新潟芝1400mの傾向|コースの特徴と狙い方

新潟芝1400mの傾向|コースの特徴と狙い方

新潟芝1400mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
芝1400mの中でも差しが届きやすく、しかも荒れやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
新潟・芝1400m
1番人気の複勝率
60.5%
三連複 万馬券率
45.5%
集計レース数
191レース

まず押さえる3つの特徴

1差しが届きやすい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1400〜1700m戦より低い。
2荒れやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より高い。
3開催が進むと外枠有利に
後半になるほど内枠の成績が落ちていく。

脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない

芝の短距離なので、基本は前が有利です。

ただし、全国の芝1400〜1700m戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。

とはいえ後方まで下げた馬も平均を下回っており、前すぎても後ろすぎても届きません。好位を取れる馬が中心です。

逃げ・先行
31.0%
好位
24.8%
中団
14.7%
後方
4.5%
4角の位置取り別の複勝率(新潟芝1400・2018-2026)。
位置取り出走数新潟芝1400全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行77131.0%33.2%
好位71724.8%27.5%
中団79414.7%17.7%
後方7514.5%7.7%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝1400〜1700m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。

12.4
1F
10.7
2F
11.3
3F
11.9
4F
12.0
5F
11.7
6F
12.1
7F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(新潟芝1400・190レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:馬場で有利な枠が変わる

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
ただし馬場状態によって有利な枠が入れ替わるので、下の表で確認してください。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体18.4%18.9%外がやや有利
良馬場17.9%19.5%外が有利
道悪20.4%17.1%内が有利

開催が進むと外枠有利に傾く

序盤に比べ、終盤ほど内枠の成績が下がり、外枠が利いてきます。
馬場が使われて内が荒れてくる影響と考えられます。

同じ新潟芝1400mでも、開催の後半は外枠を見直すのが有効です。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内外ほぼ互角
終盤(7日目以降)外枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:万馬券が出やすいコース

三連複の平均配当は51,031円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より高いです。

前が崩れて差しが届く場面も多く、人気薄をひもに一頭足すだけで三連複の配当が跳ねやすい舞台です。

人気:1番人気の取りこぼしが多い

1番人気の複勝率が、全国の芝1400〜1700m戦の平均を下回ります。1番人気は軸に置けますが、頭固定はやや危険です。連系より3連複のほうが噛み合うコースです。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気19060.5%64.0%
2〜3番人気38241.1%46.7%
4〜6番人気57225.9%27.7%
7〜9番人気56714.3%13.1%
10番人気以下1,3575.4%4.3%
太字は、全国の芝1400〜1700m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

出走間隔:休み明けは割引が必要

休み明けはやや割引が必要です。叩き2走目以降で、仕上がりの進んだ馬を中心に組みたいところです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週47121.0%20.7%
3〜5週55521.8%23.6%
6〜12週84919.3%22.6%
13週以上53214.8%19.1%
太字は、全国の芝1400〜1700m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで複勝率が高い種牡馬です。ただしどの血も横並びで、父の名前だけで取捨を決められる舞台ではありません。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルーラーシップ 4-7-8-42 複勝率 31.1%
  • イスラボニータ 4-1-6-25 複勝率 30.6%
  • ダイワメジャー 13-9-10-80 複勝率 28.6%
  • ノヴェリスト 4-3-7-37 複勝率 27.5%
  • モーリス 10-5-2-46 複勝率 27.0%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばロベルト 4×4なら、父方をさかのぼって4代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じロベルトがいます。

新潟芝1400mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ロベルト 4×4455-4-3-3326.7%
ヌレイエフ 5×51108-11-10-8126.4%
ダンジグ 5×51048-9-8-7924.0%
ノーザンテースト 4×4817-7-5-6223.5%
ターントゥ 5×5302-1-4-2323.3%

いちばん高いのはロベルトのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ファピアノ 5×5200-1-0-195.0%
サドラーズウェルズ 4×4472-0-1-446.4%
シアトルスルー 5×5260-1-1-247.7%

ファピアノ・サドラーズウェルズのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースで好成績を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 6-9-2-12 複勝率 58.6%/勝率 20.7%
  • 戸崎圭太 11-10-11-42 複勝率 43.2%/勝率 14.9%
  • 津村明秀 7-11-13-47 複勝率 39.7%/勝率 9.0%
  • 岩田望来 6-4-1-18 複勝率 37.9%/勝率 20.7%
  • 鮫島克駿 4-3-3-17 複勝率 37.0%/勝率 14.8%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 和田竜二 2-1-2-10 平均8.5番人気の馬で複勝率 33.3%(人気どおりなら16.6%)
  • 松岡正海 2-0-4-15 平均8.5番人気の馬で複勝率 28.6%(人気どおりなら16.6%)
  • 藤懸貴志 2-0-1-7 平均8.0番人気の馬で複勝率 30.0%(人気どおりなら18.9%)
  • 津村明秀 7-11-13-47 平均5.8番人気の馬で複勝率 39.7%(人気どおりなら29.3%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴はどこまで効くか

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が25.2%。

軸の根拠にするには一歩足りません。相手選びで迷ったときの後押しとして使いたいコースです。

まとめ:買い方の指針

  • 基本は前有利です。ただし前に行き切ると止まるので、好位を取れる馬を中心に組みたいコースです。
  • 開催の後半は外枠有利にシフトします。同じコースでも時期で狙いを変えたいところです。
  • 荒れやすいコースです。三連複は手広く取りたいところです。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA新潟芝1400m・正常完走レースの実測値です(出走延べ3,068頭/191レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。