フィエールマン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

フィエールマン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

フィエールマンの産駒が中央で走り始めたのは2024年です。産駒数も増え、芝のマイルから中距離で数字を残すこと、そして前で運べたときに強いことが見えてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2024〜2026年
産駒の出走
延べ688走(110頭)
初出走の年
2024年

フィエールマン産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2024年。2025年には332走を数え、2026年も8月までに262走に達しました。出走のほとんどは芝で、ダートは限られた条件に集まっています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2024年94
2025年332
2026年262

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m10124.8%+3.0
芝 1401〜1800m18329.5%+3.7
芝 1801〜2200m19426.3%+1.6
芝 2201m〜5628.6%-0.5
ダート 〜1400m6212.9%-5.0
ダート 1401〜1800m8919.1%+2.6

得意は芝の1401〜1800mです。複勝率29.5%で、人気との比較でも上積みが残りました。1801〜2200mでも26.3%を保ち、距離が延びても数字は落ちません。苦手はダートの1400m以下で、12.9%まで下がります。同じ砂でも1401〜1800mなら19.1%を残すので、短いところほど分が悪くなります。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
小倉・芝1200m1747.1%+23.9
中山・芝1600m1637.5%+16.5
中山・芝1800m1353.8%+16.0
東京・芝2400m1936.8%+4.4
東京・芝2000m3033.3%+4.2
函館・芝1200m110.0%-14.1
東京・芝1400m147.1%-9.0
東京・ダート1400m119.1%-6.7
福島・芝1200m1921.1%-6.3
福島・芝1800m2020.0%-4.5

出走がいちばん多いのは東京の芝2000mで、33.3%を残しました。中山では芝1800mが53.8%、芝1600mも37.5%と高く出ましたが、いずれも出走はまだ20回に届いていません。反対に東京の芝1400mは7.1%どまりです。函館の芝1200mは11回走って3着以内がありません。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良43128.1%+3.0
芝 稍重8226.8%+2.9
芝 道悪2114.3%-9.2
ダート 良9122.0%+4.0
ダート 稍重397.7%-4.3
ダート 道悪2412.5%-9.0

芝は良で28.1%。稍重でも26.8%を保ち、少しの雨なら影響しません。落ちるのは芝の道悪で、21回走って14.3%どまりでした。砂は湿ると苦しく、稍重で7.7%まで落ちます。重・不良でも12.5%どまりです。ダートの良なら22.0%を残すので、砂を使うなら乾いた日に限られます。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ3737.8%-7.3
芝 先行15149.0%+11.3
芝 差し19722.3%-0.1
芝 追込1479.5%-0.2
ダート 先行5337.7%+3.7
ダート 差し466.5%-5.5
ダート 追込462.2%-1.6

芝の先行が49.0%で、前で運べた産駒はほぼ半数が馬券に絡んでいます。ハナまで行くと37.8%で、逃げるより一列後ろのほうが数字は上です。差しに回ると22.3%。追込では9.5%まで落ちます。砂はさらに極端で、ダートの追込は2.2%。前に行けるかどうかがそのまま結果に出ています。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬7823.1%+4.1
芝 未勝利30326.4%+3.1
芝 1勝クラス10134.7%+4.1
芝 2勝クラス2429.2%-2.3
芝 重賞1520.0%-0.8
ダート 新馬1216.7%+2.9
ダート 未勝利10617.0%-0.2
ダート 1勝クラス3417.6%+0.5

芝は新馬戦より、未勝利・1勝クラスで数字が上がっています。新馬の23.1%に対し、未勝利では26.4%。1勝クラスでは34.7%まで伸びました。ダートは新馬から1勝クラスまで1割台に並び、砂では条件が替わっても数字が動きません。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2024年。出走のほとんどは芝で、ダートは限られた条件に集まっています。
  • 得意は芝の1401〜1800m。複勝率29.5%で、人気との比較でも上積みが残ります。
  • 芝の先行が49.0%。前で運べた産駒はほぼ半数が馬券に絡んでいます。
  • 苦手はダートの1400m以下。12.9%まで下がり、砂は短いほど分が悪くなります。
  • 芝は新馬より未勝利・1勝クラスで上昇。1勝クラスでは34.7%まで伸びます。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2024〜2026年、フィエールマン産駒の出走延べ688走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。