札幌芝2600mの傾向|コースの特徴と狙い方

札幌芝2600mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝2600mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 札幌・芝2600m
- 1番人気の複勝率
- 61.1%
- 三連複 万馬券率
- 29.2%
- 集計レース数
- 72レース
まず押さえる特徴
脚質:位置取り別の傾向
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を上回ります。
前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。
| 位置取り | 出走数 | 札幌芝2600 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 223 | 48.0% | 36.3% |
| 好位 | 201 | 33.3% | 32.4% |
| 中団 | 227 | 15.9% | 20.9% |
| 後方 | 218 | 1.4% | 8.2% |
ペース:1ハロンごとの平均ラップ
序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。
枠順:内外の差は小さい
内枠と外枠で複勝率に大きな差はなく、枠順による有利不利は小さいコースです。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 24.4% | 24.6% | ほぼ互角 |
| 良馬場 | 24.6% | 25.0% | ほぼ互角 |
| 道悪 | 23.8% | 23.1% | 内がやや有利 |
開催が進むと外枠の利きが薄れる
序盤は外枠が利きますが、終盤には内外の差が小さくなります。
後半は内枠の巻き返しも意識したいところです。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 外枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 内枠が有利 |
| 終盤(7日目以降) | 出走数が少なく判断しにくい |
荒れ度:堅く決まりやすいコース
三連複の平均配当は12,675円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。
大穴が飛び込む決着は多くありません。ただし1番人気は取りこぼしがあるので、軸は上位人気の中で選び直したいコースです。
人気:1番人気の取りこぼしが多い
1番人気の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を下回ります。人気馬に寄りかかると取りこぼします。3連系はひもを広く取り、頭は複数用意したいコースです。
| 人気 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 72 | 61.1% | 67.8% |
| 2〜3番人気 | 144 | 48.6% | 49.7% |
| 4〜6番人気 | 216 | 28.7% | 27.9% |
| 7〜9番人気 | 207 | 13.5% | 12.6% |
| 10番人気以下 | 243 | 4.9% | 4.2% |
距離ローテ:距離を詰めてきた馬が走る
短縮ローテがやや優勢です。前走で長い距離を使っていた馬を軽視しないほうが良いコースです。
| 前走からの距離変更 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 200m超の短縮 | 14 | 28.6% | 20.4% |
| 同じ距離 | 364 | 25.8% | 29.2% |
| 200m以内の延長 | 121 | 36.4% | 27.7% |
| 200m超の延長 | 383 | 19.3% | 19.2% |
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
出走間隔:休み明けでも走れる
13週以上あけた馬は、好走率が高い傾向です。休養明けというだけで割り引く必要は小さいコースです。
| 前走からの間隔 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 中1〜2週 | 332 | 19.6% | 20.3% |
| 3〜5週 | 278 | 24.8% | 24.9% |
| 6〜12週 | 172 | 30.8% | 28.1% |
| 13週以上 | 100 | 29.0% | 24.6% |
馬体重:大型馬は割引
520kg以上の馬は、複勝率が低くなっています。大きな馬には忙しい、あるいは立ち回りが問われるコースです。
| 馬体重 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 105 | 20.0% | 18.1% |
| 440〜479kg | 404 | 26.0% | 24.9% |
| 480〜519kg | 316 | 24.7% | 25.7% |
| 520kg以上 | 57 | 21.1% | 23.7% |
好走しやすい血統
このコースで複勝率が高い種牡馬です。ただし抜けた存在はおらず、血統は最後のひと押しくらいの扱いが合っています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- ハーツクライ 8-4-13-43 複勝率 36.8%
- キズナ 4-4-3-20 複勝率 35.5%
- ディープインパクト 6-9-7-43 複勝率 33.8%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばヌレイエフ 5×4なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じヌレイエフがいます。
札幌芝2600mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ヌレイエフ 5×4 | 30 | 4-4-2-20 | 33.3% |
| リファール 5×5 | 51 | 9-2-4-36 | 29.4% |
いちばん高いのはヌレイエフのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ノーザンテースト 5×5 | 31 | 0-2-3-26 | 16.1% |
| レイズアネイティヴ 5×5 | 60 | 4-4-3-49 | 18.3% |
ノーザンテースト・レイズアネイティヴのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースで好成績を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- ルメール 10-4-4-13 複勝率 58.1%/勝率 32.3%
- モレイラ 4-0-1-5 複勝率 50.0%/勝率 40.0%
- 岩田康誠 3-3-1-11 複勝率 38.9%/勝率 16.7%
- 横山和生 3-3-0-10 複勝率 37.5%/勝率 18.8%
- 武豊 3-6-2-20 複勝率 35.5%/勝率 9.7%
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 黛弘人 1-4-1-16 平均9.2番人気の馬で複勝率 27.3%(人気どおりなら12.2%)
- 富田暁 1-2-1-8 平均7.6番人気の馬で複勝率 33.3%(人気どおりなら20.1%)
- 岩田康誠 3-3-1-11 平均5.4番人気の馬で複勝率 38.9%(人気どおりなら29.0%)
- 北村友一 1-1-2-8 平均6.8番人気の馬で複勝率 33.3%(人気どおりなら25.4%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が37.1%。リピーターに注目です。
札幌芝2600mでは、同じ舞台での好走実績がそのまま次走の裏づけになります。前走の着順より、このコースでの実績を優先したいところです。
まとめ:買い方の指針
- 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
- 堅く決まりやすいコースです。ただし1番人気は取りこぼすので、軸は上位人気の中で選び直したいところです。
- 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA札幌芝2600m・正常完走レースの実測値です(出走延べ882頭/72レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







