アグネスデジタル産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

アグネスデジタル産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

アグネスデジタルの産駒は、中央での出走を終えました。自身は芝でもダートでも、マイルでも中距離でもGIを勝った万能型でしたが、産駒の出走はダートに大きく偏りました。どの条件で人気以上に走り、どの条件で足りなかったのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸からまとめました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2016〜2024年
産駒の出走
延べ1,531走(139頭)

アグネスデジタル産駒の現在地

産駒の出走は2016年の延べ449走から年々細り、2024年の5走を最後に途絶えました。数の9割以上は2020年までに積み上がっています。ここに並ぶのは、走り終えた世代の総決算です。

産駒の出走
2016年449
2017年382
2018年272
2019年189
2020年129
2021年45
2022年44
2023年16
2024年5

延べ出走数。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m18518.4%+3.2
芝 1401〜1800m9717.5%+3.2
芝 1801〜2200m5922.0%+2.2
芝 2201m〜128.3%-9.2
ダート 〜1400m56919.7%+0.5
ダート 1401〜1800m54022.0%+0.9
ダート 1801〜2200m5414.8%-2.5
ダート 2201m〜1526.7%+7.4

産駒はダートを主戦場にしました。出走の7割以上が砂です。最も多く使われたダートの1401〜1800mは複勝率22.0%、1400m以下も19.7%を保ちました。芝も1801〜2200mが22.0%あり、砂の中距離と並びます。落ちるのは長い芝で、2201m以上は8.3%でした。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
中山・芝1800m1250.0%+25.2
中山・芝1200m2339.1%+18.8
福島・芝1200m1931.6%+18.6
札幌・ダート1000m1250.0%+15.7
中山・芝2000m1330.8%+14.5
中京・ダート1200m166.2%-18.1
阪神・ダート2000m119.1%-12.6
福島・ダート1150m1612.5%-11.1
東京・ダート1300m156.7%-10.1
新潟・ダート1800m478.5%-8.9

主戦場は砂なのに、上位に並ぶのは芝です。5つのうち4つが芝で、中山の芝は1200m・1800m・2000mの3つが顔を出しました。ただしどれも出走が25回に届かず、数の裏づけは薄いところです。下側はすべてダートで、いちばん多く走った新潟のダート1800mは47走で複勝率8.5%でした。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良29419.7%+3.1
芝 稍重439.3%-1.0
芝 道悪1618.8%+4.8
ダート 良69921.2%+1.2
ダート 稍重26618.8%-0.7
ダート 道悪21321.1%+0.5

砂は馬場が変わっても動きません。良で21.2%、重・不良でも21.1%とほぼ同じ水準で、稍重だけがわずかに下がります。芝は良馬場で19.7%です。芝の稍重だけが9.3%まで落ち、重・不良に進むと18.8%へ戻りました。芝で評価を下げるのは、少し湿った程度のときに限られます。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ2626.9%+5.4
芝 先行13029.2%+5.6
芝 差し10614.2%-0.7
芝 追込836.0%-1.9
ダート 逃げ11638.8%-2.0
ダート 先行34829.3%-5.2
ダート 差し34918.1%+2.2
ダート 追込3659.0%+3.7

芝と砂で向きが正反対になります。芝は先行が複勝率29.2%で、人気以上に走れました。砂は先行しても29.3%どまりです。数字は芝とほとんど変わらないのに、人気には5%以上届いていません。砂で上積みが出るのは差しと追込のほうで、後ろから運んだ産駒は複勝率が低くても人気を上回りました。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬2516.0%-2.2
芝 未勝利849.5%+0.2
芝 1勝クラス9524.2%+5.7
芝 2勝クラス6524.6%+3.9
芝 3勝クラス2615.4%-2.4
芝 オープン特別・リステッド2326.1%+9.8
芝 重賞3511.4%-0.7
ダート 新馬358.6%-8.6
ダート 未勝利26617.3%+0.8
ダート 1勝クラス34027.9%+1.9
ダート 2勝クラス26820.9%+2.0
ダート 3勝クラス15414.9%-2.1
ダート オープン特別・リステッド7417.6%+0.3
ダート 重賞4117.1%-1.4

新馬戦より、未勝利・1勝クラスで数字が上がっています。ダートの新馬は複勝率8.6%で、人気を大きく下回りました。芝の新馬も16.0%です。ダートは未勝利で17.3%、ダートの1勝クラスでは340走を重ねて27.9%まで伸びました。そこから上は下がり、ダートの3勝クラスは14.9%でした。

まとめ

  • 産駒の出走は2024年の5走で止まりました。ここに並ぶのは走り終えた世代の総決算です。
  • 主戦場はダートの中距離。1401〜1800mで複勝率22.0%を残しました。
  • 砂は後ろから運んだときに上積みが出ます。先行では複勝率が高くても人気に届きません。
  • 芝は逆で先行が29.2%。同じ脚質でも芝と砂で評価が正反対になります。
  • デビュー戦より未勝利・1勝クラスで上昇。ダートの新馬は8.6%、1勝クラスでは27.9%です。
  • 馬場で沈むのは芝の稍重だけで9.3%。砂は乾いても緩んでも21%台を保ちます。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016〜2024年、アグネスデジタル産駒の出走延べ1,531走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。