京都芝2000mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都芝2000mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都芝2000mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝2000mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
京都・芝2000m
1番人気の複勝率
67.1%
三連複 万馬券率
22.0%
集計レース数
286レース

まず押さえる3つの特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦より高い。
2堅く決まりやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より低い。
3枠は内が有利
内枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
40.8%
好位
30.8%
中団
22.9%
後方
11.4%
4角の位置取り別の複勝率(京都芝2000・2018-2026)。
位置取り出走数京都芝2000全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行76540.8%37.5%
好位83230.8%30.8%
中団85722.9%19.0%
後方83011.4%7.7%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝1800〜2000m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

12.6
1F
11.4
2F
12.5
3F
12.6
4F
12.4
5F
12.5
6F
12.1
7F
11.8
8F
11.7
9F
11.9
10F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(京都芝2000・286レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:内が有利

外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうがやや上です。
馬場状態による違いは下の表のとおりです。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体27.0%25.5%内が有利
良馬場25.9%25.8%ほぼ互角
道悪31.2%24.5%内が有利

開催が進んでも傾向は大きく変わらない

序盤から終盤まで内枠有利が続きます。
時期による狙いの変更は不要で、素直に内枠を評価できます。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内枠が有利
終盤(7日目以降)内枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:堅く決まりやすいコース

三連複の平均配当は11,883円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。

人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。

出走間隔:休み明けでも走れる

13週以上あけた馬は、好走率が高い傾向です。休養明けというだけで割り引く必要は小さいコースです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週96722.9%21.4%
3〜5週79325.1%24.2%
6〜12週64732.8%26.0%
13週以上35427.7%22.8%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬が走るコース

大型馬がやや優勢です。馬体があることを減点材料にしなくてよいコースです。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下47620.8%17.9%
440〜479kg1,56626.2%23.8%
480〜519kg1,10828.2%26.5%
520kg以上13426.9%23.9%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースと相性の良い種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ディープインパクト 25-28-21-107 複勝率 40.9%
  • キタサンブラック 12-12-6-45 複勝率 40.0%
  • ハービンジャー 18-29-24-110 複勝率 39.2%
  • ブリックスアンドモルタル 3-5-7-25 複勝率 37.5%
  • ジャスタウェイ 9-7-6-38 複勝率 36.7%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばシアトルスルー 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じシアトルスルーがいます。

京都芝2000mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
シアトルスルー 5×5346-5-3-2041.2%
ストームキャット 3×4516-7-5-3335.3%
リファール 5×519315-29-20-12933.2%

いちばん高いのはシアトルスルーのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
サドラーズウェルズ 4×4492-4-1-4214.3%
ニアークティック 5×5644-4-2-5415.6%
トニービン 3×4242-0-2-2016.7%

サドラーズウェルズ・ニアークティックのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。先頭とそれ以下で開きがあり、筆頭が乗ってきたときは一段高く見たいコースです。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • モレイラ 5-2-1-1 複勝率 88.9%/勝率 55.6%
  • 川田将雅 32-24-16-34 複勝率 67.9%/勝率 30.2%
  • C.デム 6-9-3-15 複勝率 54.5%/勝率 18.2%
  • ルメール 14-7-5-27 複勝率 49.1%/勝率 26.4%
  • 武豊 17-9-11-46 複勝率 44.6%/勝率 20.5%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 川田将雅 32-24-16-34 平均2.1番人気の馬で複勝率 67.9%(人気どおりなら52.9%)
  • C.デム 6-9-3-15 平均2.9番人気の馬で複勝率 54.5%(人気どおりなら46.1%)
  • 吉田隼人 1-3-0-9 平均7.5番人気の馬で複勝率 30.8%(人気どおりなら22.5%)
  • 北村友一 16-10-12-54 平均5.1番人気の馬で複勝率 41.3%(人気どおりなら33.2%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が38.4%。リピーターに注目です。

京都芝2000mは一度ハマった馬が繰り返し上位に来るコースです。コース実績のある馬は、人気が落ちていても消しにくい存在です。

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 枠は内が有利です。内枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
  • 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA京都芝2000m・正常完走レースの実測値です(出走延べ3,284頭/286レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。