デクラレーションオブウォー産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

デクラレーションオブウォーの産駒は2022年に走り始め、5年目に入りました。芝と砂の両方で数を使われていますが、狙いどころはかなりはっきり分かれています。距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめました。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2022〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ1,692走(236頭)
- 初出走の年
- 2022年
- 目次
- デクラレーションオブウォー産駒の現在地
- 距離でみる産駒
- コースでみる産駒
- 馬場状態でみる産駒
- 脚質でみる産駒
- クラスでみる産駒
- デクラレーションオブウォーと相性の良い母父・悪い母父
- デクラレーションオブウォーと相性が良い母父
- フジキセキ
- ディープインパクト
- デクラレーションオブウォーと相性が悪い母父
- ダイワメジャー
- まとめ
デクラレーションオブウォー産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2022年です。翌年から一気に増え、2025年には491走を数え、2026年も8月までに250走に達しました。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2022年 | 111 |
| 2023年 | 364 |
| 2024年 | 476 |
| 2025年 | 491 |
| 2026年 | 250 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 198 | 22.2% | -1.0 |
| 芝 1401〜1800m | 297 | 21.5% | +1.1 |
| 芝 1801〜2200m | 201 | 27.9% | +4.7 |
| 芝 2201m〜 | 27 | 29.6% | +9.1 |
| ダート 〜1400m | 377 | 21.0% | +1.1 |
| ダート 1401〜1800m | 523 | 20.8% | -1.5 |
| ダート 1801〜2200m | 65 | 26.2% | +0.9 |
得意は芝の1801〜2200mです。複勝率27.9%で、人気と比べても上積みが残りました。さらに長い芝の2201m以上でも29.6%を残しています。距離が延びたほうが持ち味の出る血です。一方、砂でいちばん多く使われているダートの1401〜1800mは20.8%どまりで、人気を下回りました。同じ砂でも1801〜2200mは26.2%あり、こちらも長めのほうが形になっています。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 小倉・芝2000m | 18 | 50.0% | +18.0 |
| 東京・芝1400m | 22 | 36.4% | +13.2 |
| 阪神・芝1800m | 15 | 46.7% | +13.0 |
| 中京・芝1600m | 18 | 38.9% | +12.8 |
| 中山・ダート1200m | 45 | 35.6% | +12.8 |
| 福島・ダート1700m | 28 | 7.1% | -16.8 |
| 阪神・ダート1200m | 19 | 0.0% | -14.3 |
| 中京・ダート1200m | 16 | 0.0% | -13.8 |
| 中京・ダート1900m | 11 | 9.1% | -11.6 |
| 中京・芝1200m | 11 | 18.2% | -10.8 |
芝は距離でみた得意ゾーンが、コースにもそのまま出ました。小倉の芝2000mは複勝率50.0%です。阪神の芝1800mも46.7%で、芝の中距離コースが上位に並びます。砂では中山のダート1200mが35.6%と目を引きました。45走を重ねての数字です。逆に福島のダート1700mは7.1%どまりでした。阪神のダート1200mにいたっては3着以内が一度もありません。同じ砂の1200mでも、中山とはまるで違う数字が出ています。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 574 | 23.7% | +1.3 |
| 芝 稍重 | 99 | 28.3% | +7.6 |
| 芝 道悪 | 50 | 16.0% | -5.7 |
| ダート 良 | 659 | 19.7% | -1.6 |
| ダート 稍重 | 162 | 23.5% | +2.2 |
| ダート 道悪 | 148 | 25.0% | +2.8 |
少し湿ったくらいがちょうどいい血です。芝の稍重は複勝率28.3%で、良馬場を上回りました。人気と比べても大きな上積みが残っています。ただし芝も道悪まで進むと16.0%まで落ちるので、渋りすぎは禁物です。砂は逆に水を含むほど良く、ダートの道悪は25.0%。こちらは人気以上に走れており、稍重の23.5%も同じ方向を向いています。
▶ ダートの道悪に強い血統は別記事で実測しています:ダートの道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 逃げ | 55 | 50.9% | +11.0 |
| 芝 先行 | 189 | 39.2% | +6.7 |
| 芝 差し | 247 | 19.4% | -3.6 |
| 芝 追込 | 229 | 9.6% | +1.7 |
| ダート 逃げ | 69 | 42.0% | -2.9 |
| ダート 先行 | 272 | 41.5% | +1.9 |
| ダート 差し | 302 | 16.2% | -0.4 |
| ダート 追込 | 326 | 4.3% | -1.1 |
抜けているのは芝の先行です。複勝率39.2%で、人気も上回りました。芝の逃げは50.9%とさらに高い数字です。反対に芝の差しは19.4%まで落ち、人気も下回りました。砂でも先行は41.5%あり、芝と砂に共通して前に行けたときが強い血だといえます。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 126 | 19.8% | +2.8 |
