伊藤圭三厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

伊藤圭三厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

伊藤圭三厩舎は、ダートの短距離を中心に使っている美浦の厩舎です。JRA10場・平地の実測データで条件ごとの成績を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

出走勝率複勝率単勝回収率平均人気
20162646.1%19.3%51.5%7.6
20172548.3%20.1%85.6%7.3
20182816.0%21.4%33.6%6.9
201932910.3%25.2%94.3%6.5
202031210.6%28.8%60.7%6.2
202130011.0%28.3%56.0%5.8
20222948.8%29.9%55.1%5.9
20233176.0%19.9%30.4%7.0
20243589.2%26.5%103.5%6.9
20253676.8%24.5%40.9%7.1
20262198.7%21.5%38.2%7.3

※2026年は8月9日までの集計です。

出走馬の平均人気は6〜7番人気前後で、毎年多くの管理馬を送り出しています。ダートの出走が多いため、全体の勝率や複勝率だけでは条件ごとの差を判断しにくいです。そこで、以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半と後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、出走が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

レース間隔でみる仕上げ

レース間隔|前半(2016〜2020年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走1369.6%23.5%38.9%−7.2%
連闘〜中2週39512.2%31.9%91.3%+3.3%
中3〜中8週6467.6%21.1%59.3%−1.9%
休み明け
(約2〜6か月)
1844.9%17.4%65.4%−3.6%
休み明け
(半年以上)
414.9%17.1%73.4%−3.2%
レース間隔|後半(2021〜2026年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走16310.4%34.4%84.8%−1.2%
連闘〜中2週43311.5%31.6%62.0%+1.6%
中3〜中8週8997.5%23.8%55.1%−0.9%
休み明け
(約2〜6か月)
3116.1%17.4%39.9%−3.2%
休み明け
(半年以上)
414.9%14.6%12.2%−5.0%

連闘〜中2週で好走する傾向があり、前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

一方、中3〜8週、約2〜6か月あけた出走、半年以上あけた出走、デビュー戦はいずれも両期間で人気以下の成績です。間隔をあけるより、詰めて使ったときの方が安定しています。

※レース間隔は前走からの日数です。地方交流・海外・障害も前走として数えますが、出走取消・発走除外で実際には走らなかった出走は数えていません。集計の始まりより前にデビューした馬は、それ以前の出走歴が分からないため対象外で、この46走はこの表に含みません。

休み明け初戦とその次走

休み明けとその次走|前半(2016〜2020年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
2254.9%17.3%66.8%−3.8%
その次走
(叩き2戦目)
1677.8%21.0%28.7%−3.0%
休み明けとその次走|後半(2021〜2026年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
3526.0%17.0%36.7%−3.5%
その次走
(叩き2戦目)
2504.4%20.4%24.7%−1.3%

休み明け初戦とその後2か月以内の次走は、どちらも前半・後半で人気以下の成績です。

1戦使った後に成績が良くなる傾向もありません。

※「休み明け初戦」は前走から2か月以上あけて使ってきた出走、「その次走」はその初戦のあと2か月以内に続けて使われた出走です。それぞれを別々に集計したもので、同じ馬どうしを1対1で突き合わせた数字ではありません。※どちらにも当たらない2,301走はこの表に含みません。

距離でみる成績

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1616.8%16.8%75.9%−6.6%
芝 1401〜1800m1016.9%18.8%48.0%−5.3%
芝 1801〜2200m506.0%24.0%38.2%−3.2%
芝 2201m〜1315.4%38.5%122.3%+17.2%
ダート 〜1400m7189.3%25.3%61.9%+0.1%
ダート 1401〜1800m3687.9%23.1%74.4%−0.3%
ダート 1801〜2200m258.0%16.0%94.0%−6.2%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1785.1%20.8%22.5%−3.6%
芝 1401〜1800m1166.0%18.1%26.2%−4.1%
芝 1801〜2200m5610.7%21.4%140.4%−3.8%
芝 2201m〜2015.0%30.0%145.0%+7.9%
ダート 〜1400m8908.8%25.8%52.2%+0.6%
ダート 1401〜1800m5478.8%26.9%68.6%−0.3%
ダート 1801〜2200m407.5%30.0%27.8%+4.2%

ダートの1400m以下が出走の中心で、前半・後半ともわずかに人気以上の成績です。

芝は1400m以下から2200m前後まで、主要な距離帯で両期間とも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

競馬場でみる成績

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌7810.3%25.6%52.9%−5.4%
函館7614.5%34.2%102.6%+2.1%
福島1147.9%25.4%44.0%+2.2%
新潟12910.1%27.9%58.6%+1.3%
東京4229.2%25.4%77.6%−0.2%
中山4307.0%20.5%36.1%−3.0%
中京734.1%13.7%149.6%−5.3%
京都3813.2%23.7%227.4%+1.0%
阪神360.0%8.3%0.0%−6.4%
小倉446.8%15.9%53.6%−3.0%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌12017.5%44.2%169.5%+11.8%
函館11613.8%43.1%64.1%+8.7%
福島1101.8%16.4%9.1%−7.1%
新潟1097.3%20.2%32.9%−3.4%
東京5468.4%24.4%74.5%+0.6%
中山5258.0%21.5%38.3%−4.7%
中京1085.6%25.9%22.6%+0.9%
京都586.9%24.1%46.0%−0.2%
阪神896.7%28.1%25.8%+2.7%
小倉745.4%16.2%33.8%−3.9%

