サートゥルナーリア産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

サートゥルナーリア産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

サートゥルナーリアの産駒は、2024年に走り始めたばかりです。数字はどれもこれから動く段階ですが、芝と砂ではっきり明暗が分かれるなど、輪郭はすでに見え始めています。距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測で整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2024〜2026年
産駒の出走
延べ1,353走(236頭)
初出走の年
2024年

サートゥルナーリア産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2024年で、ここまでの出走は延べ1,353走ぶん。2025年に延べ656走まで一気に増え、2026年も8月までに555走を数えます。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2024年142
2025年656
2026年555

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m20329.6%+0.5
芝 1401〜1800m44331.4%-1.4
芝 1801〜2200m27629.3%+0.6
芝 2201m〜5427.8%+1.1
ダート 〜1400m13621.3%-3.3
ダート 1401〜1800m21716.6%-6.5
ダート 1801〜2200m2035.0%-3.2

芝と砂で明暗がはっきり分かれました。はどの距離帯でも複勝率3割前後を保っており、いちばん多く使われている1401〜1800mは31.4%です。距離を選ばずに走れているのが、現時点でのいちばんの持ち味といえます。一方、ダートの1401〜1800mは16.6%まで落ち、人気も大きく下回りました。砂の1400m以下も21.3%どまりです。ダートに替わったときは、はっきり評価を下げたいところです。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
札幌・芝2000m1258.3%+27.6
札幌・芝1500m1154.5%+22.0
東京・芝2400m1428.6%+12.8
新潟・芝1800m2352.2%+11.0
阪神・芝2200m1127.3%+9.2
小倉・芝1800m1717.6%-19.6
函館・芝1800m1414.3%-17.6
阪神・ダート1800m336.1%-16.4
新潟・芝1400m1513.3%-13.6
中山・ダート1200m2412.5%-13.4

上位に並んだのはすべて芝のコースでした。札幌の芝2000mは複勝率58.3%です。新潟の芝1800mも52.2%で、こちらは23走を重ねての数字でした。逆に下のほうには砂が入り、阪神のダート1800mは6.1%どまり。中山のダート1200mも12.5%でした。芝でも小倉の1800mは17.6%と苦戦しており、コースによる当たり外れはまだ大きく出ています。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良80230.0%-0.6
芝 稍重13332.3%+3.2
芝 道悪4126.8%-2.1
ダート 良25619.9%-5.3
ダート 稍重7524.0%+0.4
ダート 道悪4613.0%-10.3

芝は馬場が渋っても数字が動きません。良で30.0%、稍重ではむしろ32.3%まで上がりました。少し湿ったくらいはまったく苦にしていません。ダートは逆で、良でも19.9%と人気を下回ります。道悪では13.0%まで落ちました。砂に水が入ったときは、さらに割り引きたいところです。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ8245.1%+0.3
芝 先行32937.7%-3.9
芝 差し35028.6%+0.4
芝 追込21415.9%+2.5
ダート 逃げ5032.0%-13.6
ダート 先行12338.2%-4.0
ダート 差し1166.9%-9.8
ダート 追込884.5%-1.4

人気との比較で見ると、この血には少し変わった形が出ています。芝の追込は複勝率15.9%ながら人気以上に走れており、後ろからでも届く産駒がいる形です。逆に芝の先行は37.7%と水準こそ高いものの、人気ほどは走れていません。砂では差しが6.9%まで落ち、ダートで後方に置かれると苦しくなります。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬16334.4%-0.8
芝 未勝利42623.7%-1.1
芝 1勝クラス20032.0%+0.6
芝 2勝クラス6550.8%+8.2
芝 3勝クラス2646.2%+3.3
芝 オープン特別・リステッド2934.5%-2.4
芝 重賞6728.4%-1.0
ダート 新馬1513.3%-9.3
ダート 未勝利26719.1%-4.7
ダート 1勝クラス7726.0%-1.0
ダート 2勝クラス1315.4%-13.9

芝で目を引くのは2勝クラスで、複勝率50.8%。人気以上に走れており、3勝クラスでも46.2%を残しました。新馬の34.4%、未勝利の23.7%と比べても、2勝・3勝クラスのほうが高い複勝率です。対照的にダートの未勝利は19.1%で、人気を下回っています。砂での下級条件は、現時点では評価を下げたいところです。

サートゥルナーリアと相性の良い母父

同じ母の父を持つ馬を、父がサートゥルナーリアかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒が走り始めたばかりなので、取り上げられる母の父はごく限られます。

ハーツクライ

(父:サートゥルナーリア × 母父:ハーツクライ)

母父がハーツクライの馬で比較すると、父がサートゥルナーリアの馬は複勝率35.2%。父がサートゥルナーリアでない馬の20.6%を大きく上回っています。
特に芝の良馬場では好成績です。また、芝の1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を14.6%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m1723.5%-8.1
芝 1401〜1800m3850.0%+14.6
芝 1801〜2200m2544.0%+12.5
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良7837.2%+4.8
ダート 良1618.8%-5.8

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2024年。2025年に一気に増え、ここまでの出走は延べ1,353走です。
  • はどの距離帯でも複勝率3割前後。距離を選ばずに走れているのが現時点の持ち味です。
  • 割引材料はダート。1401〜1800mは16.6%まで落ち、人気も大きく下回りました。
  • 脚質は芝の追込が人気以上に走れています。芝の先行は37.7%と水準は高いものの、人気ほどではありません。
  • クラスは芝の2勝クラスが50.8%。新馬・未勝利より、上のクラスのほうが数字は高く出ています。
  • 相性の良さが目立った母の父は以下の1頭。
    • ハーツクライ:特に芝の良馬場では好成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2024〜2026年、サートゥルナーリア産駒の出走延べ1,353走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。