サトノダイヤモンド産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

サトノダイヤモンドの産駒は2022年に走り始め、5年目に入りました。頭数は毎年増えていますが、成績の出かたには条件によってかなりの落差があります。どこを狙い、どこを避けるのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめました。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2022〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ2,145走(284頭)
- 初出走の年
- 2022年
- 目次
- サトノダイヤモンド産駒の現在地
- 距離でみる産駒
- コースでみる産駒
- 馬場状態でみる産駒
- 脚質でみる産駒
- クラスでみる産駒
- サトノダイヤモンドと相性の良い母父・悪い母父
- サトノダイヤモンドと相性が良い母父
- キングカメハメハ
- サトノダイヤモンドと相性が悪い母父
- タイキシャトル
- まとめ
サトノダイヤモンド産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2022年です。以来ほぼ一本調子で増え続け、2025年には682走を数え、2026年も8月までに412走に達しました。人気を下回る区分が多い血なので、狙いどころは絞って使います。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2022年 | 115 |
| 2023年 | 397 |
| 2024年 | 539 |
| 2025年 | 682 |
| 2026年 | 412 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 264 | 24.6% | +2.0 |
| 芝 1401〜1800m | 529 | 23.4% | -1.0 |
| 芝 1801〜2200m | 497 | 23.7% | -1.6 |
| 芝 2201m〜 | 139 | 20.1% | -5.4 |
| ダート 〜1400m | 176 | 19.9% | -3.3 |
| ダート 1401〜1800m | 455 | 22.9% | -0.9 |
| ダート 1801〜2200m | 72 | 25.0% | -0.3 |
| ダート 2201m〜 | 13 | 15.4% | -7.9 |
苦手ははっきりしています。芝の2201m以上は複勝率20.1%で、人気と比べても大きく足りず、長い距離では粘れません。ダートの1400m以下も19.9%で、ここも人気を下回りました。逆に芝でいちばん数字が高いのは1400m以下の24.6%です。砂では1801〜2200mが25.0%と最も高く、芝は短いほう、ダートは長いほうに向くという対照的な形になっています。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 東京・芝1400m | 16 | 50.0% | +26.5 |
| 函館・芝1800m | 20 | 40.0% | +18.2 |
| 札幌・ダート1700m | 33 | 36.4% | +13.7 |
| 中山・ダート1200m | 23 | 34.8% | +11.5 |
| 京都・芝1200m | 22 | 31.8% | +9.6 |
| 函館・ダート1700m | 26 | 11.5% | -16.4 |
| 中京・ダート1400m | 15 | 6.7% | -14.7 |
| 京都・ダート1200m | 16 | 18.8% | -12.6 |
| 中山・ダート1800m | 86 | 23.3% | -4.5 |
| 阪神・ダート1800m | 68 | 19.1% | -3.8 |
出走を重ねているダートの主要コースほど苦戦しています。中山のダート1800mは複勝率23.3%で、人気を下回りました。阪神のダート1800mも19.1%と伸びていません。函館のダート1700mに至っては11.5%です。同じ北海道でも札幌のダート1700mは36.4%あり、函館とは正反対の数字です。芝では東京の芝1400mが50.0%と際立ちますが、こちらはまだ16走ぶんの数字です。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 1,134 | 23.2% | -1.1 |
| 芝 稍重 | 205 | 23.4% | -1.2 |
| 芝 道悪 | 90 | 26.7% | +1.3 |
| ダート 良 | 478 | 24.1% | 0.0 |
| ダート 稍重 | 125 | 20.8% | -4.2 |
| ダート 道悪 | 113 | 15.9% | -5.0 |
水の入ったダートは明確な割引材料です。ダートの道悪は複勝率15.9%で、人気を下回りました。稍重でも20.8%まで落ちるので、砂が渋った時点で評価を下げます。一方、芝の道悪は26.7%と、むしろ数字が上がります。同じ道悪でも芝と砂で向きが逆になるのが、この血のわかりやすい特徴です。
▶ 芝の道悪に強い血統は別記事で実測しています:芝の道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 逃げ | 137 | 42.3% | +5.0 |
| 芝 先行 | 439 | 36.7% | +1.1 |
| 芝 差し | 460 | 19.8% | -3.9 |
| 芝 追込 | 381 | 6.3% | -3.6 |
| ダート 逃げ | 55 | 36.4% | -8.5 |
| ダート 先行 | 229 | 42.8% | -0.6 |
| ダート 差し | 204 | 14.7% | -2.2 |
