ファインニードル産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ファインニードルの産駒が中央で走り始めたのは2022年です。産駒数も増え、芝の短いところと、前に行けたときの強さがはっきりしてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2022〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ1,058走(141頭)
- 初出走の年
- 2022年
ファインニードル産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2022年。2025年には273走を数え、2026年も8月までに182走に達しました。出走の中心は芝ですが、ダートでも一定数走っています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2022年 | 88 |
| 2023年 | 248 |
| 2024年 | 267 |
| 2025年 | 273 |
| 2026年 | 182 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 479 | 26.5% | +3.2 |
| 芝 1401〜1800m | 155 | 20.6% | -0.1 |
| 芝 1801〜2200m | 25 | 12.0% | -5.4 |
| ダート 〜1400m | 311 | 13.2% | -3.6 |
| ダート 1401〜1800m | 82 | 20.7% | -1.7 |
得意は芝の1400m以下です。複勝率26.5%で、人気との比較でも上積みが残りました。同じ芝でも1401〜1800mでは20.6%まで下がり、人気どおりの成績に落ち着きます。苦手はダートの1400m以下で13.2%。同じ短距離でも、芝と砂でこれだけ開きます。ダートでも1401〜1800mなら20.7%を保つので、砂に出るなら短いところではありません。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 阪神・芝1400m | 19 | 36.8% | +13.4 |
| 東京・ダート1600m | 12 | 25.0% | +12.0 |
| 中京・芝1200m | 29 | 34.5% | +11.4 |
| 小倉・芝1800m | 11 | 27.3% | +11.0 |
| 札幌・芝1200m | 18 | 44.4% | +9.2 |
| 東京・芝1400m | 31 | 12.9% | -8.6 |
| 阪神・ダート1200m | 23 | 8.7% | -8.4 |
| 中京・ダート1200m | 19 | 10.5% | -7.3 |
| 京都・芝1600m | 21 | 9.5% | -6.9 |
| 中山・ダート1200m | 81 | 12.3% | -3.3 |
芝の短いところは各地で数字が出ています。札幌の芝1200mが44.4%、阪神の芝1400mが36.8%、中京の芝1200mが34.5%。いずれも出走はまだ30回に届かず、振れの大きさは残ります。目を引くのは東京の芝1400mで、得意な距離帯にもかかわらず12.9%どまりでした。ダートは阪神の1200mが8.7%と苦しく、出走がいちばん多い中山の1200mでも12.3%にとどまります。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 524 | 23.1% | +0.5 |
| 芝 稍重 | 89 | 27.0% | +4.0 |
| 芝 道悪 | 51 | 33.3% | +7.9 |
| ダート 良 | 252 | 14.3% | -3.7 |
| ダート 稍重 | 85 | 12.9% | -3.9 |
| ダート 道悪 | 57 | 19.3% | -0.4 |
芝は水が入るほど数字が上がります。良の23.1%から稍重で27.0%、道悪では33.3%まで伸びました。人気との比較でも道悪がいちばん大きな上積みです。ただし芝の道悪はまだ51走なので、この並びが続くかは追いかけたいところ。ダートは湿り方で上下します。良は14.3%、稍重ではむしろ12.9%まで下がりました。道悪まで渋ると19.3%に戻りますが、人気との比較はどの馬場でもマイナス側です。
▶ 芝の道悪に強い血統は別記事で実測しています:芝の道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 逃げ | 95 | 46.3% | +4.0 |
| 芝 先行 | 208 | 30.8% | -1.9 |
| 芝 差し | 183 | 20.8% | +2.4 |
| 芝 追込 | 146 | 6.2% | -2.3 |
| ダート 逃げ | 43 | 46.5% | +8.8 |
| ダート 先行 | 136 | 25.0% | -8.6 |
| ダート 差し | 120 | 1.7% | -10.3 |
| ダート 追込 | 95 | 2.1% | -2.0 |
位置取りの差がそのまま成績に出る血です。芝の逃げは46.3%で、人気との比較でも上積みが残りました。先行では30.8%、差しは20.8%、追込は6.2%と、下がり方がきれいにそろっています。ダートはもっと極端で、逃げれば46.5%まで届くのに、差しは1.7%。120走を数えてなおこの水準です。砂で後ろからの競馬になった産駒は、大きく評価を下げてよい形です。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 91 | 30.8% | +6.4 |
| 芝 未勝利 | 235 | 18.3% | +1.7 |
| 芝 1勝クラス | 145 | 27.6% | -0.3 |
| 芝 2勝クラス | 51 | 29.4% | +3.7 |
| 芝 3勝クラス | 46 | 34.8% | +4.4 |
| 芝 オープン特別・リステッド | 40 | 27.5% | -4.7 |
| 芝 重賞 | 56 | 16.1% | +0.4 |
| ダート 新馬 | 26 | 3.8% | -11.1 |
| ダート 未勝利 | 206 | 17.5% | +0.8 |
| ダート 1勝クラス | 112 | 13.4% | -4.9 |
| ダート 2勝クラス | 35 | 17.1% | -7.4 |
| ダート 3勝クラス | 14 | 0.0% | -20.9 |
芝は新馬から数字が出ています。デビュー戦で30.8%、人気との比較でも上積みが残りました。上のクラスでも落ちず、2勝クラスで29.4%、3勝クラスでは34.8%まで伸びます。頭打ちになるのはその上で、オープン特別・リステッドは人気ほど走れず、重賞では16.1%まで下がりました。ダートは新馬が3.8%と苦しく、1勝クラスも13.4%どまりです。
まとめ
- 産駒が走り始めたのは2022年。出走の中心は芝ですが、ダートでも一定数走っています。
- 得意は芝の1400m以下。複勝率26.5%で、人気との比較でも上積みが残ります。
- 苦手はダートの1400m以下。13.2%どまりで、同じ短距離でも芝とは大きく開きます。
- 前に行けるかどうかが決定的。ダートは逃げで46.5%、差しに回ると1.7%まで落ちます。
- 芝は水が入るほど上向く。良の23.1%から、道悪では33.3%まで伸びました。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、ファインニードル産駒の出走延べ1,058走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







