京都芝2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都芝2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

京都芝2400mは、極端な脚質の有利不利は出にくいコースです。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
京都・芝2400m
1番人気の複勝率
77.5%
三連複 万馬券率
19.4%
集計レース数
103レース

まず押さえる3つの特徴

1脚質の有利不利は小さめ
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦とほぼ同じ。
2堅く決まりやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より低い。
3開催が進むと外枠有利に
後半になるほど内枠の成績が落ちていく。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率は、全国の芝2200〜2600m戦とほぼ同水準です。極端な脚質の有利不利は出にくいコースです。

逃げ・先行
35.4%
好位
35.1%
中団
24.4%
後方
12.7%
4角の位置取り別の複勝率(京都芝2400・2018-2026)。
位置取り出走数京都芝2400全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行27135.4%36.3%
好位30835.1%32.4%
中団27124.4%20.9%
後方30712.7%8.2%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝2200〜2600m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

12.7
1F
11.3
2F
11.6
3F
12.8
4F
12.8
5F
12.6
6F
12.7
7F
12.7
8F
12.1
9F
11.9
10F
11.5
11F
11.9
12F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(京都芝2400・103レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:内が有利

外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうがやや上です。
馬場状態による違いは下の表のとおりです。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体27.9%25.8%内が有利
良馬場27.6%25.0%内が有利
道悪29.2%28.8%ほぼ互角

開催が進むと外枠有利に傾く

序盤に比べ、終盤ほど内枠の成績が下がり、外枠が利いてきます。
馬場が使われて内が荒れてくる影響と考えられます。

同じ京都芝2400mでも、開催の後半は外枠を見直すのが有効です。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内枠が有利
終盤(7日目以降)外枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:堅く決まりやすいコース

三連複の平均配当は12,557円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。

人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。

人気:1番人気は信頼できる

1番人気の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を上回ります。1番人気を疑う理由は薄く、軸は素直に1番人気から入ってよいコースです。

中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が低くなっています。ひもも上位人気で固めるほうが向いています。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気10277.5%67.8%
2〜3番人気20556.1%49.7%
4〜6番人気30621.6%27.9%
7〜9番人気27311.7%12.6%
10番人気以下2716.3%4.2%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬が走るコース

520kg以上の馬は、複勝率が高くなっています。パワーで押せる馬格が武器になるコースです。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下12615.9%18.1%
440〜479kg47228.8%24.9%
480〜519kg45427.8%25.7%
520kg以上10525.7%23.7%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで複勝率が高い種牡馬です。ただし上位のなかでの開きは小さく、血統だけで絞り込むのは難しいコースです。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ディープインパクト 17-9-10-60 複勝率 37.5%
  • ステイゴールド 6-6-4-27 複勝率 37.2%
  • ハービンジャー 6-8-6-34 複勝率 37.0%
  • キズナ 9-7-7-41 複勝率 35.9%
  • エピファネイア 6-4-2-23 複勝率 34.3%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばリファール 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じリファールがいます。

京都芝2400mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
リファール 5×5544-5-8-3731.5%

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ニアークティック 5×5251-1-2-2116.0%
ノーザンテースト 4×4351-0-5-2917.1%
ニジンスキー 5×5271-1-3-2218.5%

ニアークティック・ノーザンテーストのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースで数字を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 2-2-3-3 複勝率 70.0%/勝率 20.0%
  • 川田将雅 14-5-6-16 複勝率 61.0%/勝率 34.1%
  • 浜中俊 6-7-1-12 複勝率 53.8%/勝率 23.1%
  • 池添謙一 7-6-3-14 複勝率 53.3%/勝率 23.3%
  • M.デム 2-6-4-12 複勝率 50.0%/勝率 8.3%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 2-2-3-3 平均3.6番人気の馬で複勝率 70.0%(人気どおりなら42.1%)
  • 池添謙一 7-6-3-14 平均5.4番人気の馬で複勝率 53.3%(人気どおりなら30.1%)
  • 浜中俊 6-7-1-12 平均3.7番人気の馬で複勝率 53.8%(人気どおりなら39.4%)
  • 川田将雅 14-5-6-16 平均2.5番人気の馬で複勝率 61.0%(人気どおりなら50.3%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が34.0%。リピーターに注目です。

京都芝2400mは同じ顔ぶれが何度も上位に来るコースです。コース実績のある馬は、迷ったときの後押しになります。

まとめ:買い方の指針

  • 脚質の有利不利は小さめです。位置取りより馬の力を重視したいところです。
  • 開催の後半は外枠有利にシフトします。同じコースでも時期で狙いを変えたいところです。
  • 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA京都芝2400m・正常完走レースの実測値です(出走延べ1,157頭/103レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。