京都ダート1900mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都ダート1900mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都ダート1900mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
ダート1900mの中でも差しが届きやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
京都・ダート1900m
1番人気の複勝率
71.0%
三連複 万馬券率
27.1%
集計レース数
170レース

まず押さえる3つの特徴

1差しが届きやすい
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1800〜2100m戦より低い。
2堅く決まりやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より低い。
3枠は内がやや有利
内枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない

ダートのコースなので、基本は前が有利です。

ただし、全国のダート1800〜2100m戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。

逆に後方勢は、平均を上回ります。差し・追い込みが他場より通用するコースです。

逃げ・先行
45.1%
好位
29.4%
中団
14.6%
後方
5.7%
4角の位置取り別の複勝率(京都ダ1900・2018-2026)。
位置取り出走数京都ダ1900全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行52145.1%47.8%
好位54529.4%27.6%
中団56314.6%12.4%
後方5835.7%3.9%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場のダート1800〜2100m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:200mごとの平均ラップ

下のグラフはその200m区間だけを並べたもので、数字は区間の終わり(スタートからの距離)を表します。最初の100mの平均は7.1秒で、これは他場と比較して平均的な入りです。

入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。

11.2
300m
11.7
500m
13.1
700m
12.9
900m
12.9
1100m
12.7
1300m
12.6
1500m
12.6
1700m
12.8
1900m
200mごとの平均ラップ秒数(京都ダ1900・170レース)。最初の100mは上に別記しており、横軸はその後の200m区間の終わり(スタートからの距離)です。棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:内がやや有利

外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうがやや上です。
馬場状態による違いは下の表のとおりです。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体23.4%22.8%内がやや有利
良馬場23.0%22.8%ほぼ互角
道悪24.4%22.8%内が有利

開催が進んでも傾向は大きく変わらない

序盤から終盤まで内外の差は小さいままです。
時期による狙いの変更は不要です。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内外ほぼ互角
中盤(3〜6日目)内外ほぼ互角
終盤(7日目以降)内外ほぼ互角
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:堅く決まりやすいコース

三連複の平均配当は16,566円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。

人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。

人気:1番人気は信頼できる

1番人気の複勝率が、全国のダート1800〜2100m戦の平均を上回ります。1番人気を軸に置いて問題ありません。連対と3着では話が違うので、相手はやや広めに取りたいところです。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気16971.0%67.0%
2〜3番人気33846.2%47.6%
4〜6番人気50828.3%26.8%
7〜9番人気50212.0%13.0%
10番人気以下6954.3%4.4%
太字は、全国のダート1800〜2100m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースと相性の良い種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • マンハッタンカフェ 2-6-5-20 複勝率 39.4%
  • ドレフォン 8-5-6-30 複勝率 38.8%
  • パイロ 2-7-5-25 複勝率 35.9%
  • キズナ 2-11-12-47 複勝率 34.7%
  • ホッコータルマエ 6-9-6-48 複勝率 30.4%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばダンジグ 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じダンジグがいます。

京都ダート1900mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ダンジグ 5×5364-3-4-2530.6%
シアトルスルー 5×5434-3-5-3127.9%
ストームキャット 3×4434-6-2-3127.9%

いちばん高いのはダンジグのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ノーザンテースト 4×4312-0-1-289.7%
ロベルト 5×4323-1-1-2715.6%
ターントゥ 5×5250-3-1-2116.0%

ノーザンテースト・ロベルトのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースで数字を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 4-2-4-7 複勝率 58.8%/勝率 23.5%
  • 川田将雅 9-5-8-25 複勝率 46.8%/勝率 19.1%
  • 武豊 7-6-5-23 複勝率 43.9%/勝率 17.1%
  • 坂井瑠星 13-4-6-31 複勝率 42.6%/勝率 24.1%
  • 松山弘平 17-13-7-51 複勝率 42.0%/勝率 19.3%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 松山弘平 17-13-7-51 平均5.0番人気の馬で複勝率 42.0%(人気どおりなら32.8%)
  • 藤岡佑介 6-5-3-25 平均6.7番人気の馬で複勝率 35.9%(人気どおりなら26.7%)
  • 鮫島良太 1-2-2-16 平均9.0番人気の馬で複勝率 23.8%(人気どおりなら16.4%)
  • 北村友一 4-3-7-32 平均6.6番人気の馬で複勝率 30.4%(人気どおりなら23.7%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が31.7%。リピーターに注目です。

京都ダート1900mでは、同じコースを経験している馬が有利です。コース実績は、人気の裏づけとして素直に取れます。

まとめ:買い方の指針

  • 基本は前有利です。ただし他場より差しが届くので、中位差しの人気薄も軽視できません。
  • 枠は内がやや有利です。内枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA京都ダート1900m・正常完走レースの実測値です(出走延べ2,212頭/170レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。