−3.2%
ダート 2勝クラス303.3%10.0%16.0%−5.4%
ダート 3勝クラス170.0%11.8%0.0%−3.8%

芝の1勝クラスが最もはっきりした得意条件で、前半・後半とも人気以上の成績です。

一方、ダートの1勝クラスから3勝クラスまでは人気以下の成績が続いています。芝の新馬は近年改善していますが、前半から続く強みではありません。

人気帯でみる成績

人気|前半(2016〜2020年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気4139.0%70.7%90.0%+6.4%
2番人気529.6%53.8%43.5%+2.5%
3番人気712.8%35.2%16.3%−6.5%
4〜5番人気18710.2%29.9%92.6%+0.3%
6〜9番人気4223.1%14.0%62.4%−1.0%
10番人気以下7350.3%2.9%36.2%−1.6%
人気|後半(2021〜2026年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気5032.0%60.0%77.8%−5.1%
2番人気8215.9%51.2%60.2%−1.0%
3番人気9115.4%45.1%89.3%+3.4%
4〜5番人気1929.9%29.7%98.2%−0.8%
6〜9番人気4621.9%13.2%34.6%−1.8%
10番人気以下6930.6%3.3%43.4%−0.8%

人気帯では、6番人気以下の人気薄で前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

上位人気は期間によって評価が変わっており、人気を背負ったときに一貫して好走する傾向もありません。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間では単勝回収率100%超が4条件ありました。前後半の片方だけで超えた条件は追わず、全期間で超えた条件が、前後半に分けても残るか、高配当を除いても残るかを確かめます。

条件出走単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
距離 ダート 1801〜2200m109242.5%488.2%
(50出走)
34.2%
(59出走)
47.7%14.3%22.2〜656.8%
競馬場 中京134186.3%348.9%
(61出走)
50.4%
(73出走)
27.7%0.0%2.8〜527.3%
クラス 芝 新馬197117.3%0.0%
(99出走)
235.8%
(98出走)
26.9%4.7%9.3〜316.1%
レース間隔 初出走305105.6%4.3%
(143出走)
195.1%
(162出走)
47.3%16.0%22.5〜246.6%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の出走をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた4条件は、いずれも前半か後半のどちらかに偏っています。

ダートの1801〜2200mは全体242.5%ですが、前半488.2%・後半34.2%と差が大きく、最高配当1件を除外すると47.7%まで下がります。芝の新馬と初出走は反対に後半へ偏っており、どちらも最高配当1件を除くと100%を下回りました。

まとめ

  • 芝の1400m以下と芝の1勝クラスを得意としています。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • ダートでは1801〜2200mで前半・後半とも人気以上の成績です。 ダートでは短い距離より1801〜2200mの方が得意で、芝は反対に短距離で安定しています。
  • 芝の稍重でも安定して好成績です。
  • 休み明け初戦とその次走では、目立った好走傾向はありません。
  • 6番人気以下の人気薄では、前半・後半とも人気以下の成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、武市康男厩舎の延べ3,078走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。