東京芝2300mの傾向|コースの特徴と狙い方

東京芝2300mの傾向|コースの特徴と狙い方

東京芝2300mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝2300mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※ このコースは施行されたレース自体が少ないため、この記事の数字はいずれも参考程度に見てください。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
東京・芝2300m
1番人気の複勝率
80.0%
三連複 万馬券率
6.7%
集計レース数
15レース

まず押さえる3つの特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦より高い。
2堅く決まりやすい
サンプルは少なめですが、三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より低い。
3枠は外が有利
外枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
38.7%
好位
34.1%
中団
40.0%
後方
11.4%
4角の位置取り別の複勝率(東京芝2300・2018-2026)。
位置取り出走数東京芝2300全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行3138.7%36.3%
好位4134.1%32.4%
中団3540.0%20.9%
後方4411.4%8.2%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝2200〜2600m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:200mごとの平均ラップ

下のグラフはその200m区間だけを並べたもので、数字は区間の終わり(スタートからの距離)を表します。最初の100mの平均は7.1秒で、これは他場と比較して平均的な入りです。

序盤が落ち着き、終いが速くなりやすい流れです。
末脚の持続力が問われます。

11.5
300m
12.6
500m
13.0
700m
12.6
900m
12.5
1100m
12.7
1300m
12.3
1500m
12.1
1700m
11.4
1900m
11.4
2100m
11.7
2300m
200mごとの平均ラップ秒数(東京芝2300・15レース)。最初の100mは上に別記しており、横軸はその後の200m区間の終わり(スタートからの距離)です。棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:馬場で有利な枠が変わる

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
ただし馬場状態によって有利な枠が入れ替わるので、下の表で確認してください。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体28.8%30.6%外が有利
良馬場31.7%29.5%内が有利
道悪0.0%42.9%外が有利

荒れ度:堅く決まりやすいコース

三連複の平均配当は4,875円。
サンプルが少なく参考値ですが、万馬券が出る割合は全JRA競馬場の平均より低いです。

人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。

人気:1番人気は信頼できる

1番人気の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を上回ります。単勝の中心がそのまま馬券の中心になります。1番人気を軸に据え、点数は相手で調整したいところです。

中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が高くなっています。相手はこの層まで広げる価値があります。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気1580.0%67.8%
2〜3番人気3050.0%49.7%
4〜6番人気4531.1%27.9%
7〜9番人気387.9%12.6%
10番人気以下234.3%4.2%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

距離ローテ:距離を延ばしてきた馬が走る

前走より距離を延ばしてきた馬が、良い成績を残しています。スタミナ寄りの臨戦過程が向くコースです。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m以内の短縮2433.3%27.5%
200m以内の延長5242.3%27.7%
200m超の延長7220.8%19.2%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

出走間隔:休み明けでも走れる

13週以上あけた馬が、はっきり好走しています。休養明けを嫌う必要はまったくないコースです。また、中1〜2週で使われた馬も複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週7123.9%20.3%
3〜5週3923.1%24.9%
6〜12週3046.7%28.1%
13週以上1050.0%24.6%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬が走るコース

520kg以上の馬が、はっきり上位に来ています。パワーで押し切れる馬格が武器になるコースです。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下1717.6%18.1%
440〜479kg7226.4%24.9%
480〜519kg4736.2%25.7%
520kg以上1540.0%23.7%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばサンデーサイレンス 3×4なら、父方をさかのぼって3代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じサンデーサイレンスがいます。

東京芝2300mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
サンデーサイレンス 3×4242-4-4-1441.7%
ノーザンダンサー 5×54910-4-4-3136.7%
ミスタープロスペクター 4×5224-2-2-1436.4%

いちばん高いのはサンデーサイレンスのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースで数字を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 田辺裕信 1-2-2-3 複勝率 62.5%/勝率 12.5%

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 枠は外が有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA東京芝2300m・正常完走レースの実測値です(出走延べ151頭/15レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。