ミッキーロケット産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ミッキーロケットの産駒が中央で走り始めたのは2022年です。産駒数も増え、芝の中距離という主戦場と、前に付けたときの強さがはっきりしてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- 対象
- JRA10場・平地(芝・ダート)
- 集計期間
- 2022〜2026年
- 産駒の出走
- 延べ503走(70頭)
- 初出走の年
- 2022年
ミッキーロケット産駒の現在地
初めて産駒が走ったのは2022年。出走がいちばん多かったのは2023年で、その後はゆるやかに減っています。舞台はほぼ芝に絞られており、ダートを使う産駒は限られます。頭数が多い血ではないので、ここに挙げる傾向も今後変わる可能性があります。
| 年 | 産駒の出走 |
|---|---|
| 2022年 | 49 |
| 2023年 | 165 |
| 2024年 | 121 |
| 2025年 | 116 |
| 2026年 | 52 |
延べ出走数。2026年は8月までの集計です。
以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。
距離でみる産駒
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 〜1400m | 56 | 21.4% | +3.5 |
| 芝 1401〜1800m | 145 | 22.8% | +3.9 |
| 芝 1801〜2200m | 111 | 27.0% | +6.0 |
| 芝 2201m〜 | 40 | 30.0% | +2.4 |
| ダート 〜1400m | 71 | 12.7% | -1.7 |
| ダート 1401〜1800m | 71 | 12.7% | -2.4 |
得意は芝の1801〜2200mです。複勝率27.0%で、人気との比較でも上積みが残りました。1401〜1800mも22.8%あり、こちらも人気以上に走れています。2201m以上は30.0%と、いちばん高い数字です。苦手はダートで、1400m以下も1401〜1800mも12.7%。砂では距離を替えても数字が動きませんでした。
コースでみる産駒
| コース | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 中山・ダート1800m | 18 | 22.2% | +10.0 |
| 小倉・芝2000m | 20 | 35.0% | +9.2 |
| 京都・芝1600m | 13 | 23.1% | +8.0 |
| 小倉・芝1800m | 27 | 33.3% | +7.7 |
| 京都・芝1800m | 16 | 25.0% | +5.2 |
| 福島・芝1800m | 11 | 9.1% | -16.8 |
| 東京・ダート1600m | 11 | 0.0% | -7.0 |
| 中山・芝1800m | 11 | 18.2% | -2.2 |
小倉の芝で数字が出ています。芝2000mが35.0%、芝1800mも33.3%とそろいました。京都でも芝1800mが25.0%を残しています。反対に福島の芝1800mは9.1%どまりで、東京のダート1600mは11回走って3着以内がありません。コースごとの出走は多くても20回台なので、いまは大まかな傾向として押さえる段階です。
※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。
馬場状態でみる産駒
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 272 | 25.7% | +4.7 |
| 芝 稍重 | 54 | 18.5% | +1.2 |
| 芝 道悪 | 26 | 26.9% | +7.9 |
| ダート 良 | 97 | 14.4% | -1.4 |
| ダート 稍重 | 30 | 6.7% | -7.2 |
| ダート 道悪 | 24 | 12.5% | -0.4 |
芝の良が25.7%で、人気との比較でも上積みが残りました。稍重では18.5%まで下がる一方、重・不良では26.9%に戻ります。芝で評価を落とす必要があるのは稍重のときだけです。ダートは良でも14.4%どまりで、稍重では6.7%まで落ちました。
▶ 芝の道悪に強い血統は別記事で実測しています:芝の道悪(重・不良)に強い血統|父系・種牡馬・母父・クロスを実測
脚質でみる産駒
| 脚質 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 逃げ | 11 | 27.3% | -0.4 |
| 芝 先行 | 77 | 50.6% | +14.6 |
| 芝 差し | 119 | 30.3% | +8.6 |
| 芝 追込 | 145 | 6.2% | -0.7 |
| ダート 先行 | 31 | 32.3% | -0.8 |
| ダート 差し | 59 | 13.6% | +3.2 |
| ダート 追込 | 56 | 0.0% | -5.0 |
際立っているのは芝の先行です。複勝率50.6%と、前に付けた産駒の半数が馬券に絡んでいます。人気との比較でも大きな上積みが残りました。差しに回っても30.3%を保ち、中団からでも走れています。落ちるのは芝の追込で6.2%、ダートの追込は56回走って3着以内がありません。
クラスでみる産駒
| クラス | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 新馬 | 39 | 17.9% | +3.6 |
| 芝 未勝利 | 133 | 20.3% | +5.2 |
| 芝 1勝クラス | 82 | 31.7% | +5.1 |
| 芝 2勝クラス | 34 | 41.2% | +8.3 |
| 芝 3勝クラス | 30 | 13.3% | -6.6 |
| 芝 オープン特別・リステッド | 13 | 46.2% | +24.5 |
| 芝 重賞 | 21 | 14.3% | -2.2 |
| ダート 新馬 | 16 | 25.0% | +8.9 |
| ダート 未勝利 | 93 | 11.8% | -3.2 |
| ダート 1勝クラス | 32 | 12.5% | -1.2 |
条件戦で数字を伸ばします。芝は未勝利の20.3%から、2勝クラスでは41.2%まで上がりました。人気との比較でも、未勝利の段階から上積みが残っています。ダートの未勝利は11.8%で、砂の下級条件では苦戦しています。芝の3勝クラスは13.3%ですが、走ったのはまだ30回です。
ミッキーロケットと相性の良い母父
同じ母の父を持つ馬を、父がミッキーロケットかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ少ないため、取り上げられる母の父は限られます。
ディープインパクト
(父:ミッキーロケット × 母父:ディープインパクト)
母父がディープインパクトの馬で比較すると、父がミッキーロケットの馬は複勝率43.2%。父がミッキーロケットでない馬の24.9%を大きく上回っています。
芝の良馬場、特に芝の1401〜1800mでは好成績です。また、芝の1801〜2200mは同じ人気帯の平均複勝率を18.2%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。
| 距離 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 1401〜1800m | 29 | 55.2% | +21.2 |
| 芝 1801〜2200m | 29 | 55.2% | +18.2 |
| 芝 2201m〜 | 16 | 31.2% | +1.7 |
| ダート 1401〜1800m | 11 | 27.3% | +0.5 |
| 馬場 | 出走 | 複勝率 | 人気以上に 走れているか |
|---|---|---|---|
| 芝 良 | 60 | 48.3% | +15.0 |
| 芝 稍重 | 11 | 45.5% | +15.6 |
| ダート 良 | 15 | 26.7% | +0.2 |
まとめ
- 産駒が走り始めたのは2022年。舞台はほぼ芝に絞られています。
- 得意は芝の1801〜2200m。複勝率27.0%で、人気との比較でも上積みが残ります。
- 芝の先行が50.6%。前に付けた産駒の半数が馬券に絡んでいます。
- 苦手はダート。1400m以下も1401〜1800mも12.7%どまりです。
- 条件戦で伸びる。芝の2勝クラスは41.2%まで上がります。
- 相性の良さが目立った母の父は以下の1頭。
- ディープインパクト:芝の良馬場、特に芝の1401〜1800mでは好成績です。
本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2022〜2026年、ミッキーロケット産駒の出走延べ503走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。







