新潟芝1600mの傾向|コースの特徴と狙い方

新潟芝1600mの傾向|コースの特徴と狙い方

新潟芝1600mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
芝1600mの中でも差しが届きやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
新潟・芝1600m
1番人気の複勝率
65.1%
三連複 万馬券率
31.9%
集計レース数
238レース

まず押さえる特徴

1差しが届きやすい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1400〜1700m戦より低い。
2枠は外が有利
外枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない

芝のコースなので、基本は前が有利です。

ただし、全国の芝1400〜1700m戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。

逆に後方勢は、平均を上回ります。差し・追い込みが他場より通用するコースです。

逃げ・先行
27.8%
好位
27.0%
中団
19.0%
後方
8.7%
4角の位置取り別の複勝率(新潟芝1600・2018-2026)。
位置取り出走数新潟芝1600全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行84127.8%33.2%
好位82927.0%27.5%
中団92519.0%17.7%
後方8538.7%7.7%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝1400〜1700m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤が落ち着き、終いが速くなりやすい流れです。
末脚の持続力が問われます。

12.7
1F
11.2
2F
12.0
3F
12.4
4F
12.2
5F
11.4
6F
11.1
7F
11.9
8F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(新潟芝1600・236レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:外が有利(馬場を問わず)

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうが有利です。
良馬場でも道悪でも外が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体18.3%22.3%外が有利
良馬場18.5%22.3%外が有利
道悪17.7%22.4%外が有利

開催が進んでも傾向は大きく変わらない

序盤から終盤まで外枠有利が続きます。
時期を問わず、外枠の馬を見直す価値があります。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)外枠が有利
中盤(3〜6日目)外枠が有利
終盤(7日目以降)外枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:配当は平均どおり

三連複の平均配当は20,441円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。

距離ローテ:距離を詰めてきた馬が走る

短縮ローテがやや優勢です。前走で長い距離を使っていた馬を軽視しないほうが良いコースです。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m超の短縮19120.4%17.7%
200m以内の短縮60423.2%23.3%
同じ距離1,01025.0%26.1%
200m以内の延長43517.5%16.4%
200m超の延長2966.8%9.4%
太字は、全国の芝1400〜1700m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

出走間隔:休み明けは割引が必要

間隔が開いた馬は分が悪めです。ローテの詰まった馬を見直したいコースです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週57820.4%20.7%
3〜5週59122.3%23.6%
6〜12週93122.2%22.6%
13週以上43616.3%19.1%
太字は、全国の芝1400〜1700m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬は割引

大型馬の取りこぼしが目立ちます。520kgを超える人気馬は、思い切って評価を下げる手もあります。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下82216.3%16.0%
440〜479kg1,73621.5%22.4%
480〜519kg82423.2%24.3%
520kg以上9116.5%21.9%
太字は、全国の芝1400〜1700m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで複勝率が高い種牡馬です。血統の向き不向きが結果に出やすい舞台で、産駒の名前は覚えておく価値があります。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • スクリーンヒーロー 7-11-5-30 複勝率 43.4%
  • ミッキーアイル 2-6-6-20 複勝率 41.2%
  • シルバーステート 4-5-6-31 複勝率 32.6%
  • ノヴェリスト 7-2-2-24 複勝率 31.4%
  • ハーツクライ 13-6-9-62 複勝率 31.1%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばストームキャット 3×4なら、父方をさかのぼって3代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じストームキャットがいます。

新潟芝1600mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ストームキャット 3×4476-7-6-2840.4%
トニービン 3×4231-1-5-1630.4%
ヌレイエフ 5×4986-6-17-6929.6%
サドラーズウェルズ 4×5629-3-5-4527.4%
ストームバード 4×5503-6-4-3726.0%

いちばん高いのはストームキャットのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ニアークティック 5×5442-1-3-3813.6%
ロベルト 5×4513-2-2-4413.7%
ターントゥ 5×5282-1-1-2414.3%

ニアークティック・ロベルトのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。上位のなかでも数字の開きが大きく、誰が乗るかで見え方が変わる舞台です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 池添謙一 4-2-1-3 複勝率 70.0%/勝率 40.0%
  • 川田将雅 10-3-6-9 複勝率 67.9%/勝率 35.7%
  • ルメール 12-7-3-11 複勝率 66.7%/勝率 36.4%
  • 吉田隼人 6-7-4-20 複勝率 45.9%/勝率 16.2%
  • 戸崎圭太 21-10-10-57 複勝率 41.8%/勝率 21.4%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 池添謙一 4-2-1-3 平均2.6番人気の馬で複勝率 70.0%(人気どおりなら48.2%)
  • 川田将雅 10-3-6-9 平均2.1番人気の馬で複勝率 67.9%(人気どおりなら53.5%)
  • 北村宏司 5-7-6-32 平均6.9番人気の馬で複勝率 36.0%(人気どおりなら24.1%)
  • 吉田隼人 6-7-4-20 平均4.9番人気の馬で複勝率 45.9%(人気どおりなら34.4%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が28.2%。リピーターに注目です。

新潟芝1600mは同じ顔ぶれが何度も上位に来るコースです。コース実績のある馬は、迷ったときの後押しになります。

まとめ:買い方の指針

  • 基本は前有利です。ただし他場より差しが届くので、中位差しの人気薄も軽視できません。
  • 枠は外が有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA新潟芝1600m・正常完走レースの実測値です(出走延べ3,473頭/238レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。