アルアイン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

アルアイン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

アルアインの産駒が中央で走り始めたのは2023年です。産駒数も増え、芝の短いところという得意条件と、クラスによる数字の差が見えてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2023〜2026年
産駒の出走
延べ958走(144頭)
初出走の年
2023年

アルアイン産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2023年。2025年には368走を数え、2026年も8月までに259走に達しました。出走の中心は芝ですが、ダートでも一定数走っています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2023年69
2024年262
2025年368
2026年259

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m20528.3%+4.3
芝 1401〜1800m25918.5%-0.5
芝 1801〜2200m17017.1%-2.6
芝 2201m〜2317.4%-1.3
ダート 〜1400m14617.1%-0.1
ダート 1401〜1800m14413.2%-2.5

得意は芝の1400m以下です。複勝率28.3%で、人気との比較でも上積みが残りました。距離が延びるほど数字は落ち、1401〜1800mで18.5%、苦手の1801〜2200mでは17.1%まで下がります。ダートも1400m以下の17.1%が上限で、1401〜1800mは13.2%にとどまります。芝ダート両方で、短いほうが向いている形です。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
新潟・芝1000m1952.6%+22.6
中京・芝1600m1241.7%+20.5
中京・ダート1800m1435.7%+17.0
京都・ダート1400m1241.7%+16.2
福島・芝1200m3141.9%+14.1
小倉・ダート1700m130.0%-14.0
東京・芝1600m244.2%-12.5
東京・芝2000m128.3%-10.8
中山・ダート1800m244.2%-9.7
阪神・芝1600m110.0%-9.2

芝の短いところは各地で数字が出ています。新潟の芝1000mが52.6%、福島の芝1200mが41.9%。ダートでも中京の1800mが35.7%、京都の1400mが41.7%と健闘しました。反対に苦しいのが東京の芝で、1600mが4.2%、2000mも8.3%と伸びません。阪神の芝1600mもまだ3着以内がありません。同じマイルでも中京は41.7%を残しており、この距離は場所で大きく分かれます。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良53121.7%+0.6
芝 稍重9021.1%-0.4
芝 道悪3613.9%-4.5
ダート 良20514.6%-2.0
ダート 稍重5817.2%-0.7
ダート 道悪3813.2%-2.9

馬場では評価がほとんど動きません。芝は良で21.7%、稍重でも21.1%と、湿ってもそのままの水準を保ちます。人気との比較もどちらもほぼ差がなく、雨の予報で手を入れる必要はありません。落ちるのは芝の道悪で13.9%。ただし36走しかなく、判断はもう少し先になります。ダートは良で14.6%、道悪で13.2%と、こちらも馬場による違いは出ていません。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ9635.4%-1.3
芝 先行21625.5%-3.4
芝 差し18015.6%-4.7
芝 追込1468.2%+1.4
ダート 逃げ2147.6%+4.2
ダート 先行8326.5%-8.5
ダート 差し1069.4%-1.9
ダート 追込913.3%-0.2

芝で数字がいちばん高いのは逃げの35.4%ですが、これは人気どおりの結果です。人気との比較で目立つのはむしろマイナス側で、芝の先行が25.5%、芝の差しが15.6%。どちらも人気ほど走れていません。ダートも差しは9.4%どまりです。芝で唯一プラスに振れたのは追込ですが、複勝率そのものは8.2%です。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬9418.1%-0.7
芝 未勝利32517.5%-0.9
芝 1勝クラス13227.3%+3.4
芝 2勝クラス5728.1%+0.5
芝 重賞3724.3%+3.4
ダート 新馬290.0%-17.2
ダート 未勝利19213.0%-2.4
ダート 1勝クラス5824.1%+7.0

クラスで数字がはっきり分かれます。芝は新馬が18.1%、未勝利が17.5%と低く、1勝クラスでは27.3%まで上がります。人気との比較でも上積みが残り、2勝クラスの28.1%、重賞の24.3%と水準は続きました。手薄なのはダートの新馬で、29走してまだ3着以内がありません。ダートも1勝クラスなら24.1%です。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2023年。出走の中心は芝ですが、ダートでも一定数走っています。
  • 得意は芝の1400m以下。複勝率28.3%で、人気との比較でも上積みが残ります。
  • 苦手は芝の1801〜2200m。17.1%まで下がり、距離が延びるほど数字を落とします。
  • 芝は1勝クラス以上で数字が上がります。未勝利の17.5%に対し、1勝クラスは27.3%でした。
  • 馬場では評価が動きません。芝は良でも稍重でも21%台をそのまま保ちます。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023〜2026年、アルアイン産駒の出走延べ958走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。