R.キング騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

R.キング騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

R.キング騎手は短期免許で来日して騎乗する騎手です。最上位人気と人気薄で人気との比較で好成績になる一方、その間の人気帯では成績を落とす傾向があります。JRA10場・平地の実測データで条件ごとに整理しました。集計期間が短いため、前半・後半には分けていません。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
2023520.0%40.0%84.0%7.4
202413811.6%32.6%84.2%5.6
202520014.0%31.5%89.5%4.1
20267621.1%44.7%78.2%3.7

※2026年は8月9日までの集計です。

R.キング騎手は来日時期によって騎乗数と騎乗馬の人気に大きな差があります。そのため年別の勝率や複勝率を横並びで評価せず、以下では対象期間全体を使い、同じ人気の馬全体との複勝率の差から条件ごとの得意・苦手を見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※集計対象の期間が短く、前半・後半に分けると各期間の騎乗が少なくなりすぎるため、期間を分けずにまとめています。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|全期間(2023年〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m3511.4%31.4%181.4%+0.2%
芝 1401〜1800m10718.7%40.2%106.1%+2.9%
芝 1801〜2200m5514.5%30.9%46.9%−3.9%
芝 2201m〜175.9%41.2%40.6%+5.0%
ダート 〜1400m8616.3%33.7%53.1%−1.4%
ダート 1401〜1800m10413.5%31.7%99.5%−3.4%
ダート 1801〜2200m110.0%36.4%0.0%+5.0%

距離別でいちばん騎乗が多いのは 芝の1401〜1800m で、同人気帯の複勝率の平均をやや上回りました。ほぼ同じ騎乗数の ダートの1401〜1800m は同人気帯の複勝率の平均をやや下回っており、同じ距離帯でも芝とダートで結果が分かれています。

距離別で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件は 芝の1801〜2200m です。 芝の1400m以下 は単勝回収率だけ181.4%と高く出ていますが、騎乗が35騎乗と少なく参考程度です。

競馬場でみる騎乗

競馬場|全期間(2023年〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌5418.5%35.2%72.6%−6.0%
函館1520.0%20.0%389.3%−13.8%
新潟1618.8%37.5%65.0%−4.3%
東京17711.9%34.5%69.7%−0.1%
中山14615.8%32.9%79.2%−0.9%

騎乗は 東京 と 中山 の2場が中心で、どちらも同人気帯の複勝率の平均とほぼ同じ水準でした。

それ以外の場は騎乗数が少なめです。 札幌 ・ 新潟 はやや下回る一方、 函館 は単勝回収率389.3%と高く出ていますが、複勝率は低く、この数字は次の節で確かめます。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|全期間(2023年〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良18715.0%36.4%101.0%+1.0%
芝 稍重2416.7%37.5%60.0%+4.0%
ダート 良14811.5%31.1%53.2%−3.9%
ダート 稍重4717.0%34.0%121.5%−2.2%

馬場では芝の良・稍重がどちらも同人気帯の複勝率の平均を上回り、騎乗がいちばん多いのも 芝の良 でした。

反対に ダートの良 は馬場別で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件です。 ダートの稍重 は複勝率こそ同人気帯の複勝率の平均をやや下回るものの、単勝回収率は馬場別でいちばん高い数字でした。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|全期間(2023年〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ1833.3%61.1%340.0%+13.1%
芝 先行7222.2%48.6%83.6%+3.6%
芝 差し8011.2%27.5%101.4%−3.5%
芝 追込434.7%23.3%16.7%+3.0%
ダート 逃げ1526.7%53.3%85.3%−0.9%
ダート 先行8324.1%48.2%139.2%+0.1%
ダート 差し656.2%23.1%32.2%−2.8%
ダート 追込420.0%7.1%0.0%−5.8%

位置取りは前に付けたときの数字が際立ちます。 芝の逃げ は同人気帯の複勝率の平均を大きく上回り、単勝回収率も高水準でした。 芝の先行 も人気以上で、 ダートの先行 は位置取りでいちばん騎乗が多く、平均並みの水準です。

反対に ダートの追込 は位置取りで同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件で、勝ちもありません。ダートの差しも同人気帯の複勝率の平均をやや下回りました。後ろからの競馬でも芝の追込は人気以上の成績ですが、芝の差しは同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この1騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|全期間(2023年〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1833.3%55.6%91.1%+4.8%
芝 未勝利519.8%33.3%35.9%−1.1%
芝 1勝クラス5113.7%33.3%46.5%−2.3%
芝 2勝クラス3411.8%41.2%55.3%+3.1%
芝 3勝クラス2317.4%34.8%94.3%+2.3%
芝 オープン特別・
リステッド
1118.2%63.6%49.1%+28.9%
芝 重賞2619.2%19.2%405.4%−4.0%
ダート 新馬147.1%21.4%15.0%−19.4%
ダート 未勝利7715.6%32.5%100.4%−2.6%
ダート 1勝クラス5514.5%36.4%45.6%−1.8%
ダート 2勝クラス329.4%31.2%74.1%−0.5%
ダート 3勝クラス128.3%25.0%20.8%−0.7%

