札幌ダート1000mの傾向|コースの特徴と狙い方

札幌ダート1000mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
ダート1000mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 札幌・ダート1000m
- 1番人気の複勝率
- 65.1%
- 三連複 万馬券率
- 27.4%
- 集計レース数
- 146レース
まず押さえる3つの特徴
脚質:位置取り別の傾向
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1300m以下戦の平均を上回ります。
前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。
| 位置取り | 出走数 | 札幌ダ1000 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 323 | 59.1% | 47.3% |
| 好位 | 429 | 34.7% | 23.8% |
| 中団 | 419 | 16.2% | 10.6% |
| 後方 | 457 | 4.6% | 4.2% |
ペース:1ハロンごとの平均ラップ
序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。
枠順:外が有利(馬場を問わず)
内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうが有利です。
良馬場でも道悪でも外が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 23.4% | 28.0% | 外が有利 |
| 良馬場 | 22.8% | 28.6% | 外が有利 |
| 道悪 | 24.7% | 26.7% | 外が有利 |
開催が進むと外枠の利きが薄れる
序盤は外枠が利きますが、終盤には内外の差が小さくなります。
後半は内枠の巻き返しも意識したいところです。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 外枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 外枠が有利 |
| 終盤(7日目以降) | 内外ほぼ互角 |
荒れ度:堅く決まりやすいコース
三連複の平均配当は10,858円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。
人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。
出走間隔:休み明けでも走れる
間隔が開いた馬ほど走っています。仕上がり途上に見える馬でも、ここでは割り引かずに評価したいところです。また、中1〜2週で使われた馬も複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。
| 前走からの間隔 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 中1〜2週 | 743 | 29.2% | 25.4% |
| 3〜5週 | 472 | 24.8% | 22.1% |
| 6〜12週 | 321 | 21.5% | 18.3% |
| 13週以上 | 108 | 28.7% | 14.8% |
馬体重:大型馬が走るコース
520kg以上の馬は、複勝率が高くなっています。パワーで押せる馬格が武器になるコースです。
| 馬体重 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 285 | 20.0% | 12.7% |
| 440〜479kg | 883 | 27.9% | 20.8% |
| 480〜519kg | 441 | 27.4% | 23.3% |
| 520kg以上 | 52 | 26.9% | 24.1% |
好走しやすい血統
このコースで複勝率が高い種牡馬です。ただしどの血も横並びで、父の名前だけで取捨を決められる舞台ではありません。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- ロードカナロア 7-8-10-47 複勝率 34.7%
- サウスヴィグラス 13-6-6-51 複勝率 32.9%
- ヘニーヒューズ 6-6-5-39 複勝率 30.4%
- キンシャサノキセキ 7-3-4-35 複勝率 28.6%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばインリアリティ 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じインリアリティがいます。
札幌ダート1000mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| インリアリティ 5×5 | 28 | 2-5-5-16 | 42.9% |
| レイズアネイティヴ 5×5 | 246 | 30-22-23-171 | 30.5% |
いちばん高いのはインリアリティのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ノーザンテースト 4×4 | 28 | 1-0-1-26 | 7.1% |
| ニアークティック 5×5 | 34 | 2-0-2-30 | 11.8% |
| ニジンスキー 5×5 | 31 | 1-3-1-26 | 16.1% |
ノーザンテースト・ニアークティックのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースで数字を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- モレイラ 3-0-2-3 複勝率 62.5%/勝率 37.5%
- 国分恭介 1-2-2-4 複勝率 55.6%/勝率 11.1%
- 武豊 7-6-2-13 複勝率 53.6%/勝率 25.0%
- 斎藤新 4-3-2-12 複勝率 42.9%/勝率 19.0%
- ルメール 8-4-1-20 複勝率 39.4%/勝率 24.2%
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 斎藤新 4-3-2-12 平均5.7番人気の馬で複勝率 42.9%(人気どおりなら27.6%)
- 菱田裕二 3-10-4-30 平均7.1番人気の馬で複勝率 36.2%(人気どおりなら21.0%)
- 吉田隼人 6-5-2-22 平均5.7番人気の馬で複勝率 37.1%(人気どおりなら27.8%)
- 武豊 7-6-2-13 平均3.0番人気の馬で複勝率 53.6%(人気どおりなら45.4%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が35.9%。リピーターに注目です。
札幌ダート1000mは一度好走した馬が再び走る傾向が強く、過去の同コース好走歴は素直に評価してよいコースです。
まとめ:買い方の指針
- 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
- 枠は外が有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
- 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
- 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA札幌ダート1000m・正常完走レースの実測値です(出走延べ1,661頭/146レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







