新潟ダート1200mの傾向|コースの特徴と狙い方

新潟ダート1200mの傾向|コースの特徴と狙い方

新潟ダート1200mは、極端な脚質の有利不利は出にくいコースです。
配当が跳ねやすい、荒れやすいコースです。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
新潟・ダート1200m
1番人気の複勝率
63.3%
三連複 万馬券率
38.4%
集計レース数
521レース

まず押さえる3つの特徴

1脚質の有利不利は小さめ
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1300m以下戦とほぼ同じ。
2荒れやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より高い。
3枠は外が有利
外枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率は、全国のダート1300m以下戦とほぼ同水準です。極端な脚質の有利不利は出にくいコースです。

逃げ・先行
48.7%
好位
22.5%
中団
9.2%
後方
4.4%
4角の位置取り別の複勝率(新潟ダ1200・2018-2026)。
位置取り出走数新潟ダ1200全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行1,75848.7%47.3%
好位1,98722.5%23.8%
中団1,9249.2%10.6%
後方1,7794.4%4.2%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場のダート1300m以下戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。

12.0
1F
10.9
2F
11.5
3F
12.4
4F
12.1
5F
12.8
6F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(新潟ダ1200・520レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:外が有利(馬場を問わず)

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうが有利です。
良馬場でも道悪でも外が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体18.8%22.6%外が有利
良馬場18.7%22.5%外が有利
道悪19.1%22.8%外が有利

開催が進んでも傾向は大きく変わらない

序盤から終盤まで外枠有利が続きます。
時期を問わず、外枠の馬を見直す価値があります。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)外枠が有利
中盤(3〜6日目)外枠が有利
終盤(7日目以降)外枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:万馬券が出やすいコース

三連複の平均配当は20,309円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より高いです。

前が崩れて差しが届く場面も多く、人気薄をひもに一頭足すだけで三連複の配当が跳ねやすい舞台です。

距離ローテ:距離を延ばしてきた馬が走る

前走より距離を延ばしてきた馬が、良い成績を残しています。スタミナ寄りの臨戦過程が向くコースです。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m超の短縮76113.7%14.1%
200m以内の短縮1,57519.9%21.0%
同じ距離3,58823.6%23.1%
200m以内の延長1,06421.3%18.3%
太字は、全国のダート1300m以下戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

好走しやすい血統

このコースで産駒がよく走っている種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • Speightstown 6-4-2-18 複勝率 40.0%
  • トビーズコーナー 3-3-6-18 複勝率 40.0%
  • サトノアラジン 3-3-7-23 複勝率 36.1%
  • ヨハネスブルグ 6-0-9-31 複勝率 32.6%
  • トゥザグローリー 4-3-4-25 複勝率 30.6%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばボールドルーラー 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じボールドルーラーがいます。

新潟ダート1200mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ボールドルーラー 5×5415-4-5-2734.1%
ヴァイスリージェント 4×5313-3-3-2229.0%
キングマンボ 3×4401-6-4-2927.5%
ヌレイエフ 5×424016-27-20-17726.2%
ストームキャット 4×412011-11-9-8925.8%

いちばん高いのはボールドルーラーのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ダマスカス 4×5271-0-0-263.7%
ネイティブダンサー 5×5201-0-1-1810.0%
トニービン 4×3322-1-1-2812.5%

ダマスカス・ネイティブダンサーのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。上位のなかでも数字の開きが大きく、誰が乗るかで見え方が変わる舞台です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 川田将雅 2-2-2-4 複勝率 60.0%/勝率 20.0%
  • M.デム 7-7-4-27 複勝率 40.0%/勝率 15.6%
  • 戸崎圭太 14-15-9-65 複勝率 36.9%/勝率 13.6%
  • 吉田隼人 15-12-6-57 複勝率 36.7%/勝率 16.7%
  • 石橋脩 10-12-13-65 複勝率 35.0%/勝率 10.0%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 城戸義政 1-4-2-14 平均9.3番人気の馬で複勝率 33.3%(人気どおりなら17.4%)
  • 川須栄彦 9-4-2-29 平均7.0番人気の馬で複勝率 34.1%(人気どおりなら24.3%)
  • 高倉稜 0-1-1-10 平均10.4番人気の馬で複勝率 16.7%(人気どおりなら9.0%)
  • 菱田裕二 8-10-8-63 平均7.4番人気の馬で複勝率 29.2%(人気どおりなら21.7%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が31.6%。リピーターに注目です。

新潟ダート1200mでは、同じコースを経験している馬が有利です。コース実績は、人気の裏づけとして素直に取れます。

まとめ:買い方の指針

  • 脚質の有利不利は小さめです。位置取りより馬の力を重視したいところです。
  • 枠は外が有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 荒れやすいコースです。三連複は手広く取りたいところです。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA新潟ダート1200m・正常完走レースの実測値です(出走延べ7,491頭/521レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。