| 芝 未勝利 | 286 | 19.2% | +0.4 |
| 芝 1勝クラス | 146 | 30.1% | +2.0 |
| 芝 2勝クラス | 36 | 38.9% | +3.8 |
| 芝 3勝クラス | 22 | 31.8% | -2.9 |
| 芝 オープン特別・リステッド | 40 | 27.5% | +5.4 |
| 芝 重賞 | 67 | 23.9% | +5.5 |
| ダート 新馬 | 74 | 13.5% | -4.9 |
| ダート 未勝利 | 525 | 22.1% | +0.7 |
| ダート 1勝クラス | 256 | 19.9% | -0.4 |
| ダート 2勝クラス | 97 | 24.7% | -1.4 |
目を引くのは芝の重賞で、複勝率23.9%。数字そのものは派手ではありませんが、人気を考えると上積みが残ります。相手が強くなっても崩れないのは、この血のわかりやすい長所です。芝の2勝クラスでは38.9%まで上がりました。反対にダートの新馬は13.5%と苦しく、砂でのデビュー戦は評価を下げます。
デクラレーションオブウォーと相性の良い母父・悪い母父
同じ母の父を持つ馬を、父がデクラレーションオブウォーかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父は限られます。
デクラレーションオブウォーと相性が良い母父
フジキセキ
(父:デクラレーションオブウォー × 母父:フジキセキ)
母父がフジキセキの馬で比較すると、父がデクラレーションオブウォーの馬は複勝率26.7%。父がデクラレーションオブウォーでない馬の21.3%を大きく上回っています。
特に芝とダートの良馬場では好成績です。また、ダートの1400m以下は同じ人気帯の平均複勝率を25.3%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 24 | 25.0% | +0.8 |
| 芝 1401〜1800m | 18 | 27.8% | +5.7 |
| ダート 〜1400m | 12 | 41.7% | +25.3 |
| ダート 1401〜1800m | 17 | 23.5% | +4.3 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 33 | 33.3% | +8.1 |
| ダート 良 | 19 | 31.6% | +10.8 |
ディープインパクト
(父:デクラレーションオブウォー × 母父:ディープインパクト)
母父がディープインパクトの馬で比較すると、父がデクラレーションオブウォーの馬は複勝率28.6%。父がデクラレーションオブウォーでない馬の24.9%を上回っています。
特に芝の良馬場では好成績です。また、芝の1801〜2200mは同じ人気帯の平均複勝率を15.2%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 24 | 20.8% | -7.6 |
| 芝 1401〜1800m | 56 | 28.6% | +5.6 |
| 芝 1801〜2200m | 49 | 44.9% | +15.2 |
| ダート 1401〜1800m | 58 | 24.1% | -1.6 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 105 | 35.2% | +8.0 |
| 芝 稍重 | 18 | 27.8% | +4.5 |
| ダート 良 | 48 | 20.8% | -2.3 |
| ダート 稍重 | 14 | 28.6% | +10.7 |
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 中京・芝2000m | 14 | 28.6% | +3.0 |
デクラレーションオブウォーと相性が悪い母父
ダイワメジャー
(父:デクラレーションオブウォー × 母父:ダイワメジャー)
母父がダイワメジャーの馬で比較すると、父がデクラレーションオブウォーの馬は複勝率15.5%。父がデクラレーションオブウォーでない馬の21.7%を大きく下回っています。
芝の良馬場や、芝の1400m以下では好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、芝の1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を11.2%下回っており、過信は禁物です。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 14 | 35.7% | +12.2 |
| 芝 1401〜1800m | 17 | 5.9% | -11.2 |
| ダート 〜1400m | 18 | 11.1% | -2.7 |
| ダート 1401〜1800m | 29 | 10.3% | -7.6 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 37 | 21.6% | +2.5 |
| ダート 良 | 43 | 11.6% | -4.3 |
まとめ
- 産駒は2022年に走り始めたばかりで、頭数はいまも増えている途中です。
- 得意は芝の1801〜2200mで、複勝率27.9%。距離が延びたほうが持ち味が出ます。
- 少し湿った馬場が向きます。芝の稍重は28.3%。ただし芝は道悪まで進むと16.0%まで落ちました。
- 前に行けたときが強い血です。芝の先行は39.2%、差しに回ると19.4%まで下がります。
- 芝の重賞は複勝率23.9%で、人気以上に走れています。相手が強くなっても崩れません。
- 相性の良さが目立った母の父は以下の2頭。
- フジキセキ:特に芝とダートの良馬場では好成績です。
- ディープインパクト:特に芝の良馬場では好成績です。
- 逆に、相性が悪かった母の父は以下の1頭。
- ダイワメジャー:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、デクラレーションオブウォー産駒の出走延べ1,692走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







