レッドファルクス産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

レッドファルクス産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

レッドファルクスの産駒が中央で走り始めたのは2022年です。産駒数も増え、ダートを主戦場にしながら、芝でも走れる条件がはっきりしてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2022〜2026年
産駒の出走
延べ1,045走(126頭)
初出走の年
2022年

レッドファルクス産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2022年。2024年の297走を頂点に、2025年は233走、2026年も8月までに132走を数えています。出走の中心はダートで、芝はマイル前後に集まっています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2022年106
2023年277
2024年297
2025年233
2026年132

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m26511.3%-5.8
芝 1401〜1800m13821.7%+2.4
芝 1801〜2200m385.3%-2.5
芝 2201m〜1323.1%+9.2
ダート 〜1400m35420.3%+1.3
ダート 1401〜1800m21123.7%+0.6
ダート 1801〜2200m2321.7%+1.2

芝でいちばん走るのは1401〜1800mで、複勝率21.7%。人気との比較でも上積みが残りました。逆に苦手は芝の1400m以下で11.3%まで落ちます。短ければ短いほどいい血ではなく、芝ならマイル前後まで待ちたいところです。ダートは1400m以下で20.3%、1401〜1800mで23.7%と、距離を問わず2割台をそろえています。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
阪神・ダート1200m2630.8%+13.2
京都・ダート1200m1827.8%+12.6
東京・芝1600m1926.3%+9.7
中山・ダート1800m4928.6%+9.4
中山・ダート1200m9420.2%+3.7
京都・芝1400m140.0%-17.6
京都・ダート1400m220.0%-17.6
中京・芝1200m130.0%-15.4
京都・ダート1800m175.9%-14.8
中山・芝1200m200.0%-11.1

ダートの短距離では阪神の1200mが30.8%、京都の1200mが27.8%と数字が出ました。出走のいちばん多い中山のダート1200mでも20.2%を保っています。中距離では中山のダート1800mが28.6%と安定しました。苦しいのは芝の短距離で、中山の芝1200m中京の芝1200mも3着以内がまだありません。京都は1400mが芝・ダートそろって3着以内ゼロでした。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良36114.7%-2.3
芝 稍重6111.5%-3.4
芝 道悪3215.6%-4.7
ダート 良39622.7%+1.8
ダート 稍重10617.9%+1.1
ダート 道悪8920.2%-3.0

ダートは良がいちばんで22.7%、人気との比較でも上積みが残ります。稍重は17.9%まで下がるものの、こちらも人気は上回りました。評価を落としたいのはダートの道悪で、複勝率20.2%は保つのに、人気との比較ではマイナスに転じます。水が入り切った砂は、産駒が実力どおりに走れない場面が増えます。芝は良で14.7%どまりで、どの馬場でも人気には届いていません。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ2532.0%-4.9
芝 先行7826.9%-3.7
芝 差し14416.7%-0.1
芝 追込1976.1%-0.8
ダート 逃げ6354.0%+13.2
ダート 先行16137.9%-2.3
ダート 差し16312.3%-2.7
ダート 追込2045.9%+0.9

ダートで前に行けたときの破壊力が持ち味です。逃げれば54.0%、先行でも37.9%を残しました。一列下がるとがらりと変わり、ダートの差しは12.3%。人気との比較でもマイナスで、砂で控える形になった産駒は割り引きが要ります。芝は先行が26.9%と数字自体は出るのに、人気ほどは走れていません。芝で追込に回ると6.1%まで落ちます。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬7518.7%+2.2
芝 未勝利16813.1%-1.3
芝 1勝クラス13716.1%-3.7
芝 2勝クラス3013.3%-0.9
芝 3勝クラス1910.5%-11.4
芝 オープン特別・リステッド147.1%-11.0
芝 重賞110.0%-15.5
ダート 新馬3821.1%+6.0
ダート 未勝利28520.0%+1.3
ダート 1勝クラス18425.0%+0.1
ダート 2勝クラス4920.4%+2.5
ダート 3勝クラス3119.4%-3.8

ダートは新馬の21.1%から3勝クラスの19.4%まで、どのクラスでもおおむね2割前後をそろえます。とくに1勝クラスは25.0%で、ダートのなかではいちばん高い区分です。対照的なのが芝で、1勝クラスは16.1%にとどまり、人気との比較でもマイナスです。芝は3勝クラスで10.5%、オープン特別・リステッドで7.1%と、上に行くほど苦しくなりました。

レッドファルクスと相性の悪い母父

同じ母の父を持つ馬を、父がレッドファルクスかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ少ないため、取り上げられる母の父は限られます。

シンボリクリスエス

(父:レッドファルクス × 母父:シンボリクリスエス)

母父がシンボリクリスエスの馬で比較すると、父がレッドファルクスの馬は複勝率20.0%。父がレッドファルクスでない馬の22.5%を下回っています。
ダートの1401〜1800mでは好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、ダートの1400m以下は同じ人気帯の平均複勝率を9.5%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 〜1400m3411.8%-9.5
ダート 1401〜1800m2236.4%+5.6
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
ダート 良4621.7%-4.7

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2022年。出走の中心はダートで、芝はマイル前後に集まっています。
  • 芝は1401〜1800mが21.7%でいちばん。人気との比較でも上積みが残ります。
  • 苦手は芝の1400m以下。11.3%まで落ち、短ければいいという血ではありません。
  • ダートで前に行けたときが本領。逃げで54.0%、差しに回ると12.3%まで下がります。
  • ダートの道悪は評価を落とす。複勝率は20.2%を保つのに、人気との比較ではマイナスに転じます。
  • 逆に、相性が悪かった母の父は以下の1頭。
    • シンボリクリスエス:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、レッドファルクス産駒の出走延べ1,045走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。