京都ダート1200mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都ダート1200mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都ダート1200mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
ダート1200mの中でも差しが届きやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
京都・ダート1200m
1番人気の複勝率
66.1%
三連複 万馬券率
36.1%
集計レース数
385レース

まず押さえる特徴

1差しが届きやすい
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1300m以下戦より低い。
2枠は外が有利
外枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない

ダートの短距離なので、基本は前が有利です。

ただし、全国のダート1300m以下戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。

逆に後方勢は、平均を上回ります。差し・追い込みが他場より通用するコースです。

逃げ・先行
43.7%
好位
23.4%
中団
12.6%
後方
5.1%
4角の位置取り別の複勝率(京都ダ1200・2018-2026)。
位置取り出走数京都ダ1200全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行1,27843.7%47.3%
好位1,44123.4%23.8%
中団1,47512.6%10.6%
後方1,4815.1%4.2%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場のダート1300m以下戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。

12.4
1F
11.1
2F
11.7
3F
12.1
4F
12.2
5F
12.6
6F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(京都ダ1200・385レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:外が有利(馬場を問わず)

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
良馬場でも道悪でも外が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体18.8%21.8%外が有利
良馬場19.1%21.4%外が有利
道悪18.3%22.5%外が有利

開催が進むと外枠の利きが薄れる

序盤は外枠が利きますが、終盤には内外の差が小さくなります。
後半は内枠の巻き返しも意識したいところです。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)外枠が有利
中盤(3〜6日目)外枠が有利
終盤(7日目以降)内外ほぼ互角
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:配当は平均どおり

三連複の平均配当は24,166円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。

出走間隔:間隔による差は小さい

休み明けでも詰めたローテでも、成績に大きな違いはありません。ただし、中1〜2週の連闘に近いローテは複勝率が低く、前走で残った疲れが影響しやすい舞台と言えます。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週1,86922.4%25.4%
3〜5週1,44622.7%22.1%
6〜12週1,15919.2%18.3%
13週以上71214.2%14.8%
太字は、全国のダート1300m以下戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで複勝率が高い種牡馬です。ただし抜けた存在はおらず、血統は最後のひと押しくらいの扱いが合っています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • カリフォルニアクローム 4-4-3-22 複勝率 33.3%
  • ロードカナロア 18-24-17-125 複勝率 32.1%
  • パイロ 13-11-14-82 複勝率 31.7%
  • ドレフォン 12-13-11-80 複勝率 31.0%
  • ビッグアーサー 1-3-9-30 複勝率 30.2%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばファピアノ 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じファピアノがいます。

京都ダート1200mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ファピアノ 5×54613-3-2-2839.1%
キングマンボ 3×3313-5-4-1938.7%
ロベルト 5×57612-12-3-4935.5%
シアトルスルー 5×57214-6-5-4734.7%
ストームキャット 3×411914-14-7-8429.4%

いちばん高いのはファピアノのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ヴァイスリージェント 5×4351-1-3-3014.3%
ニジンスキー 5×512510-2-8-10516.0%
サンデーサイレンス 3×447522-25-30-39816.2%

ヴァイスリージェントのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。上位のなかでも数字の開きが大きく、誰が乗るかで見え方が変わる舞台です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 13-9-1-13 複勝率 63.9%/勝率 36.1%
  • 川田将雅 22-13-7-44 複勝率 48.8%/勝率 25.6%
  • C.デム 1-4-5-13 複勝率 43.5%/勝率 4.3%
  • 武豊 15-20-14-67 複勝率 42.2%/勝率 12.9%
  • 松山弘平 27-30-19-125 複勝率 37.8%/勝率 13.4%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 13-9-1-13 平均2.2番人気の馬で複勝率 63.9%(人気どおりなら52.6%)
  • 角田大和 0-4-6-39 平均9.8番人気の馬で複勝率 20.4%(人気どおりなら12.2%)
  • 戸崎圭太 3-2-2-14 平均6.4番人気の馬で複勝率 33.3%(人気どおりなら27.1%)
  • 田中健 2-7-3-46 平均9.6番人気の馬で複勝率 20.7%(人気どおりなら14.7%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が30.0%。リピーターに注目です。

京都ダート1200mでは、同じコースを経験している馬が有利です。コース実績は、人気の裏づけとして素直に取れます。

まとめ:買い方の指針

  • 基本は前有利です。ただし他場より差しが届くので、中位差しの人気薄も軽視できません。
  • 枠は外が有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA京都ダート1200m・正常完走レースの実測値です(出走延べ5,675頭/385レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。