札幌ダート2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

札幌ダート2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

札幌ダート2400mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
ダート2400mの中でも前に行った馬が残りやすく、しかも荒れやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※ このコースは施行されたレース自体が少ないため、この記事の数字はいずれも参考程度に見てください。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
札幌・ダート2400m
1番人気の複勝率
47.4%
三連複 万馬券率
42.1%
集計レース数
19レース

まず押さえる3つの特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート2400〜2500m戦より高い。
2荒れやすい
サンプルは少なめですが、三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より高い。
3枠は外が有利
外枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国のダート2400〜2500m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
68.1%
好位
36.5%
中団
9.3%
後方
1.6%
4角の位置取り別の複勝率(札幌ダ2400・2018-2026)。
位置取り出走数札幌ダ2400全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行4768.1%55.1%
好位5236.5%31.7%
中団549.3%10.7%
後方631.6%3.0%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場のダート2400〜2500m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

13.2
1F
12.4
2F
13.0
3F
12.7
4F
13.0
5F
13.5
6F
13.6
7F
13.0
8F
12.5
9F
12.8
10F
12.9
11F
13.4
12F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(札幌ダ2400・19レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:馬場で有利な枠が変わる

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
ただし馬場状態によって有利な枠が入れ替わるので、下の表で確認してください。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体25.0%27.1%外が有利
良馬場27.3%25.9%内がやや有利
道悪21.9%28.8%外が有利

開催が進むと外枠の利きが薄れる

序盤は外枠が利きますが、終盤には内外の差が小さくなります。
後半は内枠の巻き返しも意識したいところです。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)外枠が有利
中盤(3〜6日目)出走数が少なく判断しにくい
終盤(7日目以降)出走数が少なく判断しにくい
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:万馬券が出やすいコース

三連複の平均配当は14,940円。
サンプルが少なく参考値ですが、万馬券が出る割合は全JRA競馬場の平均より高いです。

前が崩れて差しが届く場面も多く、人気薄をひもに一頭足すだけで三連複の配当が跳ねやすい舞台です。

人気:1番人気の取りこぼしが多い

1番人気の複勝率が、全国のダート2400〜2500m戦の平均を下回ります。1番人気が消える前提で組み立てたいコースです。軸を2〜3番人気に移すか、頭固定を避けるのが無難です。

中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が高くなっています。相手はこの層まで広げる価値があります。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気1947.4%57.9%
2〜3番人気3852.6%45.4%
4〜6番人気5628.6%26.5%
7〜9番人気5717.5%17.5%
10番人気以下464.3%6.2%
太字は、全国のダート2400〜2500m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

距離ローテ:距離を詰めてきた馬が走る

短縮ローテの好走が目立ちます。前走で置かれた馬でも、距離が縮まる一戦なら見直したいコースです。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m以内の短縮1435.7%23.1%
同じ距離5230.8%26.8%
200m超の延長14823.6%22.7%
太字は、全国のダート2400〜2500m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

出走間隔:休み明けは割引が必要

13週以上あけた馬は、はっきり苦戦しています。休み明けは大きく割り引きたいコースです。一方、中1〜2週で使われた馬は複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週5324.5%21.0%
3〜5週8830.7%26.6%
6〜12週5228.8%25.8%
13週以上238.7%19.7%
太字は、全国のダート2400〜2500m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:馬格による差は小さい

馬体重は取捨の材料になりにくいコースです。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下1811.1%15.4%
440〜479kg8228.0%23.7%
480〜519kg9028.9%25.3%
520kg以上2623.1%22.5%
太字は、全国のダート2400〜2500m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばレイズアネイティヴ 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じレイズアネイティヴがいます。

札幌ダート2400mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
レイズアネイティヴ 5×5262-3-4-1734.6%
ミスタープロスペクター 4×4394-5-4-2633.3%

いちばん高いのはレイズアネイティヴのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ヘイロー 4×4262-3-0-2119.2%
ノーザンダンサー 5×5816-7-5-6322.2%

ヘイローのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 2-1-1-6 複勝率 40.0%/勝率 20.0%

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が35.7%。リピーターに注目です。

札幌ダート2400mは一度好走した馬が再び走る傾向が強く、過去の同コース好走歴は素直に評価してよいコースです。

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 枠は外が有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 荒れやすいコースです。三連複は手広く取りたいところです。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA札幌ダート2400m・正常完走レースの実測値です(出走延べ216頭/19レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。