クラス別で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件は 芝のオープン特別・リステッド ですが、騎乗は11回と少数です。騎乗がまとまっている区分では ダートの未勝利 がいちばん多く、同人気帯の複勝率の平均をやや下回りました。芝は2勝クラス・3勝クラス・新馬で人気以上の一方、 ダートの新馬 はクラス別で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件です。

変わった形なのが 芝の重賞 で、26騎乗のうち勝率と複勝率が一致しており、3着以内に入った騎乗がすべて1着でした。単勝回収率も405.4%と高く、この条件は次の節で確かめます。

人気帯でみる騎乗

人気|全期間(2023年〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気5846.6%77.6%117.9%+12.8%
2番人気6920.3%44.9%79.0%−6.9%
3番人気6412.5%31.2%73.4%−10.4%
4〜5番人気917.7%20.9%75.7%−9.4%
6〜9番人気1064.7%23.6%113.3%+7.1%
10番人気以下310.0%12.9%0.0%+6.9%

人気帯は、最上位人気と人気薄で同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

1番人気は同人気帯の複勝率の平均を大きく上回り、6〜9番人気・10番人気以下も人気以上の成績です。一方、その間の2〜5番人気では同人気帯の複勝率の平均を下回っており、人気の両端と中間で成績に差があります。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|全期間(2023年〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗4015.0%37.5%118.0%−3.8%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
287.1%28.6%58.6%−3.7%
テン乗り27414.2%33.6%78.5%+0.8%

騎乗のつながりは テン乗り が大半で、全体の6割を超えます。その複勝率は同人気帯の複勝率の平均をわずかに上回り、初めて乗る馬で数字を落とす形ではありません。

継続騎乗 は複勝率自体は高いものの、平均には届かず、単勝回収率の中身は次の節で確かめます。過去に騎乗した馬に戻ったときは同人気帯の複勝率の平均をやや下回りました。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する77騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えたのは13条件です。この13について、大穴1頭で押し上がった数字でないかを、高配当の除外と引き直しで確かめます。

条件騎乗単勝回収率最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス 芝 重賞26405.4%226.8%0.0%46.2〜906.9%
競馬場 函館15389.3%69.3%0.0%0.0〜1072.7%
位置取り 芝 逃げ18340.0%73.5%10.0%33.9〜900.0%
距離 芝 〜1400m35181.4%43.5%0.0%9.1〜490.1%
位置取り ダート 先行83139.2%121.8%70.9%76.9〜212.3%
馬場 ダート 稍重47121.5%95.4%21.0%39.1〜220.2%
騎乗のつながり 継続騎乗40118.0%34.4%4.6%13.5〜302.2%
人気 1番人気58117.9%112.3%91.7%82.8〜154.7%
人気 6〜9番人気106113.3%68.0%0.0%12.5〜243.9%
距離 芝 1401〜1800m107106.1%75.2%43.8%48.0〜185.7%
位置取り 芝 差し80101.4%59.9%19.5%28.0〜209.1%
馬場 芝 良187101.0%75.3%42.8%45.8〜175.6%
クラス ダート 未勝利77100.4%84.3%38.5%44.8〜167.4%

※この記事は集計期間を前半・後半に分けていないため、期間を二分した再現性の確認は行っていません。

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えたのは13条件です。この13について、大穴1頭で押し上がった数字でないかを、高配当の除外と引き直しで確かめます。

単勝回収率100%を超えた13条件のうち、高配当を除いても崩れなかったものはありません。いちばん粘ったのは 1番人気 で、最高配当1件を除いても水準を保ちましたが、上位5件を除くと100%を割りました。 ダートの先行 も同じように1件を除いた時点では残りましたが、上位5件を除くと崩れます。回収率がいちばん高いのは 芝の重賞 の405.4%で、26騎乗のうち1着は5回、その配当だけでできている数字のため、上位5件を除くと0.0%になります。 函館 や 芝の逃げ も母数が小さく、1件除いただけで大きく下がりました。騎乗の多い 芝の良 や 芝の1401〜1800m もぎりぎり100%を超えた水準にとどまり、高配当を除くと割り込みます。なお、位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。

まとめ

  • 前に付けたときの複勝率が高い。 芝の逃げは61.1%です。 反対にダートの追込は複勝率7.1%にとどまります。
  • 馬場は芝で人気以上、ダートで同人気帯の複勝率の平均を下回る。 芝の良は同人気帯の複勝率の平均をやや上回り、ダートの良は同人気帯の複勝率の平均をやや下回りました。
  • 芝の重賞は単勝回収率405.4%と高い一方、複勝率は19.2%です。 3着以内はすべて1着で、大穴向きの数字であることは最後の節で確かめます。
  • 上位人気と人気薄では同人気帯の複勝率の平均を上回り、その間の人気帯では同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023年〜2026年8月9日、R.キング騎手の延べ419騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。