京都芝3000mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都芝3000mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都芝3000mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
芝3000mの中でも差しが届きやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※ このコースは施行されたレース自体が少ないため、この記事の数字はいずれも参考程度に見てください。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
京都・芝3000m
1番人気の複勝率
71.4%
三連複 万馬券率
21.4%
集計レース数
14レース

まず押さえる3つの特徴

1差しが届きやすい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝3000m以上戦より低い。
2堅く決まりやすい
サンプルは少なめですが、三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より低い。
3開催が進むと外枠有利に
後半になるほど内枠の成績が落ちていく。

脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない

芝のコースなので、基本は前が有利です。

ただし、全国の芝3000m以上戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。

逆に後方勢は、平均を上回ります。差し・追い込みが他場より通用するコースです。

逃げ・先行
25.5%
好位
37.5%
中団
11.9%
後方
5.9%
4角の位置取り別の複勝率(京都芝3000・2018-2026)。
位置取り出走数京都芝3000全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行5125.5%34.5%
好位5637.5%28.0%
中団4211.9%17.2%
後方515.9%5.6%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝3000m以上戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤が落ち着き、終いが速くなりやすい流れです。
末脚の持続力が問われます。

13.1
1F
12.2
2F
12.2
3F
12.8
4F
12.2
5F
12.3
6F
13.1
7F
12.9
8F
12.8
9F
12.7
10F
12.5
11F
11.9
12F
11.8
13F
11.6
14F
12.0
15F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(京都芝3000・14レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:外が有利(馬場を問わず)

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうが有利です。
良馬場でも道悪でも外が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体18.0%23.4%外が有利
良馬場19.8%22.8%外が有利
道悪0.0%30.0%外が有利

開催が進むと外枠有利に傾く

序盤に比べ、終盤ほど内枠の成績が下がり、外枠が利いてきます。
馬場が使われて内が荒れてくる影響と考えられます。

同じ京都芝3000mでも、開催の後半は外枠を見直すのが有効です。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)出走数が少なく判断しにくい
中盤(3〜6日目)出走数が少なく判断しにくい
終盤(7日目以降)外枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:堅く決まりやすいコース

三連複の平均配当は8,450円。
サンプルが少なく参考値ですが、万馬券が出る割合は全JRA競馬場の平均より低いです。

人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。

人気:1番人気は信頼できる

1番人気の複勝率が、全国の芝3000m以上戦の平均を上回ります。1番人気を軸に置いて問題ありません。連対と3着では話が違うので、相手はやや広めに取りたいところです。

中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が低くなっています。ひもも上位人気で固めるほうが向いています。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気1471.4%67.7%
2〜3番人気2846.4%43.7%
4〜6番人気4226.2%28.6%
7〜9番人気4114.6%11.3%
10番人気以下752.7%5.5%
太字は、全国の芝3000m以上戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

距離ローテ:距離を詰めてきた馬が走る

距離を詰めてきた馬に分があります。ローテだけで決める話ではありませんが、迷ったときの目安になります。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m超の短縮1526.7%25.0%
200m超の延長17719.8%21.6%
太字は、全国の芝3000m以上戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

出走間隔:休み明けでも走れる

間隔が開いた馬もこなしています。休養明けを減点材料にしなくてよいコースです。また、中1〜2週で使われた馬も複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週1631.2%20.9%
3〜5週10217.6%20.3%
6〜12週6121.3%22.1%
13週以上2128.6%26.1%
太字は、全国の芝3000m以上戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬は割引

大型馬の取りこぼしが目立ちます。520kgを超える人気馬は、思い切って評価を下げる手もあります。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下137.7%20.7%
440〜479kg7530.7%24.3%
480〜519kg9317.2%20.3%
520kg以上1910.5%17.7%
太字は、全国の芝3000m以上戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばサンデーサイレンス 3×4なら、父方をさかのぼって3代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じサンデーサイレンスがいます。

京都芝3000mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
サンデーサイレンス 3×4275-3-2-1737.0%
ヘイロー 4×5387-3-2-2631.6%

いちばん高いのはサンデーサイレンスのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ノーザンダンサー 5×5653-5-2-5515.4%

ノーザンダンサーのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースで好成績を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 和田竜二 1-0-1-7 複勝率 22.2%/勝率 11.1%

まとめ:買い方の指針

  • 基本は前有利です。ただし他場より差しが届くので、中位差しの人気薄も軽視できません。
  • 開催の後半は外枠有利にシフトします。同じコースでも時期で狙いを変えたいところです。
  • 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA京都芝3000m・正常完走レースの実測値です(出走延べ200頭/14レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。