モズアスコット産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

モズアスコット産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

モズアスコットの産駒が中央で走り始めたのは2024年です。産駒数も増え、ダートの短いところと、砂が湿ったときの強さがはっきり出てきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2024〜2026年
産駒の出走
延べ1,014走(146頭)
初出走の年
2024年

モズアスコット産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2024年。2025年には延べ505走を数え、2026年も8月までに391走に達しました。出走の中心はダートですが、芝でも短いところなら数字を残しています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2024年118
2025年505
2026年391

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m18925.4%+3.4
芝 1401〜1800m15917.6%-2.5
芝 1801〜2200m4117.1%+4.3
ダート 〜1400m37532.8%+4.5
ダート 1401〜1800m23930.1%+2.9

得意はダートの1400m以下です。複勝率32.8%で、人気との比較でも上積みが残りました。ダートは1401〜1800mでも30.1%を保ち、砂なら距離を問いません。苦手は芝の1401〜1800mで17.6%。芝も1400m以下なら25.4%あるので、こちらも短いほうが向いています。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
小倉・ダート1000m1346.2%+24.5
中京・芝1400m1637.5%+20.9
新潟・芝1400m1136.4%+20.1
中京・ダート1800m1747.1%+19.7
京都・芝1400m1741.2%+19.5
札幌・芝1200m1216.7%-12.4
新潟・芝1000m1118.2%-9.8
阪神・ダート1200m2313.0%-8.5
中京・ダート1200m2015.0%-8.3
中山・芝1600m175.9%-8.1

目立つのは中京のダート1800mの47.1%と、小倉のダート1000mの46.2%です。芝でも京都の芝1400mが41.2%、中京の芝1400mが37.5%と、1400mでそろって数字が出ました。逆に中山の芝1600mは5.9%と苦戦しています。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良31619.6%-0.5
芝 稍重6026.7%+3.7
芝 道悪1729.4%+12.0
ダート 良43729.7%+2.3
ダート 稍重10436.5%+9.4
ダート 道悪8033.8%+3.0

ダートは水が入るほど強くなります。良でも29.7%ありますが、稍重では36.5%まで上がり、人気との比較でも大きな上積みが残りました。重・不良でも33.8%を保ちます。雨の予報が出たら、迷わず評価を上げてよい血です。芝は良で19.6%どまりで、こちらは条件が整っても数字が伸びていません。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ2544.0%+7.2
芝 先行11728.2%-1.0
芝 差し11919.3%+0.6
芝 追込12111.6%+2.6
ダート 逃げ5754.4%+0.4
ダート 先行22347.5%+3.9
ダート 差し20323.6%+3.1
ダート 追込1387.2%+0.8

ダートの先行が47.5%で、人気との比較でも上積みが残りました。ハナを切れれば54.4%まで上がります。目を引くのは差しで、23.6%と数字を残しつつ人気以上にも走れています。前が止まりにくいダートで後ろからでも届くのは、この血の強みです。芝も追込が11.6%ながら人気以上で、位置取りを問わず戦えるタイプです。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬7126.8%+7.4
芝 未勝利18116.0%-3.3
芝 1勝クラス7719.5%-2.8
芝 2勝クラス1533.3%-3.0
芝 オープン特別・リステッド1145.5%+24.9
芝 重賞3327.3%+11.4
ダート 新馬4934.7%+10.8
ダート 未勝利34930.9%+2.8
ダート 1勝クラス14134.8%+6.5
ダート 2勝クラス5831.0%+0.5
ダート 3勝クラス1910.5%-17.9

ダートは新馬から2勝クラスまで、そろって3割台を並べています。とくにダートの1勝クラスは34.8%で、人気との比較でも上積みが残りました。芝も重賞では27.3%と健闘しています。一方、芝の未勝利は16.0%どまりで、新馬の26.8%から大きく下がります。同じ人気帯の馬と比べても足りていません。ダートの3勝クラスは10.5%まで落ちますが、走ったのはまだ19回です。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2024年。出走はダート中心で、芝でも短いところなら数字を残しています。
  • 得意はダートの1400m以下。複勝率32.8%で、人気との比較でも上積みが残ります。
  • ダートは水が入るほど強い。稍重では36.5%まで上がります。
  • ダートの先行が47.5%。差しに回っても人気以上に走れています。
  • 苦手は芝の1401〜1800m。17.6%どまりで、芝なら短いほうが向いています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2024〜2026年、モズアスコット産駒の出走延べ1,014走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。