杉浦宏昭厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

杉浦宏昭厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

杉浦宏昭厩舎は、函館競馬場と芝の短距離を得意としている美浦の厩舎です。JRA10場・平地の実測データで条件ごとの成績を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

出走勝率複勝率単勝回収率平均人気
20162455.3%17.6%63.3%9.0
20172182.8%11.9%85.8%10.0
20182713.3%15.1%32.6%8.7
20192705.9%20.4%82.3%8.9
20202733.7%15.0%43.0%8.8
20212674.9%13.9%82.3%9.1
20222752.9%17.1%71.2%9.1
20232672.6%18.4%21.1%8.6
20242424.5%14.9%47.8%9.6
20252642.7%12.5%25.3%9.8
20261495.4%11.4%48.7%8.9

※2026年は8月9日までの集計です。

出走馬の平均人気は9番人気前後で、10番人気以下の出走が最も多い厩舎です。人気そのものが低いため、複勝率の水準だけでは条件ごとの良し悪しを判断しにくくなります。そこで、以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半と後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、出走が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

レース間隔でみる仕上げ

レース間隔|前半(2016〜2020年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1112.7%10.8%29.7%−2.6%
連闘〜中2週4115.8%20.0%107.8%+0.4%
中3〜中8週5193.5%16.2%45.3%+0.1%
休み明け
(約2〜6か月)
1834.4%12.6%28.7%0.0%
休み明け
(半年以上)
110.0%0.0%0.0%−11.0%
レース間隔|後半(2021〜2026年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1353.0%8.9%78.1%−3.1%
連闘〜中2週5034.4%19.1%27.7%+0.3%
中3〜中8週5853.9%15.4%59.6%−0.4%
休み明け
(約2〜6か月)
2082.4%8.2%64.0%−2.5%
休み明け
(半年以上)
240.0%16.7%0.0%+6.9%

連闘〜中2週で好走する傾向があり、前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

中3〜8週はほぼ人気通りです。約2〜6か月あけた出走と初出走は人気以下の成績が目立ち、間隔を詰めたときの方が成績は安定しています。

※レース間隔は前走からの日数です。地方交流・海外・障害も前走として数えますが、出走取消・発走除外で実際には走らなかった出走は数えていません。集計の始まりより前にデビューした馬は、それ以前の出走歴が分からないため対象外で、この51走はこの表に含みません。

休み明け初戦とその次走

休み明けとその次走|前半(2016〜2020年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
1944.1%11.9%27.1%−0.6%
その次走
(叩き2戦目)
1474.8%14.3%120.2%−0.3%
休み明けとその次走|後半(2021〜2026年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
2322.2%9.1%57.4%−1.5%
その次走
(叩き2戦目)
1803.9%12.2%44.7%−1.7%

休み明け初戦とその次走は、前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

1戦使った後の方が複勝率そのものは高いものの、人気を考えると明確な強みにはなっていません。

※「休み明け初戦」は前走から2か月以上あけて使ってきた出走、「その次走」はその初戦のあと2か月以内に続けて使われた出走です。それぞれを別々に集計したもので、同じ馬どうしを1対1で突き合わせた数字ではありません。※どちらにも当たらない1,988走はこの表に含みません。

距離でみる成績

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m3446.7%18.6%112.0%+1.3%
芝 1401〜1800m2141.4%10.7%15.9%−1.6%
芝 1801〜2200m771.3%13.0%11.6%−1.8%
芝 2201m〜3010.0%20.0%274.3%+1.3%
ダート 〜1400m3413.8%15.8%33.5%−0.9%
ダート 1401〜1800m2593.9%18.5%38.7%+2.0%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m3524.5%17.6%55.7%+0.2%
芝 1401〜1800m3172.8%13.6%43.6%−1.0%
芝 1801〜2200m772.6%9.1%42.1%−4.0%
芝 2201m〜185.6%11.1%16.1%−5.3%
ダート 〜1400m4264.0%16.7%66.7%+0.2%
ダート 1401〜1800m2653.0%12.5%25.2%+0.2%

芝の1400m以下を得意としており、前半・後半とも人気以上の成績です。ダートの1401〜1800mも両期間で同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

一方、芝の1401〜2200mは前半・後半とも人気以下の成績です。

競馬場でみる成績

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌619.8%23.0%72.5%−0.3%
函館886.8%30.7%152.3%+10.3%
福島1242.4%12.1%63.1%−4.2%
新潟1432.1%11.2%18.9%−1.3%
東京3582.5%13.7%27.7%−0.3%
中山3815.2%17.3%46.3%−0.4%
中京540.0%5.6%0.0%−3.9%
京都128.3%16.7%64.2%−1.7%
阪神140.0%7.1%0.0%−7.2%
小倉4214.3%31.0%483.8%+13.8%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌8710.3%33.3%121.6%+11.1%
函館918.8%25.3%129.0%+4.9%
福島1284.7%18.0%113.5%+1.5%
新潟1170.0%10.3%0.0%−4.6%
東京4223.1%12.1%28.9%−1.9%
中山4502.9%13.3%38.4%−1.5%
中京563.6%14.3%50.0%+2.5%
京都110.0%9.1%0.0%−2.5%
阪神120.0%16.7%0.0%+6.4%
小倉903.3%11.1%39.9%−3.7%