| ダート 追込 | 228 | 4.8% | -1.0 |
この血は位置取りの影響がとりわけ大きく出ています。芝の逃げは複勝率42.3%。先行でも36.7%を残しました。ところが芝の差しは19.8%まで落ち、人気も下回っています。追込に回ると6.3%です。砂でも差しは14.7%どまりで、後ろからの競馬になった時点で大きく割り引きたい血といえます。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 200 | 24.0% | -1.9 |
| 芝 未勝利 | 622 | 22.2% | -0.4 |
| 芝 1勝クラス | 335 | 22.4% | -2.0 |
| 芝 2勝クラス | 84 | 38.1% | +3.3 |
| 芝 3勝クラス | 80 | 27.5% | +0.7 |
| 芝 オープン特別・リステッド | 24 | 20.8% | -4.6 |
| 芝 重賞 | 84 | 17.9% | -2.6 |
| ダート 新馬 | 30 | 20.0% | +2.1 |
| ダート 未勝利 | 389 | 19.5% | -3.5 |
| ダート 1勝クラス | 193 | 22.8% | -3.3 |
| ダート 2勝クラス | 48 | 35.4% | +11.8 |
| ダート 3勝クラス | 40 | 32.5% | +9.5 |
| ダート オープン特別・リステッド | 15 | 20.0% | -3.3 |
下のクラスほど人気に届いていません。ダートの未勝利は複勝率19.5%で、人気を下回っています。芝の1勝クラスも22.4%どまりでした。ところが2勝クラスは景色が変わります。芝の2勝クラスは38.1%まで上がりました。ダートも2勝クラスが35.4%と跳ねています。下級条件と2勝クラスで、評価はきれいに分かれます。
サトノダイヤモンドと相性の良い母父・悪い母父
同じ母の父を持つ馬を、父がサトノダイヤモンドかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父は限られます。
サトノダイヤモンドと相性が良い母父
キングカメハメハ
(父:サトノダイヤモンド × 母父:キングカメハメハ)
母父がキングカメハメハの馬で比較すると、父がサトノダイヤモンドの馬は複勝率33.8%。父がサトノダイヤモンドでない馬の24.4%を大きく上回っています。
芝の良馬場では人気以上に走れています。また、京都・ダート1800mは複勝率36.4%とよく走っています。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 1401〜1800m | 63 | 44.4% | +15.6 |
| 芝 1801〜2200m | 72 | 27.8% | -0.7 |
| 芝 2201m〜 | 16 | 18.8% | 0.0 |
| ダート 1401〜1800m | 57 | 43.9% | +14.8 |
| ダート 1801〜2200m | 11 | 9.1% | -14.3 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 123 | 30.1% | +4.1 |
| 芝 稍重 | 23 | 43.5% | +14.8 |
| ダート 良 | 54 | 29.6% | +3.3 |
| ダート 稍重 | 13 | 46.2% | +19.7 |
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 京都・ダート1800m | 11 | 36.4% | +7.1 |
| 東京・芝2000m | 12 | 25.0% | -6.6 |
サトノダイヤモンドと相性が悪い母父
タイキシャトル
(父:サトノダイヤモンド × 母父:タイキシャトル)
母父がタイキシャトルの馬で比較すると、父がサトノダイヤモンドの馬は複勝率12.9%。父がサトノダイヤモンドでない馬の17.8%を下回っています。
特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、ダートの1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を4.4%下回っており、過信は禁物です。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 1401〜1800m | 12 | 25.0% | +1.3 |
| 芝 1801〜2200m | 13 | 23.1% | +0.5 |
| ダート 1401〜1800m | 29 | 6.9% | -4.4 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 25 | 20.0% | -2.0 |
| ダート 良 | 19 | 10.5% | +0.9 |
まとめ
- 産駒は2022年に走り始めたばかりで、頭数はいまも増えている途中です。
- 苦手は芝の2201m以上で、複勝率20.1%。芝は距離を詰めたほうが持ち味が出ます。
- 水の入ったダートは割引材料です。道悪の複勝率は15.9%まで落ちる一方、芝の道悪は逆に数字が上がりました。
- 後ろからの競馬は苦しい血です。芝の差しは19.8%、追込は6.3%まで落ちました。
- クラスは2勝クラスから。芝の2勝クラスは38.1%で、下のクラスとは景色が変わります。
- 相性の良さが目立った母の父は以下の1頭。
- キングカメハメハ:芝の良馬場では人気以上に走れています。
- 逆に、相性が悪かった母の父は以下の1頭。
- タイキシャトル:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、サトノダイヤモンド産駒の出走延べ2,145走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







