ビーチパトロール産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ビーチパトロールの産駒が中央で走り始めたのは2022年です。産駒数も増え、芝の中距離を軸にしながら、馬場によって芝とダートで真逆に振れる形が見えてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2022〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ935走(121頭)
- 初出走の年
- 2022年
ビーチパトロール産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2022年。2023年の287走を頂点に、2025年は206走、2026年も8月までに105走を数えています。芝とダートの両方に出走が散り、芝は中距離、ダートはマイル前後に集まっています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2022年 | 118 |
| 2023年 | 287 |
| 2024年 | 219 |
| 2025年 | 206 |
| 2026年 | 105 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 154 | 11.7% | +0.4 |
| 芝 1401〜1800m | 167 | 10.2% | -4.2 |
| 芝 1801〜2200m | 180 | 18.3% | +0.3 |
| 芝 2201m〜 | 26 | 15.4% | -4.2 |
| ダート 〜1400m | 156 | 8.3% | -5.0 |
| ダート 1401〜1800m | 232 | 13.8% | -0.9 |
| ダート 1801〜2200m | 18 | 16.7% | +2.8 |
数字がいちばん高いのは芝の1801〜2200mで18.3%。ただしこれは人気どおりの成績で、上積みまでは出ていません。はっきり足りないのが芝の1401〜1800mの10.2%で、同じ芝でも中距離とは開きます。苦手はダートの1400m以下の8.3%。砂の短距離は人気を裏切る側に回っており、同じダートでも1401〜1800mの13.8%とは扱いを変えたいところです。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 京都・芝2000m | 11 | 45.5% | +19.7 |
| 札幌・ダート1700m | 17 | 35.3% | +12.8 |
| 阪神・芝2000m | 13 | 30.8% | +9.6 |
| 函館・ダート1700m | 13 | 23.1% | +9.5 |
| 小倉・芝2000m | 11 | 27.3% | +8.2 |
| 新潟・ダート1200m | 13 | 0.0% | -11.1 |
| 福島・芝1800m | 17 | 5.9% | -10.7 |
| 中山・芝1600m | 21 | 0.0% | -9.7 |
| 函館・芝1200m | 12 | 0.0% | -9.4 |
| 東京・芝2000m | 13 | 7.7% | -8.8 |
芝は2000mでまとまっています。京都の芝2000mが45.5%、阪神の芝2000mが30.8%、小倉の芝2000mも27.3%。ただし、いずれも出走はまだ十数回にとどまります。同じ2000mでも東京は7.7%で、ここだけは伸びていません。ダートでは北海道の1700mが強く、札幌が35.3%、函館も23.1%を残しました。反対に中山の芝1600mと函館の芝1200mはまだ3着以内がありません。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 411 | 12.4% | -2.1 |
| 芝 稍重 | 75 | 16.0% | -0.3 |
| 芝 道悪 | 41 | 22.0% | +6.7 |
| ダート 良 | 264 | 12.9% | -1.6 |
| ダート 稍重 | 72 | 11.1% | -3.9 |
| ダート 道悪 | 72 | 8.3% | -3.9 |
馬場の効き方が芝とダートで正反対です。芝は良の12.4%から稍重で16.0%、道悪では22.0%まで上がりました。人気との比較でも道悪だけがはっきりしたプラスです。一方のダートは逆で、良の12.9%から稍重で11.1%、道悪では8.3%まで下がります。同じ雨でも、芝と砂で扱いを分けたい血です。
▶ 芝の道悪に強い血統は別記事で実測しています:芝の道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 逃げ | 26 | 53.8% | +17.2 |
| 芝 先行 | 127 | 20.5% | -4.7 |
| 芝 差し | 156 | 14.1% | -0.8 |
| 芝 追込 | 202 | 4.5% | -0.6 |
| ダート 逃げ | 12 | 16.7% | -19.9 |
| ダート 先行 | 66 | 37.9% | +3.2 |
| ダート 差し | 115 | 15.7% | +0.9 |
| ダート 追込 | 215 | 1.4% | -1.8 |
芝は逃げれば53.8%と跳ねますが、走ったのはまだ26回です。数のそろった芝の先行は20.5%で、人気ほどは走れていません。ダートは先行の37.9%が最も高く、差しに回っても15.7%と粘ります。極端に落ち込むのがダートの追込で、215走を数えてなお1.4%です。芝の追込も4.5%どまりで、後ろからの競馬になった産駒は期待しにくい形です。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 73 | 8.2% | -3.2 |
| 芝 未勝利 | 242 | 13.6% | -0.4 |
| 芝 1勝クラス | 96 | 12.5% | -1.6 |
| 芝 2勝クラス | 50 | 28.0% | +5.3 |
| 芝 3勝クラス | 43 | 11.6% | -5.8 |
| 芝 重賞 | 15 | 6.7% | -3.3 |
| ダート 新馬 | 30 | 0.0% | -8.4 |
| ダート 未勝利 | 227 | 11.5% | -2.5 |
| ダート 1勝クラス | 89 | 16.9% | +0.7 |
| ダート 2勝クラス | 35 | 14.3% | -0.4 |
| ダート 3勝クラス | 17 | 11.8% | -4.2 |
新馬戦の数字が低い血です。芝の新馬が8.2%、ダートの新馬は30走してまだ3着以内がありません。未勝利も芝13.6%、ダート11.5%と伸びません。高いのは芝の2勝クラスで28.0%。人気との比較でも上積みが出ました。ただし芝の3勝クラスでは11.6%で、上のクラスがそろって高いわけではありません。
まとめ
- 産駒が走り始めたのは2022年。芝は中距離、ダートはマイル前後に出走が集まっています。
- 雨の扱いが芝とダートで正反対。芝は道悪で22.0%まで上がり、ダートは8.3%まで下がります。
- 苦手はダートの1400m以下。8.3%どまりで、人気を裏切る側に回ります。
- 後ろからの競馬は期待しにくい。ダートの追込は215走を数えてなお1.4%です。
- 新馬戦の数字が低い。芝の新馬は8.2%、ダートの新馬は30走してまだ3着以内がありません。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、ビーチパトロール産駒の出走延べ935走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







