タリスマニック産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

タリスマニック産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

タリスマニックの産駒が中央で走り始めたのは2022年です。産駒数も増え、ダートを主戦場としながら、水が入り切ったときの強さが浮かび上がってきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2022〜2026年
産駒の出走
延べ936走(122頭)
初出走の年
2022年

タリスマニック産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2022年。2023年の270走を頂点に、2025年は207走、2026年も8月までに138走を数えています。出走の中心はダートで、芝は短いところに集まっています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2022年78
2023年270
2024年243
2025年207
2026年138

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m15323.5%+4.3
芝 1401〜1800m1057.6%-5.5
芝 1801〜2200m6914.5%-4.1
ダート 〜1400m25920.1%+0.2
ダート 1401〜1800m31219.6%+0.5
ダート 1801〜2200m244.2%-10.9

ダートは1400m以下で20.1%、1401〜1800mで19.6%と、距離を問わず2割前後をそろえます。はっきり分かれるのは芝で、得意な1400m以下は23.5%と数字を残しました。苦手は1401〜1800mで、7.6%まで急落します。距離が一段延びるだけで別の血のような数字になるので、芝で使うなら短いところに限られます。芝の1801〜2200mも14.5%で、人気ほどは走れていません。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
京都・芝1200m1154.5%+21.7
小倉・芝1200m3234.4%+13.0
函館・ダート1000m1442.9%+11.8
新潟・ダート1800m3231.2%+9.8
新潟・ダート1200m2030.0%+8.5
阪神・芝2000m128.3%-12.4
京都・ダート1200m1513.3%-11.6
京都・芝1400m110.0%-11.6
小倉・ダート1700m2611.5%-10.8
東京・ダート2100m137.7%-10.6

芝の短距離では小倉の1200mが34.4%と目立ちます。ダートは新潟との相性がよく、1800mが31.2%、1200mも30.0%。函館の1000mも42.9%と高い数字を出しました。対照的に小倉のダート1700mは11.5%、東京のダート2100mも7.7%と伸びません。芝でも阪神の2000mが8.3%どまりでした。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良25716.0%-0.6
芝 稍重5619.6%-2.1
芝 道悪229.1%-8.2
ダート 良39419.5%0.0
ダート 稍重11712.8%-6.2
ダート 道悪9026.7%+6.7

この血のいちばんの特徴が馬場です。ダートは良で19.5%と平凡、稍重に至っては12.8%まで落ち込みます。ところが重・不良まで渋ると26.7%に跳ね上がり、人気との比較でも大きな上積みが残りました。少し湿った程度ではむしろ嫌われ、水が入り切ってようやく本領という形です。ダートの道悪は迷わず評価を上げてよい条件で、逆に稍重の発表なら手を控えたいところ。芝は良で16.0%どまりで、湿っても数字は伸びていません。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ3116.1%-14.9
芝 先行6931.9%+2.5
芝 差し11916.8%-0.8
芝 追込1116.3%-0.2
ダート 逃げ6847.1%+6.7
ダート 先行19737.1%-0.8
ダート 差し1726.4%-6.2
ダート 追込1640.0%-3.9

ダートで前を取れるかどうかがすべてです。逃げれば47.1%、先行でも37.1%を残します。一列下がると景色が変わり、ダートの差しは6.4%。ダートの追込にいたっては164走して3着以内がありません。砂で控える形になった産駒は、思い切って評価を下げてよさそうです。芝も先行の31.9%に対し、追込は6.3%まで落ちます。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬605.0%-5.9
芝 未勝利16712.6%-1.0
芝 1勝クラス5424.1%+1.6
芝 2勝クラス1346.2%+10.4
芝 3勝クラス1346.2%+8.5
芝 オープン特別・リステッド1723.5%-1.0
芝 重賞119.1%-6.6
ダート 新馬407.5%-6.0
ダート 未勝利32522.5%+1.9
ダート 1勝クラス18617.7%-2.2
ダート 2勝クラス3517.1%-0.2
ダート 3勝クラス128.3%-8.3

新馬戦の数字が低い血です。芝の新馬が5.0%、ダートの新馬も7.5%と、どちらも人気を裏切る側に回っています。新馬戦より数字が上なのは未勝利で、ダートの未勝利は22.5%。人気との比較でもわずかにプラスを保っています。ダートは1勝クラスで17.7%まで下がりますが、芝は2勝クラス・3勝クラスでそろって46.2%を記録しました。ただしどちらもまだ13走です。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2022年。出走の中心はダートで、芝は短いところに集まっています。
  • ダートの道悪がいちばんの武器。稍重の12.8%から、重・不良では26.7%まで跳ね上がります。
  • 芝は1400m以下だけ。23.5%を残す一方、1401〜1800mでは7.6%まで急落します。
  • ダートで後ろからは苦しい。差しで6.4%、追込は164走して3着以内がありません。
  • 新馬戦の数字が低い。芝の新馬は5.0%どまりで、ダートの未勝利では22.5%です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、タリスマニック産駒の出走延べ936走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。