函館で前半・後半とも人気以上の成績です。

中山と小倉はどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

馬場状態でみる成績

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良2537.1%19.0%59.3%−5.2%
芝 稍重575.3%15.8%40.7%−9.7%
芝 道悪1513.3%40.0%216.7%+19.4%
ダート 良6618.2%23.6%63.8%−0.8%
ダート 稍重2649.1%25.8%67.6%+1.3%
ダート 道悪19010.5%25.3%74.2%−0.6%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良2837.8%22.3%57.7%−2.7%
芝 稍重674.5%19.4%21.9%−1.7%
芝 道悪200.0%0.0%0.0%−19.2%
ダート 良9388.3%26.2%64.4%−0.2%
ダート 稍重3029.3%25.2%50.9%+0.7%
ダート 道悪2459.8%28.6%38.9%+2.3%

ダートの稍重で前半・後半ともわずかに人気以上の成績です。

芝は良馬場と稍重のどちらも両期間で人気以下です。ダートの良馬場もわずかに同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

クラスでみる成績

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬537.5%13.2%40.4%−10.3%
芝 未勝利1072.8%17.8%13.6%−5.6%
芝 1勝クラス6111.5%18.0%171.8%−3.2%
芝 2勝クラス4411.4%36.4%38.6%+4.6%
芝 3勝クラス336.1%18.2%49.1%−8.6%
芝 重賞180.0%5.6%0.0%−12.9%
ダート 新馬8310.8%30.1%38.0%−4.1%
ダート 未勝利43310.6%27.7%78.5%+2.5%
ダート 1勝クラス3898.5%24.2%54.8%+0.6%
ダート 2勝クラス1594.4%16.4%27.4%−7.0%
ダート 3勝クラス258.0%8.0%387.2%−8.9%
ダート オープン特別・
リステッド
214.8%23.8%77.1%+4.7%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬588.6%32.8%138.1%+0.8%
芝 未勝利917.7%12.1%23.8%−8.1%
芝 1勝クラス818.6%25.9%51.7%−2.0%
芝 2勝クラス697.2%29.0%28.4%+0.2%
芝 3勝クラス360.0%2.8%0.0%−12.2%
芝 オープン特別・
リステッド
175.9%17.6%87.1%−0.4%
芝 重賞180.0%5.6%0.0%−5.4%
ダート 新馬10511.4%35.2%55.4%−1.1%
ダート 未勝利5349.4%26.4%68.9%−1.4%
ダート 1勝クラス38011.8%31.8%67.0%+4.6%
ダート 2勝クラス3145.1%22.0%43.3%+0.1%
ダート 3勝クラス975.2%17.5%29.7%−1.7%
ダート オープン特別・
リステッド
454.4%15.6%16.0%−4.6%

ダートの1勝クラスが安定した得意条件で、前半・後半とも人気以上の成績です。

芝では多くのクラスで人気以下の成績が続いています。ダートの新馬と3勝クラスも両期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

人気帯でみる成績

人気|前半(2016〜2020年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気12640.5%67.5%99.9%+3.1%
2番人気12113.2%47.1%55.5%−4.2%
3番人気13310.5%32.3%62.4%−9.4%
4〜5番人気2389.7%30.7%93.0%+1.3%
6〜9番人気4093.7%14.9%74.0%−0.8%
10番人気以下4130.5%3.9%35.6%−1.3%
人気|後半(2021〜2026年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気18034.4%63.9%83.8%−1.2%
2番人気17824.2%52.8%104.3%+0.6%
3番人気1589.5%41.1%59.1%−0.5%
4〜5番人気3115.8%27.7%58.9%−2.5%
6〜9番人気5342.4%14.2%35.8%−1.5%
10番人気以下4940.8%6.5%45.9%+1.5%

人気帯による明確な傾向はありません。3番人気と6〜9番人気は前半・後半とも人気以下ですが、ほかの人気帯まで同じ方向にはそろっていません。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えたのは6条件です。片方の期間だけで超えたものは追わず、この6条件について、前後半に分けても残るか、高配当を除いても残るかの2点を確かめます。

条件出走単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス 芝 オープン特別・リステッド26179.2%353.3%
(9出走)
87.1%
(17出走)
86.4%0.0%0.0〜428.5%
距離 芝 2201m〜33136.1%122.3%
(13出走)
145.0%
(20出走)
94.1%0.0%33.9〜266.7%
競馬場 札幌198123.6%52.9%
(78出走)
169.5%
(120出走)
89.9%55.8%59.0〜212.6%
競馬場 京都96117.8%227.4%
(38出走)
46.0%
(58出走)
58.7%11.2%22.1〜262.5%
クラス 芝 1勝クラス142103.3%171.8%
(61出走)
51.7%
(81出走)
63.4%29.3%35.4〜204.6%
クラス ダート 3勝クラス122103.0%387.2%
(25出走)
29.7%
(97出走)
29.8%5.2%11.6〜266.1%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の出走をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

芝の2201m以上は前半122.3%・後半145.0%と、期間を分けても単勝回収率100%を超えました。ただし、出走数は少なく、最高配当1件を除外すると94.1%、高配当上位5件を除外すると0.0%です。

札幌は最高配当1件を除外して89.9%、高配当上位5件を除外して55.8%まで下がり、100%を超えているのは後半だけでした。

まとめ

  • ダートの1400m以下が出走の中心で、前半・後半ともわずかに人気以上の成績です。 芝は1400m以下から2200m前後まで、主要な距離帯で両期間とも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。
  • ダートの1勝クラスを得意としています。 集計期間を分けても人気以上の成績でした。
  • 函館では前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 連闘〜中2週で好走する傾向があります。 期間を分けて見ても好成績です。
  • 休み明け初戦とその次走は、どちらも人気以下の成績です。 前半・後半とも人気以下の成績です。
  • 人気帯による明確な傾向はありません。 3番人気と6〜9番人気は前半・後半とも人気以下ですが、ほかの人気帯まで同じ方向にはそろっていません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、伊藤圭三厩舎の延べ3,295走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。