京都ダート1400mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都ダート1400mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都ダート1400mは、極端な脚質の有利不利は出にくいコースです。
配当が跳ねやすい、荒れやすいコースです。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
京都・ダート1400m
1番人気の複勝率
63.0%
三連複 万馬券率
36.8%
集計レース数
457レース

まず押さえる3つの特徴

1脚質の有利不利は小さめ
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1400〜1700m戦とほぼ同じ。
2荒れやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より高い。
3枠は外がやや有利
外枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率は、全国のダート1400〜1700m戦とほぼ同水準です。極端な脚質の有利不利は出にくいコースです。

逃げ・先行
41.7%
好位
25.3%
中団
11.7%
後方
6.1%
4角の位置取り別の複勝率(京都ダ1400・2018-2026)。
位置取り出走数京都ダ1400全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行1,52441.7%42.4%
好位1,71325.3%25.3%
中団1,68111.7%11.8%
後方1,7546.1%5.3%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場のダート1400〜1700m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。

12.2
1F
11.1
2F
11.9
3F
12.3
4F
12.4
5F
12.4
6F
12.8
7F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(京都ダ1400・457レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:外がやや有利(馬場を問わず)

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
良馬場でも道悪でも外が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体19.9%21.1%外がやや有利
良馬場20.1%20.8%外がやや有利
道悪19.5%21.8%外が有利

開催が進むと外枠の利きが薄れる

序盤は外枠が利きますが、終盤には内外の差が小さくなります。
後半は内枠の巻き返しも意識したいところです。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)外枠が有利
中盤(3〜6日目)内外ほぼ互角
終盤(7日目以降)内外ほぼ互角
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:万馬券が出やすいコース

三連複の平均配当は19,518円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より高いです。

前が崩れて差しが届く場面も多く、人気薄をひもに一頭足すだけで三連複の配当が跳ねやすい舞台です。

人気:1番人気の信頼度は平均どおり

1番人気の複勝率は、全国のダート1400〜1700m戦とほぼ同水準です。人気どおりに決まるかどうかは、その日のメンバー次第です。人気そのものを補正する必要はありません。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気45763.0%62.8%
2〜3番人気91345.0%45.6%
4〜6番人気1,37028.2%27.0%
7〜9番人気1,36013.1%13.8%
10番人気以下2,5724.2%4.4%
太字は、全国のダート1400〜1700m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで産駒がよく走っている種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • モーニン 5-5-3-23 複勝率 36.1%
  • ナダル 7-4-5-30 複勝率 34.8%
  • ヨハネスブルグ 4-8-5-32 複勝率 34.7%
  • スクリーンヒーロー 4-5-6-31 複勝率 32.6%
  • ニューイヤーズデイ 5-9-7-44 複勝率 32.3%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばエーピーインディ 4×4なら、父方をさかのぼって4代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じエーピーインディがいます。

京都ダート1400mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
エーピーインディ 4×4336-4-7-1651.5%
インリアリティ 5×5504-8-5-3334.0%
ダマスカス 4×5295-3-1-2031.0%
ファピアノ 5×4685-4-9-5026.5%
ブラッシンググルーム 5×5808-6-6-6025.0%

いちばん高いのはエーピーインディのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
トニービン 3×4320-0-2-306.2%
ターントゥ 5×5361-2-1-3211.1%
ネイティブダンサー 5×5362-1-1-3211.1%

トニービン・ターントゥのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。上位のなかでも数字の開きが大きく、誰が乗るかで見え方が変わる舞台です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • モレイラ 3-2-1-3 複勝率 66.7%/勝率 33.3%
  • 横山和生 1-2-3-4 複勝率 60.0%/勝率 10.0%
  • 川田将雅 21-22-16-67 複勝率 46.8%/勝率 16.7%
  • ルメール 8-12-6-30 複勝率 46.4%/勝率 14.3%
  • 坂井瑠星 29-18-17-102 複勝率 38.6%/勝率 17.5%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 横山和生 1-2-3-4 平均5.8番人気の馬で複勝率 60.0%(人気どおりなら29.2%)
  • 藤岡佑介 12-19-17-77 平均5.5番人気の馬で複勝率 38.4%(人気どおりなら30.8%)
  • 坂井瑠星 29-18-17-102 平均5.4番人気の馬で複勝率 38.6%(人気どおりなら31.9%)
  • 国分恭介 5-8-13-101 平均9.5番人気の馬で複勝率 20.5%(人気どおりなら13.9%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が33.4%。リピーターに注目です。

京都ダート1400mは一度好走した馬が何度でも走るコースです。同コース好走歴だけで軸候補の根拠になります。

まとめ:買い方の指針

  • 脚質の有利不利は小さめです。位置取りより馬の力を重視したいところです。
  • 枠は外がやや有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 荒れやすいコースです。三連複は手広く取りたいところです。
  • 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA京都ダート1400m・正常完走レースの実測値です(出走延べ6,672頭/457レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。