札幌ダート1700mの傾向|コースの特徴と狙い方

札幌ダート1700mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
ダート1700mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 札幌・ダート1700m
- 1番人気の複勝率
- 63.7%
- 三連複 万馬券率
- 31.8%
- 集計レース数
- 387レース
まず押さえる特徴
脚質:位置取り別の傾向
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1400〜1700m戦の平均を上回ります。
前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。
| 位置取り | 出走数 | 札幌ダ1700 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 1,248 | 51.5% | 42.4% |
| 好位 | 1,113 | 29.8% | 25.3% |
| 中団 | 1,330 | 10.6% | 11.8% |
| 後方 | 1,264 | 2.0% | 5.3% |
ペース:200mごとの平均ラップ
下のグラフはその200m区間だけを並べたもので、数字は区間の終わり(スタートからの距離)を表します。最初の100mの平均は6.8秒で、これは他場と比較して速い入りです。
入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。
枠順:馬場で有利な枠が変わる
内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
ただし馬場状態によって有利な枠が入れ替わるので、下の表で確認してください。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 21.7% | 24.1% | 外が有利 |
| 良馬場 | 20.5% | 25.3% | 外が有利 |
| 道悪 | 23.9% | 21.9% | 内が有利 |
開催が進むと内有利が強まる
開催が進むほど、内枠の有利がはっきりしていきます。
後半ほど、内をロスなく立ち回れる馬を評価できます。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 外枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 外枠が有利 |
| 終盤(7日目以降) | 内枠が有利 |
荒れ度:配当は平均どおり
三連複の平均配当は18,661円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。
出走間隔:休み明けでも走れる
間隔が開いた馬ほど走っています。仕上がり途上に見える馬でも、ここでは割り引かずに評価したいところです。また、中1〜2週で使われた馬も複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。
| 前走からの間隔 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 中1〜2週 | 2,161 | 25.0% | 23.0% |
| 3〜5週 | 1,425 | 21.7% | 22.4% |
| 6〜12週 | 797 | 21.0% | 19.9% |
| 13週以上 | 458 | 21.2% | 16.0% |
馬体重:大型馬が走るコース
520kg以上でもこなせるコースです。力の要る舞台で、馬格は武器になります。
| 馬体重 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 619 | 18.1% | 14.1% |
| 440〜479kg | 2,338 | 23.0% | 19.8% |
| 480〜519kg | 1,778 | 24.4% | 22.6% |
| 520kg以上 | 295 | 26.8% | 24.0% |
好走しやすい血統
このコースで複勝率が高い種牡馬です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- サンダースノー 4-8-1-18 複勝率 41.9%
- ハーツクライ 11-11-9-53 複勝率 36.9%
- サトノダイヤモンド 4-4-4-21 複勝率 36.4%
- ドゥラメンテ 9-7-5-42 複勝率 33.3%
- マインドユアビスケッツ 6-4-8-36 複勝率 33.3%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばキングマンボ 3×4なら、父方をさかのぼって3代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じキングマンボがいます。
札幌ダート1700mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| キングマンボ 3×4 | 22 | 6-3-1-12 | 45.5% |
| ファピアノ 5×5 | 47 | 7-5-5-30 | 36.2% |
| ヌレイエフ 5×4 | 157 | 19-10-16-112 | 28.7% |
| ニジンスキー 5×5 | 92 | 8-6-12-66 | 28.3% |
| レイズアネイティヴ 5×5 | 631 | 57-61-52-461 | 26.9% |
いちばん高いのはキングマンボのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| トニービン 4×3 | 23 | 1-0-1-21 | 8.7% |
| ニアークティック 5×5 | 85 | 0-1-8-76 | 10.6% |
| ダマスカス 4×5 | 22 | 1-2-0-19 | 13.6% |
トニービン・ニアークティックのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースでの複勝率が高い騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- モレイラ 13-2-4-11 複勝率 63.3%/勝率 43.3%
- 川田将雅 4-1-3-6 複勝率 57.1%/勝率 28.6%
- ルメール 31-18-11-58 複勝率 50.8%/勝率 26.3%
- 武豊 24-21-13-62 複勝率 48.3%/勝率 20.0%
- 三浦皇成 2-1-4-10 複勝率 41.2%/勝率 11.8%
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 三浦皇成 2-1-4-10 平均6.9番人気の馬で複勝率 41.2%(人気どおりなら22.7%)
- 荻野極 2-0-3-10 平均7.5番人気の馬で複勝率 33.3%(人気どおりなら17.6%)
- モレイラ 13-2-4-11 平均2.1番人気の馬で複勝率 63.3%(人気どおりなら52.9%)
- 和田竜二 2-2-1-9 平均6.1番人気の馬で複勝率 35.7%(人気どおりなら27.1%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が36.0%。リピーターに注目です。
札幌ダート1700mは一度好走した馬が何度でも走るコースです。同コース好走歴だけで軸候補の根拠になります。
まとめ:買い方の指針
- 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
- 開催の後半ほど内有利が強まります。後半は内枠を一段高く見たいところです。
- 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA札幌ダート1700m・正常完走レースの実測値です(出走延べ5,030頭/387レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