函館が最もはっきりした得意場で、前半・後半とも人気以上の成績です。単勝回収率も両期間で100%を超えています。

出走の多い東京と中山、新潟はどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

馬場状態でみる成績

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良5254.8%15.8%80.0%+0.2%
芝 稍重973.1%14.4%81.5%−1.0%
芝 道悪434.7%14.0%27.2%−2.0%
ダート 良3804.5%15.8%45.3%−0.9%
ダート 稍重1333.8%18.0%41.4%+0.7%
ダート 道悪992.0%19.2%32.6%+3.9%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良6194.4%16.2%59.4%−0.1%
芝 稍重1040.0%9.6%0.0%−4.1%
芝 道悪412.4%9.8%4.9%−5.7%
ダート 良4483.3%16.1%33.4%+1.9%
ダート 稍重1466.2%17.1%78.1%+1.2%
ダート 道悪1061.9%7.5%88.4%−8.8%

ダートの稍重が、馬場状態では唯一、前半・後半とも人気以上の成績です。

芝の稍重と道悪はどちらの期間でも人気以下で、芝は馬場が渋ると苦戦しています。

クラスでみる成績

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬761.3%9.2%8.3%−3.1%
芝 未勝利2274.4%11.5%89.4%−2.0%
芝 1勝クラス2054.9%19.5%119.3%+2.4%
芝 2勝クラス942.1%8.5%20.4%−3.0%
芝 3勝クラス147.1%21.4%33.6%−0.9%
芝 オープン特別・
リステッド
2222.7%50.0%132.7%+16.2%
芝 重賞273.7%29.6%13.7%+6.9%
ダート 新馬355.7%14.3%76.3%−1.3%
ダート 未勝利2374.2%14.8%25.6%−1.6%
ダート 1勝クラス2144.7%21.0%48.3%+2.4%
ダート 2勝クラス1141.8%14.9%60.4%+1.1%
ダート 3勝クラス110.0%9.1%0.0%−8.8%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬904.4%11.1%117.1%−0.7%
芝 未勝利3353.6%16.7%43.1%+0.1%
芝 1勝クラス1585.1%15.8%41.7%−2.2%
芝 2勝クラス1252.4%16.0%24.3%−1.1%
芝 3勝クラス323.1%3.1%73.1%−5.3%
芝 オープン特別・
リステッド
140.0%7.1%0.0%−4.6%
ダート 新馬450.0%4.4%0.0%−7.4%
ダート 未勝利3533.7%17.3%50.3%+1.4%
ダート 1勝クラス1774.5%15.8%37.7%+0.1%
ダート 2勝クラス763.9%13.2%85.1%−0.2%
ダート 3勝クラス345.9%8.8%142.6%−2.8%
ダート オープン特別・
リステッド
130.0%7.7%0.0%−2.2%

ダートの1勝クラスが、前半・後半とも人気以上の成績を残している唯一のクラスです。

芝の新馬と2勝クラスは両期間で人気以下の成績です。

人気帯でみる成績

人気|前半(2016〜2020年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気3729.7%64.9%80.3%+0.5%
2番人気4714.9%46.8%57.7%−4.5%
3番人気6415.6%51.6%98.3%+9.8%
4〜5番人気1825.5%25.8%47.3%−3.4%
6〜9番人気3463.5%15.6%88.2%+0.7%
10番人気以下6010.7%4.3%43.1%−0.1%
人気|後半(2021〜2026年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気3920.5%61.5%48.7%−3.6%
2番人気5123.5%54.9%114.9%+2.6%
3番人気598.5%32.2%48.8%−9.4%
4〜5番人気1737.5%30.6%71.4%+0.1%
6〜9番人気4472.2%15.7%45.4%+0.8%
10番人気以下6950.9%3.6%42.3%−0.5%

人気帯による明確な傾向はありません。

6〜9番人気は前半・後半とも人気以上ですが、最も出走が多い10番人気以下は両期間でわずかに人気以下です。人気薄全体に一貫した好走傾向があるとは評価できません。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%超だったのは5条件です。片方の期間だけで超えたものは追わず、この5つについて、前後半に分けても残るか、高配当を除いても残るかを確かめます。

条件出走単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
競馬場 小倉132181.1%483.8%
(42出走)
39.9%
(90出走)
97.0%20.3%37.0〜397.1%
距離 芝 2201m〜48177.5%274.3%
(30出走)
16.1%
(18出走)
28.5%0.0%6.0〜497.1%
競馬場 函館179140.4%152.3%
(88出走)
129.0%
(91出走)
94.0%25.1%36.6〜286.1%
クラス ダート 3勝クラス45107.8%0.0%
(11出走)
142.6%
(34出走)
41.1%0.0%0.0〜283.1%
競馬場 札幌148101.4%72.5%
(61出走)
121.6%
(87出走)
72.2%26.7%37.0〜185.0%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の出走をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた5条件のなかでは、函館が最も安定していました。前半152.3%・後半129.0%と両期間で100%を超えています。

ただし、最高配当1件を除外すると94.0%、高配当上位5件を除外すると25.1%まで下がります。小倉や芝の2201m以上は前半と後半で回収率が大きく異なっています。

まとめ

  • 函館が最もはっきりした得意場です。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 芝の1400m以下で前半・後半とも人気以上の成績です。
  • ダートの稍重と1勝クラスでも安定しています。 前半・後半のどちらでも人気以上に走っています。
  • 連闘〜中2週で好走する傾向があります。 期間を分けて見ても好成績です。
  • 休み明け初戦とその次走は、どちらも人気以下の成績です。 前半・後半とも人気以下の成績です。
  • 人気帯全体では明確な傾向はありません。 6〜9番人気は前半・後半とも人気以上ですが、最も出走が多い10番人気以下は前半・後半ともわずかに人気以下です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、杉浦宏昭厩舎の延べ2,741走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。